「スカイウォーカーサーガ、完結に寄せて」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け とんまのまんとさんの映画レビュー(感想・評価)
スカイウォーカーサーガ、完結に寄せて
まあ自分はゴリゴリのスターウォーズマニアではないけれど。本作と共に歳を重ねてきたファンの一人ではあると思う。
ep1,2,3のストーリーやキャラクター、ep4,5,6をデジタル\((* °ᗜ°* ))/サイコーって感じで改変しちやったことについてはちょっと言いたい事もある。
けれども。ルーカスさん。そしてこの映画に関わり創り上げてきた全ての皆さん。
ともあれ、スカイウォーカーに関する物語は一区切りとなりましたね。
ちょいとクサいけど。言っておきたいのだ。
万感の想いを込めて。
ありがとう、と。
ルーカスさん、想ったとおりに構想は吐き出せましたか?成長し1人歩きを始める世界観に、戸惑われたりしたのでしょうか。
でも、あなたの想い、アイデアが、いざ作り出してみた時の、予算や他のスタッフさん達から受ける影響、スケジュールなどで変わっていったとしても、それを悲観したり否定したりは、しなくて良いと思うのです。
その時の現場の熱量、人の意思。そういうものが刹那的に産み出した物が、当初の自分の思い描いたものと違っていても、それはそんなに悪いものではないでしょう。
寧ろ結果として最高の物が出来上がっていて、それはその状況や現場の人達が、互いに影響しあってできた、その時・そこでしか生まれ得ない特別なものであったのだと思います。
現に僕らは、公開当初のスターウォーズに、とんでもない衝撃を受けました。言葉がうまく出ませんが、そこに、確かにスターウォーズの世界観、ルーク達の登場人物達の存在を、感じ取っていました。少なくとも、そう感じさせる説得力がありました。
そうして生み出された物だからこそ、こんなにも多くの人達に、強大なインパクトを残したのではないでしょうか、と勝手ではありますが思ったりしています。
まあこちらも身勝手な見方ではありますが、ふとカイロ・レン(ベン・ソロ)は、ep 4.5.6の頃に生み出された、スターウォーズの世界観そのものを体現しているのではないかな、なんて思います。
強大な力と可能性を持って世に出たけれど、その在るがままをを否定されてしまい、変えられようとして、傷つき、絶望に襲われながらも、存在を認めて欲しいと悲痛な叫びを上げながらダークサイドの誘惑に身を委ねてしまう感じの所が…。
まるで"スターウォーズ"そのものである様に思えてきました。
ラストで、亡くなった時身体が空に消えるのは、ジェダイであった証と捉えていますが、シスの世界に一度は深く堕ちかけても、ベン・ソロが葛藤の末そう亡くなったのなら、
作品世界は、その想いを遂げられたのでしょうか。少なくとも、自分は、世界の片隅にいる一ファンでしかありませんが、そうであったのではないかと思います。
そして、フィンが言いかけた事が、自分たち観る側の思い違いでなければ、フォースに触れ、感じつつあるという事であるならば。
(ep7で彼がライトセイバーを使った時、何だ、皆が使える汎用武器にする設定にしたのか、と思ってしまったのですが、後から考えると、所謂使用資格のあるとされる人以外だとフィンしか使ってない…)、あるいは8の終わりでホウキをたぐり寄せた子のように。
あなたが、皆さんが産み出し、次に繋いだ可能性は、そう悪いものではなかったし、"スターウォーズ"世界自身しとても、昇華できたのではなかったかと思います。
Man, that was a hell of ride!time fries like light speed eh!
Thanks for the great 43 years ride.
May the force be with all of you guys.
and , Godspeed!
…まあ、一般的ヲタとしてはどうしてもレイのパスファインダー探しの道中、流砂から地下世界→威嚇してくる原生種→敵意に敵意を返すのではなく原因である負傷を感じとり治してあげる…の流れは、「森へ(いやここは砂漠だが)おかえり」ってセリフが聞こえちゃうのは否めない😅
ー追記ー
とは言え、スポンサーの過剰な横槍は頂けませんな…。😣