「親がクズ過ぎて」ガラスの城の約束 Hidekoさんの映画レビュー(感想・評価)
親がクズ過ぎて
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主人公の父親は、いつもガラスの城の設計図を娘たちに見せながら夢ばかり語っている。アル中で児童虐待、妻にはDV。自称画家の母親も毒親、ご飯はいつでも食べられるけど芸術は待ってくれない、みたいなこと言って子どもの世話もせず描き続ける。空腹に耐えられなく子どもが飯作りをし出すと、母親は自分の分もちゃっかり娘に作らせる。椅子に乗って調理する娘、火ダルマに。大ヤケドして入院、医療費踏み倒し逃亡。こんな感じで借金取りから逃げる日常で子どもは学校にも通えない。子どもが学校行きたいと言うと、荒野に連れて行く。学校よりずっと学べるとか言って。子どもが密かに家脱出用資金を貯めてたら、見つけた父親は全部飲んじゃう。城を建てるんだと言って掘った穴は、いつしかゴミ捨て場として使っていた。それでも負けず勉強してクズ親から逃れ売れっ子ゴシップライターになってマトモな生活をしていた娘。恋人とハイソな部屋で暮らしているけど、なぜか、いつまでも衣類はスーツケースの中。で、結局、自分らしく生きるため、娘はマトモな恋人と別れ、クズ家族を取る話。クズ親にイラつきながらも、クズっぷりが楽しみになって最後まで飽きないで見られた。
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