「目的がどうであれ」デイアンドナイト Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
目的がどうであれ
自動車整備会社を営んでいた父親が自殺した為、東から秋田へ帰省した男が、父親に世話になったと述べる児童養護施設の代表の男に着いて行き巻き起こる話。
真相は良く判らなくても、まわりに流されやすいし、身内が責められるのは我慢ならなかったりするタイプという風にみえる主人公。
確かに善と悪の境目はどこかというのは難しいし、何に対しての善と悪であるかにもよるけれど、自分としては直接的に被害を受けて泣く人がいる犯罪を善と呼ぶことはない。
そういう意味では暴走していくというより最初から善を感じられなかったし、善悪についての線引きや善悪そのものとかについて投げ掛けられていることは判るけれど、色々と曖昧にされ過ぎていて、物語として面白味が足りなく感じた。
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