「全ては熱いキスで終わる。」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け どろっぷさんの映画レビュー(感想・評価)
全ては熱いキスで終わる。
8が、本当にこの世から消えて欲しいほど面白くない作品で、正直9もそんなもんなんだろうと思っていた。
しかし、スターウォーズの終結を毛嫌いで見ないわけには行かないので観に行きました。
スターウォーズのファンとして、すべてを愛すというそんな阿呆なことは言わず、せめて最後はきちんと見届けなければと、なんとも自分勝手な都合ではあるがそんな気持ちでみにいった。
ついにこの監督も毒されてしまったのだと悲しくて悲しくて仕方がなかった。
正直この監督ならなんとかと、思うところもあったが。
この監督も結局ディズニーの前では、あの駄作の前では、手も足も出ずなすがままであったなと。
今回の3部作を通して感じたのは、監督を統一して欲しいということ。
もし、8が今回の監督の手で作られていたのであれば、きっと9がこんなにもひどい終わり方になるはずがないのだ。
7で築き上げてきたものを、何食わぬ顔でぶち壊して行ったのが8なのだから。
大きく転けた後の、今回だからこうなっても仕方がないとは思うけれども
8同様、客寄せパンダの登場と昔馴染みのあるキャラの雑な扱い、そして何も語られず訳が分からないまま現れる新しいキャラクター。
加えて最後に、匂わせすぎな恋愛模様。
8とディズニーに毒されてしまったとしか思えない今回が、1番みていて悲しく虚しくなってしまった。
だからこそ、もしジョージルーカスが今回の三部作を作るのであればどんなものになるのだろうかという気持ちが強くなる。
9の予告で、パルパティーンとランドーが出てくることを素直にワクワクした。
どういう出てき方をして、どういう立ち回りをするのか。
昔のキャラクターが出てくることによって、今のキャラクターと昔のキャラクターとの繋がりを結びつけてくれるのではないかと。
最初の文字でパルパティーンが出てきた瞬間に力が抜けた。
あとは何がしたいのかわからないまま雑に扱われる昔と新しいキャラクター。
もう無理なのだなと。