「レイが凛々しい。」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け ガバチョさんの映画レビュー(感想・評価)
レイが凛々しい。
レイを主人公にした新たなスターウォーズの三部作も今作で完結した。女性が本来持つ強さや優しさが出ていてとても良かったんじゃないかと思う。スターウォーズの魅力である宇宙空間での宇宙船同士の戦闘や地上でのライトセーバーでの戦いも視覚効果抜群で迫力があった。チューバッカなどの異星人やBB-8などのドロイドの活躍もファンタジー的な楽しみがある。一貫したテーマである「光」と「暗黒」の対立も最後までブレていなかった。ルークスカイウォーカーが父ダースベイダーを暗黒面から救ったように、レイもカイロレンとの戦いで彼を「光」に連れ戻したように見える。スカイウォーカー一族をめぐる「光」と「暗黒」の対立劇もレイがルークの意志を受け継いで活躍したことにより決着した。
長い歴史と壮大な構想のある物語なので、この作品だけを見ると腑に落ちない所も多い。しかしシリーズをまとめる作品としてはまずまずではないかと思う。展開を変えれば新たなシリーズもできそうだ。
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