「都合の良い信仰心」ブリムストーン Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
都合の良い信仰心
西部開拓時代のとある小さな村で旦那や子供たちと暮らす言葉を話せない助産師と、その村にやって来た顔にキズのある牧師の話。
当然ながら実際の西部開拓時代を知っている訳もなく、国や時代や宗教観等々テレビや映画からの情報と知識しか持ち合わせていないが、ある意味グロく非人道的な女性の立場や扱われ方を生々しく感じる部分が多々ある。
不幸と一言で表現してしまうと余りに短絡的だけど、主人公に次々と降りかかり逃げられない様々な過去からの出来事により、モヤモヤ感と胸糞悪さが蓄積されて非常に良かった。
ただ、この作品の展開からいうと、最後までどす黒く行くか、救われて尻上がりかと思っていたけど、取って付けた様な娘の描写が中途半端でズレているように感じた。
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