劇場公開日 2019年12月20日

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「「手堅く完結しました」という感じ」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け キリンさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「手堅く完結しました」という感じ

2019年12月31日
iPhoneアプリから投稿

正直いうと

「これが子供の頃から、いつもワクワク、ドキドキし続けてきた伝説のSF映画の完結編かぁ」

と考えると、やや寂しい気持ちになる

特にカイロレンとレイのキスシーンはこの映画を安っぽい青春映画になり下げた感さえある。

レンとレイが一緒にパルパティーンと戦うところも

「アベンジャーズでも意識したんかい?」

というくらい幻滅したし、パルパティーンの復活自体が「パイレーツオブカリビアン」以来、なんでもありになった主要キャラの復活だしな。

でも

「だったら他にどうすりゃ良かったの?」

と聞かれると、ジョージ・ルーカスならあのクライマックスシーンだけに3〜4年は悩みそうだ。JJエイブラムスだからこそ早く手堅く仕上げれたんだろうな。

このシリーズは膨大な時間をかけて続けられたから、すでに時代はスターウォーズに追いついちゃったし、逆に今回の三部作はスターウォーズが時代を追いかける立場になっていた。

かつてルーカスが並び称されたスピルバーグは、今や巨匠でSFにおいても「レディプレイヤー1」でこの古典的なシリーズでは表現できない新しい境地に立っているし、MARVELでさえスターウォーズを超えた世界観を提供している。あのままシリーズ完結が長引けば長引くほどスターウォーズの伝説は色あせてしまっただろう。

その意味でディズニーは完結を急ぎ、ヒットメーカーで仕事が早いJJエイブラムスをディレクターに選んだのかもな。あのままジョージ・ルーカスが作り続けていたら、彼の在命中に完結しなかったかもしれないからね。

キリンさん