きらきら眼鏡のレビュー・感想・評価
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小松菜ハイボール
原作未読
本が好きな25歳の鉄道駅員の青年が古本屋で買った自己啓発本に挟まっていた名刺が気になり、名刺の連絡先の女性に連絡をして交流していく話。
探り合う訳ではないけれど次第に打ち明けたりみえてくる抱えているものと、振る舞いの理由や本心が痛くて重い。
若さと人生経験の少なさが故と感じたり、白々しく思える描写も多々あって響きはしなかったけれど、暗く重くなり過ぎておらず、綺麗にまとまっていた印象。
犬童監督らしい
前作にじんときた犬童監督作品という事で鑑賞しました。
映画は、真っ直ぐで少し言葉少なめな主人公を、不思議な魅力を持つ女性が引っ張り、巻き込みながら、進んで行きます。
2人がお互いに補い合うのは、前作「つむぐもの」と同じように感じました。
人の死がテーマで進みますので、人を愛することの大切さ、生きる尊さを改めて気付かせてくれる作品です。明日から、もう一度周りの人を大切にしよう、何気ない毎日を前向きに頑張ろうと思わせてくれます。
やや重たい映画のテンションが「きらきら眼鏡」の題名と一致せず、原作はどんな感じなのだろうかと気になりながらも、全体的に気持ちが入り込めないという感想です。
地元愛(少しネタばれ)
エキストラ出演したので。
映っているか確認が微妙でしたが、満足感。
池脇さん、さすがですね。
表情、声、仕草、引き込まれました。
金井くん、新人ながら明海そのもの。
原作を読んでいるので、多くの映画に言えると思いますが、比較するとちょっとね。
ペットボトルのやり取りを特に期待していただけに・・
あと、新聞無くした人の登場しつこい感じ。(僕は流れが掴めなかった)
きらきら眼鏡、少しはかけられたかな。
船橋の4番
この映画のフライヤーにもなっている、川沿いのシーンの場所。
そこから約1キロ弱のところに、TOHOシネマズららぽーと船橋さんが在るんだけど、そこの最大箱は4番スクリーンなんですよ。
それでですね、今回、全てじゃないけど、結構な回数を4番スクリーンにこの映画を割り当てているんです。
本来、大作がかかる事の多い4番に、この映画を割り当てた劇場。
この地元愛と言うか、心意気に胸を打たれました。
多分、箱割りで感動した映画は後にも先にも、この映画だけだと思います。
まあ、パンフレットも飛ぶように売れていたし(ちょっと大袈裟だけど)、勝算有りの箱割りだったのかもしれませんが。
さて、映画の方ですが、静かにたんたんと進んで行きます。
それが、明海の三年前に時間が止まってしまっている感じに合っている気がして、結構好きです。
そして、池脇さんの声、明るいんですよね。それに演技力が加わると、観ているこちらも締め付けられる様な、痛い明るさになる。
さらに、金井さんの雰囲気も加わると・・・。
もう、二人の明るさが痛くて痛くて。
それから、昔の恋人役の志田彩良さん。ちょっとの登場ですが、あまり表情が無い。今を時めく志田彩良さんを贅沢な使い方するなと思っちゃいました。
でも、終盤の回想シーンにちゃんと笑顔が用意されていました。
未希の笑顔を思い出して前に進めたのか、それとも前に進めたから笑顔を思い出せたのか、明海がちょっと前に進み出します。
志田彩良さん、登場少ないですが、効果的な使い方だなと思いました。
それで、思ったんですけど、物事にはタイミングが重要で、それを逃すと取り返しのつかない事になる。
そうなんだけど、それでも何かをするのに、遅すぎるって事は無いのかなと。
これ、直近に観た『寝ても覚めても』の感想も入っちゃってるかもしれないけど。
この『きらきら眼鏡』も、自分の中で他の映画の感想に影響を及ぼす一本になりそうな気がします。
あと、古畑星夏さん。
(古畑さんみたいな駅員さんから、東葉シネマチケット買いたいな)
彼女、『青夏』に続いて切ない役どころ。
切ない古畑さん、いい味出てます。
誰か古畑さん主役で切ない映画を作ってくれませんかね?
バックナンバーさんの「幸せ」みたいな感じの。
心に持ちたいきらきら眼鏡、でも本当に必要としているのは、きらきら眼鏡を外させてくれる人なのかも。
好きな映画です。
☆☆☆★★★ 船橋発全国行き作品を船橋先行上映にて。 原作は未読。...
☆☆☆★★★
船橋発全国行き作品を船橋先行上映にて。
原作は未読。
観ている間中、何故だか先週に観た『寝ても覚めても』の事を考えていた。
『寝ても…』は、ヒロインの行動に賛否両論でしたが。瓜二つの男性に戸惑いつつも、次第次第にヒロインは彼に惹かれて行く。
それに対して。(別に比べるモノでもないだろう!…とは思いつつ)事故で死んだ彼女を忘れられない彼に、余命宣告された彼氏が居ながらも。思わせ振りな態度を取って近付いて行く池脇千鶴。
この行動って、よくよく考えてみたならば。全く「大概にせえよ!」…と言えまいか。
始めは逃げつつも、最終的には本能のおもむくままに行動し。周りとの関係を悪化させる『寝ても…』のヒロインの気持ちは痛い程良く分かる。
でも現実に隣に居たらぶん殴っちゃうかも知れないけど(ㆀ˘・з・˘)
でもこの作品での登場人物達は。それぞれが相手を傷付けない様に行動する事が、逆に傷口に塩を塗ってしまうが如くの、悪循環を招いてしまっている…と言える。
恋愛とゆう大海原で。あがけばあがく程に、深みに嵌り込んでしまう感覚は。多くの人が身に覚えが有る筈で。心の奥底をザワザワとさせるかも知れない。
もしも恋愛に方程式が有るならば、答えは一体何処に有るのか?その答えは1つなのか?
2作品には、交じり合わない様でいて。映画とゆう方程式の中では幾度となく交じり合っている様に見え。だけど最終的には違う方向へとベクトルを向けて行く。(やっぱり比べる事自体がおかしいんですけどね)
両作品共に良作なんですが。どちらが好みかと問われたならば。私は、より撮り方に刺激が有った『寝ても…』の方でしょうか。
この作品自体も好きな作品なんですが、印象に残るショットが少ないところや。『寝ても…』がヒロイン側から描かれていて。それが多くの観客からブーイングを浴びる結果に繋がってしまったものの。映画としてはシンプルに纏まっていた。
こちらは、幾つかのエピソードを挟んで話が進んで行くのですが。それらがモヤモヤしたまま終わってしまうのが、残念な気がしました。
まあ、一歩前に進むって事が大事…って事なんでしょうけど…(_ _)
2018年9月9日 TOHOシネマズららぽーと船橋/スクリーン7
劇場のスクリーンで観るべき作品
金井浩人、池脇千鶴、安藤政信という主要3人の演技が素晴らしく、作品に引き込まれる。
池脇千鶴と安藤政信の凄さはもちろん分かっていたが、それに負けないくらい金井浩人さんが良い!新人俳優ということだが、今後が注目である。
他のキャストも、今話題のドラマ・映画に出ている俳優、名作に欠かせないバイプレーヤーの俳優など、とても豪華!
これはオススメの映画です!
きらきら眼鏡を手に入れる人生!
きらきら眼鏡を心にかけられたら、私の悩み、つらいと思うこと、軽減できるのですよね。
私の心はきらきら?
これできらきらと言えるのか?
嫌なことがあっても、つらいことがあっても、怒りたくなっても、きらきらで生きたいと思います。
映画を通して、そんなご縁ができるって素晴らしいと思いました。金井さんの素朴でピュアさ、池脇さんの女性らしく健気なところ、安藤さんの迫真さ、引き込まれました。
エンドロールの回想という曲、これがすごく余韻に浸れて、エンドロール見ていると本当にジーンときました!!
池脇千鶴の絶妙な表情がいい
きらきら眼鏡というキーワードと、象徴的な青空(ポスターも青空ですね)。それに辛い現実や過去が折り重なるグラデーション。明暗の間の絶妙な表情を見せる池脇千鶴さんが名演でした。
ただただ金井浩人に引き込まれる
可愛らしさの中に潜む、女の図太さと恐ろしさをサラリと演じられる女優さんが大好きです。
池脇千鶴を堪能できる!と期待していたのですが…相手役が新人なのかぁ。(´-`)
でもまあ、池脇千鶴が主演なんだから、どう転んでも良い映画になるだろうし
「池脇千鶴を相手にデビューできるなんて、ほんとラッキーな新人よね。
有り難く思いなさいよ!」
なんて、上から目線でおりましたが。。。
申し訳ございませんでした〜(>人<;)
兎にも角にも、新人の金井浩人くんが素晴らしい!!!
よく読んだら“池脇千鶴の相手役”ではなく“W主演”でしたね。大変失礼致しました。
『桐島…』の東出くんの時も衝撃でしたが、個人的にはそのインパクトを超えました。
ビジュアル的には、腐ったミカンの加藤くんを彷彿とさせる(←古い^^;)
こんなに役としてそのまま存在できるなんて。
撮影が根岸憲一さんだから生々しいのかもしれませんが、それにしても凄いです。
確かにこれは、池脇千鶴クラスでないとシーンが成立しないかも。
金井くんの隣だと、普通の演技が“お芝居”に見えてしまう恐ろしさ。
他の監督も放っておかないでしょう。と思ったら
既に次の作品も決まっておりました。『嵐電』
井浦新さんも無理なく存在出来る方で大好きですが、なんと安部聡子さんがご出演!!!
今から二人のシーンが楽しみで仕方ない。
#きらきら眼鏡
こんな人生もあるんだなぁ
一冊の古本をきっかけに知り合い展開されたドラマは、今後のお互いの人生を見直す時間だったのかもしれない。やはり愛しい人は忘れられないものだということを実感できたと思う。
終始セリフが少ない故に一言一言の意味をより感じられる。派手さはないけど自分を見直すきっかけになるかも。
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