「空気感がたまらなくイイ」点(2017) yurinaoさんの映画レビュー(感想・評価)
空気感がたまらなくイイ
長編デビュー作の「愚行録」で石川監督の演出手腕にはビックリさせられたが、この25分の短編でもその手腕はいかんなく発揮されていた。
山田孝之と中村ゆり、この2人の関係性や、今現在の2人の状況は、詳細に語られる事はなく、
ポツポツと2人が交わす断片的なセリフから想像するしかないのだか、この演出が観ていてとても心地いいのだ。少ない会話と映像の中から、なんとなく2人の思いが伝わってくる感じがたまらなくイイ。
点、首筋のホクロ
点、2人の人生の通過点
点と点が繋がって線になる事はないのだろうか、
この点というタイトルの意味も色々と想像してしまう。
石川監督作品はこれからも目が離せない。
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