劇場公開日 2019年12月20日

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「タイトルが「スカイウォーカーはつらいよ」なら納得していた」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け ジョー・ジョー・エンさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5タイトルが「スカイウォーカーはつらいよ」なら納得していた

2020年1月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

エピソード7を見たときから既視感がありましたが、8,9とストーリーが進んでもエピソード4〜6と同じような展開で寅さんかよ!と突っ込みたくなりました。そういえばルークもハンも放浪の旅に出てしまってたし。
いっそ邦題をスターウォーズじゃなく「スカイウォーカーはつらいよ」とかにすればよかったのに。
渥美清さんが生きておられたらルーク役に、カイロレンは吉岡 秀隆さん、レイア姫は倍賞千恵子さん、ハンソロは前田吟さんで。パルパティーン皇帝はタコ社長と言ったところですかね?是非それで見てみたいです。
そういえば、男はつらいよの新作みましたが寅さん(=ルーク)は行方不明という設定、満男(=カイロレン)は仕事に行き詰まってダークサイドに落ちかけて父親(=ハンソロ)と言い合いしてたし、タコ社長(=皇帝)の工場(=帝国)は潰れてなくなったりしてた。
同じジャンルの映画なら男はつらいよの新作の方が面白かったです。

ディズニーはパロディ映画作るならもう少しギャグを入れて明るい雰囲気にした方が良かったと思います。スペースボールとかを参考にしてほしいです。
いきなりパルパティーン皇帝が復活する展開は笑ってしまいました。ギャグが面白かったのはそれくらいで後は生真面目にストーリーが進んでいきます。

ストーリーがどれくらい同じか気になったので下でエピソード4〜6と7〜9を一緒に説明してみました。

スターウォーズのストーリー紹介

エピソード4(もしくは7)
自分の正体を知らない貧しい主人公はふとしたことから悪の帝国が血眼で探しているドロイドと出会い、戦争に巻き込まれ故郷を追われ旅に出て反乱勢力と出会う。その途中でかつての英雄オビワンケノービ(ハンソロ)に出会い、師と仰ぐようになる。
しかし、旅の最中に師と仰いでいたオビワン(ハンソロ)は敵の司令官ダースベイダー(カイロレン)と対峙し命を落とす。
また、敵は惑星を破壊する強大な武器を所有しており、銀河を恐怖に陥れていた。反乱軍は力を合わせて攻撃を加え、最終的に破壊する。
ダースベイダー(カイロレン)は辛くも生き延びて復活を誓う。
主人公は師を失ったことによって自分の使命を認識するのであった。

エピソード5,6(もしくは8,9)
帝国との戦争は激化していて反乱軍は苦戦を強いられていた。反乱軍は帝国と全面対決をするが敗退し、宇宙に逃げ出していた。
主人公は自らの使命を果たすためかつてのジェダイの英雄ヨーダ(ルークスカイウォーカー)に出会う。最初は修行を拒まれるが最終的には受け入れられ、修行を受ける。
修行の過程で、主人公はダークサイドに触れ、闇の誘惑は常に自分の周りにあり、いつでもダークサイドに陥る可能性があることを知る。
一方の反乱軍は帝国から必死に逃げるが、主人公の友ハンソロら(フィンら)が捕まってしまう。主人公は友を助けるため修行の途中でマスターのもとを去る。
その後、主人公はダースベイダー(カイロレン)から自分の出生について衝撃の事実を知る。
にわかには受け入れ難い事実に再度マスターのもとを訪れる主人公。真実を知り、自分の使命は悪を倒すこと、ダースベイダー(カイロレン)を改心させることだと認識する。
敵の黒幕はパルパティーン皇帝であった。単身敵陣地に乗り込む主人公。仲間が攻撃され死にゆく様を見せつける皇帝。怒りを解き放ち自分を殺すことによってより力を得るとダークサイドに誘惑するが主人公はこれを拒み、改心したダースベイダー(カイロレン)とともに皇帝を打ち倒す。
こうして、銀河系に平和が訪れたのであった。

ジョー・ジョー・エン
いーちゃんさんのコメント
2020年1月18日

とても共感できます! 7〜9は単なる劣悪な模造品にしかすぎません。スターウォーズでこんな悲しい気持ちになる日が来るなんて思ってもいませんでした! 4〜6.1〜3では全てに単体で成り立つしっかりとしたストーリーがあり、どれをとっても素晴らしいと思っています。そして何よりストーリーがどのエピソードも外せないほどしっかりしていますよね! ですが7〜9はどれかを抜いても別になんて事もなく単体で観ると意味がわかりません、とても悲しいです! レビュー大変共感できました!こんなスターウォーズなら結局内容はどうでもいいんですよね笑

いーちゃん