「LDH picture ついに河瀬監督すらも…」Vision マーティーさんの映画レビュー(感想・評価)
LDH picture ついに河瀬監督すらも…
内容は他者が述べているので、あくまで私見ですが。どう考えても納得できる世界観でも展開でもない。と思います。
イメージが先行して作品を作る作家は映画のみならず、どんなジャンルもあるのですが、イメージだけで物事を述べたり演出すると、物語(つまりエンタメ性)から破綻する。だから破綻しないように、イメージたちをつなぎ合わせる必要が生じてくる。起承転結、序破急、3幕構成…イロイロありますが、映画というのはエンタメの側面も合わせています。
この映画は?監督はどちらにふるのか?過去のライブラリから見て、多少の生合成よりもイメージ優先して成功して来た河瀬監督作品、今回もジュリエットビノシュや永瀬さんなどの一流俳優が出演しているし、もはや何もいらない気がするのだが。なぜ?LDH??お金を出してくれたのかもしれないし、もしかしたら監督が凄いLDHと仲が良いのかもしれないですし、その辺りは全くわからないし興味ないですが、僕の感想としては今までの河瀬監督作品とは全く一線を博した駄作になってしまっている。それは多分ほかのLDH作品を見たらわかるように、あくまでLDHは彼らのCM的側面があります。きっと世界的な監督の作品にLDH岩ちゃんが出ることで「はくがつく」と言うような浅薄極まりない発想が透けて見えます。河瀬監督にはそういう側面に触れずに、奈良で凄くちっさな世界で映画を撮っていて欲しかった。
コメントする