「不思議なテイストのファンタジー作品。心に残る。」海を駆ける NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
不思議なテイストのファンタジー作品。心に残る。
ディーンフジオカ演じる、忽然と海から現れた不思議な男ラウ(インドネシア語で「海」を意味するそうです) の佇まいに引き込まれる。
スマトラ地震の被災地であるパンダ・アチェを舞台に、物語はラウが行う不思議な行為を見せつつ緩やかに進む。
ラウを取り巻く鶴田真由、太賀、阿部純子が良い。特に太賀の役作り(現地語を滑らかに喋る風貌と相まって)に驚く。良い役者さんである。
生き物の生と死の有り様は人知の及ばない何かに委ねられている というメッセージを私は感じた。
ラストシーンも含めて、心に残る作品である。
<2018年7月2日 劇場にて鑑賞 セカンド上映>
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