劇場公開日 2018年7月27日

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「分かりやすく。過酷で悲惨。そして面白い。」ウインド・リバー 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

4.0分かりやすく。過酷で悲惨。そして面白い。

2019年1月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

面白かった。
テイラーシェリダンはいつも難しい題材を
簡単に分かりやすく、悲惨で過酷な状況を伝え、
そしてエンタテインメントとしてとても面白い。

もっと難しい内容かと思ったら、
1つの女性殺人事件から、
雪に覆われた町のネイティブ・アメリカンの
置かれた状況、生活を明らかにして行き、
事件解決までスムーズに持って行く、
そしてラストの解決の仕方がまた格好良い。
リアルとフィクションがとても良いバランスで存在
してて面白かった。

気に入らなかったFBIに自分の娘の防寒着を着せて、
FBIを助けてやろうかと思わせるカットが印象的だった。
上手い!と思いました。

殺された女の子は帰って来ないけど、
女の子の名誉と威厳を取り戻すような解決方法も良かった。

奥嶋ひろまさ