ウインド・リバーのレビュー・感想・評価
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「殺しが静かにやって来る」かなぁ。
星条旗よ♥逆さまって?
ウインド・リバー・インディアン居留地って、言葉では「ネイティブ・アメリカン」って言っておきながら、看板はまだまだ「インド人」って現しているのに驚いた。
「狼が襲うのは運の悪い鹿じゃない。弱い鹿だ。君は頑張ったよ」
ライトノベルの鹿のアニメーションを見たが、この言葉を贈りたい。
結局、ネイティブの居留地は、こう言った場所である。
「若い奴は打たれ弱い」で閉めてしまって貰いたくないけどね。
この場所以外で悲惨な現実を持つ場所が「ネバダ州」にある。あの西部劇に名高い「デスバレー」の周辺である。
「モニュメントバレー」が舞台であるが、ラスベガスがあったので、ネバダで撮影が一部撮影されている。「ネバダ・スミス」なんていうドラマもあったし。
さて、「ネバダ」と言えば「言わずもがな」である。
証明されているわけではないので、ハッキリした事は言えないが、それが原因で亡くなった「ネイティブアメリカン」の方もいたとある文献で読んだ事がある。真意は分からない。
インドが世界一の人口になった現在は「インデアン」の看板を外すべきだ。星条旗を逆さまにする前にその点は抗議すべきだと思うが。
悪者が弱っちい事と捕食者を狩りするマタギって言う事が味噌なのかなぁ?悪者と捕食者(プーマとか狼)を重ねては駄目だ。
アイヌ民族と同じで捕食者(肉食獣)をネイティブアメリカンは神と見ていると聞いた事がある。狼を悪魔の化身と考えるのはヨーロッパだと思う。
断定はしないが。
「殺しが静かにやって来る」かなぁ。あと「ファーゴ」とかね。
総括
なぜネイティブアメリカンに対する差別に付いて、合衆国は語りたがらないか?
やはり、新大陸発見から現在に至るヨーロッパ大睦からの移住した方法に後ろめたさがあるからだと思う。奴隷に対する差別は、アメリカ人はヨーロッパ人が行った愚行が起原としてみている。しかし、西部開拓を含めて、移住政策には、政策がかなり強引な所があったと思う。勿論、ヨーロッパ系の全ての白人はそれを知っている。しかし、彼らに重大なる責任がのしかかる訳では無い。だから、肌の色は関係なく、世界平和に邁進してもらいたいものだ。朝鮮戦争やベトナムやアフガニスタンも同じ理論。
なんと書けばよいのか。
(私にとっては)「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」の10倍心に残った。
主人公の男の人は、私にとって理想の男性像に近いものかもしれない。強く正しくたくましく、そして優しい人だった。
〈追記〉
上記のレビューで、無制限に誉め称えた主人公だが、いろいろな方のレビューを読んでいたら、そう単純に考えてはいけないのかなと思えてきた。「ボーダーライン」では、法の下にない正義(?)について、考えることがあったのだが、この作品では、つい無批判に、法の下にない正義を認めてしまっていた。
特にU-3153さんのレビューに考えさせられた。
実話だと思うと悲しい
雪山の中で不自然死していた女性の死体の捜査を手伝うことになったハンター。
捜査を進めるうちに悲しすぎる事件の動機が見え、居た堪れない気持ちになった。
雪山の足跡から推理したり、射撃シーンで遠いところから獲物(犯人)を仕留める姿はハンターそのもので演出が綺麗だった。
目を背けてきた邪悪な歴史が、積雪を割り世界を揺るがす。 静寂さと猛々しさを併せ持つ、現代の西部劇。
インディアン居留地「ウインド・リバー」を舞台に、現地のハンターであるコリーと新米FBI捜査官バナーが、雪原で発見された少女の遺体の謎に迫るクライム・サスペンス。
監督/脚本は『ボーダーライン』『最後の追跡』(共に脚本のみ)のテイラー・シェリダン。
主人公であるハンターのコリー・ランバートを演じるのは「MCU」シリーズや『ミッション:インポッシブル』シリーズのジェレミー・レナー。
FBI捜査官ジェーン・バナーを演じるのは『GODZILLA』「MCU」シリーズのエリザベス・オルセン。
遺体で見つかった少女の恋人、マット・レイバーンを演じるのは 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『ベイビー・ドライバー』のジョン・バーンサル。
これは…かなり強烈だ。
鑑賞後、様々な感情が奔流のように流れ出した。
何者かから逃げる少女のシーンから物語は幕を開ける。
その後、場面が転換され、コリーがライフルで狼を狙撃し駆除をするというシーンが映し出される。
ここで描き出されるのは、このウィンド・リバーが力ある者が弱き者を排除することで成り立つ世界だということ。
牧畜を生業とする地方において、肉食獣の駆除は生きていくために必要な殺生である。
対して、原住民の女性を襲うという行為は自らの欲を満たすための醜悪な行為である。
この2点は確かに違う。だが、痩せ衰えた土地であるが故、それも人工的に作られた居住世界であるが故に発生した残酷さである点においては変わらない。
彼らは誰1人として、好き好んでこの世界に居を構えているわけではないのだから。
その行為が悪であろうが、必要悪であろうが、この限定された世界においては、システムとしての「暴力」が毅然として屹立している。
これは西洋人のアメリカ移住から今日に至るまで、ひたすらに積み重ねられた邪悪さが生み出したシステムであり、個人の悪意や差別意識といった感情とは違う、非常に根深い「何か」の存在を感じさせる。
FBI捜査官のバナーは、観客の意識が具現化したかのような存在だ。
彼女は何食わぬ顔でこのウインド・リバーに足を踏み入れる。
元を辿れば、彼女たち白人がこの悲惨な世界を作り出した訳だが、そのことについては目を背けている。いや、そのことに関して意識すらしていない。
コリーの義母がバナーに雪用の装備を貸し出す場面、「必ず返しなさい」と念を押す彼女の迫真さには、個人間の貸借を超えた「何か」が感じられる。
バナーは徐々にこのウインド・リバーの掟を、自分たちが暮らしている世界とは全く別のシステムを持った世界のルールを身をもって体感していく。
自らの非力さと、目を背けてきた歴史の重さが心に刻み込まれた彼女が、ベッドに横たわっているクライマックス・シーン。
あのバナーの姿は、無自覚に、そして安穏に、原住民から搾取した土地で暮らしている人々が、この映画を観て打ちのめされた姿そのものを表しているように思える。
それではこの映画、日本人には関係のない作品なのか?
私はそうは思わない。
普段は目を背けている不都合な歴史、臭いものには蓋をするという態度で封じ込めた邪悪、そういったものは民族というマクロな視点でも、一個人というミクロな視点でも、確かに存在しているのだから。
そういう「邪悪」を意識させてくれるというだけで、本作を鑑賞する価値は多いにあると断言したい。
前半から中盤まではサスペンス調、後半一気に西部劇のようなクライム・アクションに変わる、というのが本作の持ち味である。
確かにあの緊迫感は素晴らしいのだが、いくら辺境の土地だからといってFBIを相手に銃撃戦が展開されるというのは、ちょっと飛躍しすぎているように思える。
最後までサスペンス映画として描いて欲しかった、というのが正直なところである。
英語を話し、西洋風な名前をつけられた原住民。
映画を見始めた直後にはなかった違和感が、見進めるにつれてどんどん湧き上がってくる。
彼らには自分たちの言語が、自分たちの名前があった筈なのだ。
死化粧という文化の伝承が無くなったため、想像で拵えた不出来で滑稽な面を、私たちは決して笑うことが出来ない。
ネイティブ・アメリカン実話に基づいている
アメリカのワイオミング州ウィンドリバー先住民居留置でのお話。
大学でネイティブ・アメリカンが虐げられてきた歴史を習ったことはあるが、実態はよく知らなかった。
最近ではジェレミーレナー=ホークアイのイメージが強かったが、新たな代表作になり得るくらい評判が良い映画。
エリザベス・オルセンとジェレミーレナーのタッグが見れて嬉しい。
マイナス30℃の中、呼吸し続けると肺が潰れて?血が出て死ぬとは知らなかった。
事件の内容、犯人、被害者家族のその後の描かれ方も良かった。
見終わってから知ったが、この映画はフロンティア三部作の3部作目らしい。あと2つも早くみたい。
監督が伝えたかったのは、ネイティブ・アメリカンの実態であると私は思った。
エンドロールでネイティブ・アメリカンの行方不明者が何人か分からないと書かれていてゾッとした。あと警察官が6人しかいないってことにもびっくり。
想像を絶する零下30度の世界
FBI捜査官の女性(ジェーン)が撃たれてからの銃撃戦には、びっくりさせられた。直前に、一触即発の緊張した場面があったが、どうにか銃撃戦にならずに収まったので、もうないと思っていたらのいきなりであったので。
容疑者達が住んでいるコンテナのドアにジェーンがノックすると、後で 死体で発見されるナタリーに切り替わる展開は実に上手い演出だったと思う。
映画全体として、重くて暗いアメリカの闇を考えさせる映画であった。「ウィンターズ・ボーン」を見たときの印象に近いかな。
最後は個人的にはコリーとジェーンの関係がロマンスに発展する展開を見てみたかったが、この映画のシリアスな雰囲気をぶち壊してしまうかな?
このジェーン役の女優、「イット」に出ていた女優(子役)に似ている。
映画からわかったこと:
・舞台はワイオミング州だった、昔テレビで放映していた「ララミー牧場」もワイオミング州が舞台だったが、見てた人いるかな?
・保留地は自然環境が厳しい
・保留地では殺人事件でないとFBIは関知しない
・保留地では統計上はわからない未解決の失踪事件が多いらしい
・保留地では身を守るため、生活のため銃は必要
・零下30度の世界では、走ってはいけない
・現地では、相変わらず先住民のことをインディアンと呼んでいるらしい・・・映画最初の方で、主人公が住んでいるワイオミング州ランダーから保留地に入る時、以下の道路標識が掲げられていた。
ENTERING
WIND RIVER INDIAN
考えさせられる映画
背景にあるネイティブインディアンのことをほとんど知らないが、とても考えさせられる映画だった。ストーリーは極限の地で起きる殺人事件を解決していく(結果復讐する)という、よくあるものだが、これだけ印象深いのはその背景にあるものと、この極限の地の緊張感が伝わってきたからだと思う。
強い
「獲物になる鹿は不運なんじゃなく弱いんだ」
「雪の中を10キロも走ったの?」
「そうだよ」
というやりとりがとても印象強かった。
あとは肺が凍って破裂するということも初めて知った。肺が破れて吐血して、自分の血で溺れてしまうんだな。
なんの情報もなく見たので、最初はホラーかな、サスペンスで殺人者が出てくるのかな、未解決事件とか?と思ったら真面目な社会派映画でした。
どうしてそこまで閉鎖的に、外から来たFBIに露骨に接するんだろうと嫌な印象を持ったけど、重い社会背景が未だあるという事実が後で明かされる。
インディアンの行方不明者数は数えられていない、数に入れてもらえないという強烈な事実。
極寒の厳しい環境の中で生き抜く、その地で生きるインディアンの人々は社会に反映しない、存在しないものとされているのか。
「強いから生き残った」という言葉には、もちろん犠牲になった娘も含まれているし、自分の子供も含んでいるはずだ。納得できるはずもないけど、頼るものがなければそうして生きていくしかないんだろう。
復讐を果たした終わりであるものの賛美はしない。あくまでも横たわる社会的な問題が地続きで終わっていないと示しているようで重苦しいラストだった。
社会から目を向けられていない存在ならば、社会に頼ることは出来ない。法から逸脱した行為をよそ者が止めることも出来ない。社会に入れてもらえない彼らが生き抜くために彼らのやり方で生きているからだ。
強く生き抜く人間を描いているが、娘の死にリストカットして苦しむ母親、自殺未遂を起こす父親、冷えたストーブと、けして美化せずに真摯に苦しみを描いていると思った。
もう少しこの背景を知りたいと思った。
もちろんこの地域が被害者というシンプルな図ではなくて、複雑な問題もあるのだろうという考えを持ちながら調べてみたいと思う。
鬱積した思い
強制移住させられたネイティヴ・アメリカンの先住民達の、余りにも苛酷な境遇の描写が重く苦しい作品でした。
厳しい環境を強いられながらも、保留地で暮らす人々の大半が犯罪を犯す事なく生活されていると思いますが、被害に遭った少女達の恐怖と無念さを思うと、やはり性犯罪は許されない、人を殺めてはいけないと改めて強く感じました。
極寒の凍てついた映像がリアル。
BS - 12 を録画にて鑑賞
秀逸な寂寥感
冒頭の少女の死という衝撃から観客を引き込み、どんどんのめりこんでいく。獣を撃つ主人公、ネイティブ・アメリカン、少数の警察官、一見頼りなさそうなFBI捜査官、それぞれの登場人物がうまく描写されていて、飽きさせないストーリ構成。
展開が進むうちに、亡くなった少女と瞬人口の関係や過去と娘の死、華奢なFBI捜査官は実は根性もあり統率力もあったりと、明らかになっていく事実で先が気になってくる。驚愕の銃撃戦に至るまでの緊張感、もっと評価されるべき秀作。
舞台は人の数が本当に少なく荒涼とした雪景色と共に寂寥感が漂う。歴史の中で奥地に追いやられたネイティブアメリカンの苦悩、「刑務所にいたほうが楽でいい生活」というセリフが残る。そしてラストの哀しい達成感、苦しいが思いのほか爽やかに終わりホッとする。
色々考えさせられ奥が深かかった。冒頭の少女のように出演者の迫真の演技にも拍手。
タイトルなし
ジェレミー・レナーが渋い。ネイティブアメリカンの居留地は昔白人から侵略され、割り当てられた極寒の地。暮らすにはあまりにも過酷のため、そこに集められ、自治が認められている。広大な地を6人の保安官しかいない。農業も産業も何もなく、都会に出ては生活に馴染めず、出戻り、貧困から酒やドラッグに溺れてしまう。弱い者は生き残れない。独特の地で起きた殺人事件をFBIの新米と娘を殺された過去を持ちそれが原因で離婚し、深い悲しみを背負うハンター役ジェレミー・レナーが犯人を追う。ラスト犯人を殺す方法は残酷だが勧善懲悪。中々良かった。
映画館で観たらもっと楽しかっただろうな
物語、進行、展開、すべて終始楽しめました。唯一の違和感は防寒対策をしてこなかった捜査官のちょっとした着替えシーン。なんなんだこのムンムンの色気はと、鑑賞後調べてみたらなるほど納得のお方。しかし今作ではそれを封印し極寒地での熱演に全フリ。ハンターの男ぶり、無敵っぷりも痛快。ただ、根底のテーマに人種差別が孕んでいるぶん、手放しで楽しんではいけないものなのかも。
実話故の…。
最初は犯人探しに意識をもっていかれて観ていたんですが…(よくあるやつか…と)
気になるシーンが、ネイティブアメリカンの居留地に入る所で星条旗が逆さまに掲げられていて、何だろ?と思って調べると…生命と財産の危機を知らせる為だとか。
犯行現場で何が起きたのかのシーン…。あぁ 伝えたい事は犯人云々ではないんだなぁ と思いました。
今なお続く差別と現代の闇、孤立した土地が抱える問題。そこなんだと気付かされました。
手つかずの自然の中で野生動物から身を守る事の厳しさを伺わせるセリフの数々や銃の威力。
遺された者の心情が痛いほど伝わってくるとても辛い実話でした…。
飽きずに観れた
アベンジャーズの二人の共演は良かった。知ってる人が出てるとなんかホッとする。名前覚えられないけど女優さんの声が好き。
ウォーキングデッドに出てた俳優さんもいた。もっとムキムキになってた。
プライムビデオでミステリーで検索したら出てきたので観賞してみた。
狩りのシーンは当たり前に出てくるけどちょっと苦手。後半の展開はびっくりした。そこまで皆でやらなくてもいいのに。
可哀想だった。
みんな血の気が多いというかストレスたまってる感じ。
ミステリー要素はあったけど主人公の娘さんの犯人が分からないのが残念。
実話ということだったがネイティブアメリカンのこと良く知らないからあまり感情移入出来ず。もう少し分からない人にも分かるよう描写があったら良かったなと思った。
狼
山にあった腐乱死体は、恋人だったの?。
現実にあった話らしいけど、FBIの捜査方法が稚拙で涙目になった。
話の展開は置いといて
そこに生きる人達はとても上手く描写されて素晴らしい!。
静かな雪の世界で
シリアスな映画です。犯人の最後の一人は 一気に始末できたと思いますが、あえて逃がして ゆっくりとという感じですね。雪の中の映画って、だいたい外さない。配役も 良かったと思います。
主人公のジェレミーレナー、ハートロッカーで観た人だった。今回もまた...
主人公のジェレミーレナー、ハートロッカーで観た人だった。今回もまた強い男であった。緒形拳を思い出した、渋い顔。これ実話だとか。FBIの送り込んだ女性強いけど、たった一人送り込むって、予想外の展開だったのかな?あんなに沢山死ぬとは思わなかった。ネイティブアメリカンの女性って、差別を受けているのですね。それで獣の餌食に。酷い男たち。
陸の孤島で人間の本性が露わに
人間には「根」が必要だと誰がいったか。
この映画にはその「根」を無くした者が多く登場する。
娘を亡くし他の家族すら失った者、民族の生きた土地を奪われアイデンティティを無くしたもの、自分を見失い彷徨う者…。
極寒の僻地という陸の孤島は、そういった精神の分断も生むものなのだろうか。容易に無法地帯と化すことが、恐ろしかった。
雪や自然に閉ざされ押し込められた人間達の、行き場のない恐怖にも似た鬱憤が吐き出された形で少女を襲う。
しかし同じく娘を殺されたにも関わらず、その場所に生きることを従容として受けとめる主役のコリー。その姿はまるで動物のように淡々として力強く、自然的だ。
自然の猛威に間接的に殺された形となった少女の、最後まで諦めず生き延びようとした姿と、それに対比して少女を嬲りものにした男の軟弱さが際だつ。自分の犯した罪からも、人生からも逃げ出すその弱さ。コリーに制裁を加えられる姿はあまりに哀れ。
追悼の儀式を忘れたネイティブアメリカンの姿も、人生の痛みにもまして、失われた歴史の重みを感じさせ痛々しかった。
事件自体は単純だが、ひどく苦しい、苦い映画だった。どんな土地であれ、責任転嫁せず、自分を見失わず生きることのしんどさが重くのしかかった。
馬鹿な感想ですが、
予備知識無く鑑賞。
あっホークアイの人だ!
銃と弓矢の違いはあるけど獲物を狙撃してる。
まさにホークアイじゃん。
なんて馬鹿なことを思いつつ物語は粛々と進み、遺体発見。
FBI到着。
あっスカーレットウィッチの人だ!
完全にアベンジャーズじゃん。
なんて馬鹿なことを思いつつ物語は粛々と進み、採掘場へ。
あっウォーキングデッドの人だ!
こいつがレイプ犯に違いないっ!
なんて馬鹿なことを思いつつ物語は急展開を迎え銃撃戦。
からの、ハンムラビ法典的な「目には目を」のラストでカタルシス!
閉鎖的な土地での雰囲気抜群の映画でした!
なのですが、
過酷な環境の居留地に追いやられたネイティブアメリカンと追いやった白人の理不尽な差別や軋轢から生じた犯罪って訳でも無く、設定を生かし切れてないなと感じました。
広大な土地に6人しか警官がいない無法地帯が存在するってテーマだったのかな?
だとしても、土地のスケール感がイメージ出来なかったり、そもそも人があんまり住んでなさそうじゃんとか思ったり。
すみません、馬鹿な感想で。
社会の闇を描いた映画でもある
最後に「ネイティブアメリカン女性の失踪者に関する統計は存在しない」と。
ネイティブアメリカンの移住区(正式にはなんと呼ばれてるかわからないけど、強制的に住まわされた土地)で事件が起こる。
寒さと孤独しかない土地で起こる事件。
本当にこんな事件が起こっているのかもしれない。
基本的にはサスペンスだけど、ネイティブアメリカンとアメリカン。今では区別すること自体が難しくいけないかもしれないが、厳しい土地に強制的に連れてこられたんだなあと。
ネイティブアメリカンに敬意を感じる映画でした。
全57件中、1~20件目を表示