ライオンは今夜死ぬのレビュー・感想・評価
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大俳優でありながら、未だ純真無垢な子供のような稀有な存在
ジャン・ピエール=レオの代表作を見て臨んだ方が本作をじっくりと楽しめるのかもしれない。とりわけ『大人は判ってくれない』などの少年時代の彼は、本作における少年少女たちと姿とも重なるかのようで微笑ましい。御歳70を超えた彼は、大俳優でありながら、時に子供達と並んでも遜色のない純真無垢な存在に思えたりもする。
「映画内映画」の撮影に取り組み、亡き恋人と再会し、時に呆然と佇んだり、虚ろな表情で道を彷徨い、さらには狂人のような態度で子供達にリンゴを投げつける。そんなあらゆる精神状態を一つの肉体にて整合性を持って表現し得ている点はさすがというほかない。序盤、演技について思い悩んでいた彼は、子供達との映画撮影を通じて、最終的に「これだ」と思う答えを見つけ得たのだろう。死、愛、人生、演技、そして映画。様々なテーマは一つに溶け合い、やがて言葉を超えた至高の境地へ。街角をゆっくり横切る動物にその象徴を見た。
まさかの『ライオンは寝ている』鳥肌が立つ位の珍作
爺さんも言っている。
『映画を撮りたくば、脚本を書け』
まさにその通り。
そんなに大俳優って知らない。僕みたいな日本人にとっては、なんでこんな汚い爺さん使わにゃならないと思うが。
何でも良いが、この映画の悪い所は、フランスだが、イタリアだか分からない場所だつう事。それが、わかっているのか、フランスの自由と博愛と平等のトリコロール旗がはためいていた。
フランスかぶれの何に感動してよいのやら。
フランス映画なんて、この映画に登場するジャリ共が撮った映画と同じとディスって入れば、それなら良いが。
『ベニスに死す』のダーク・ボガード見たくいかなかった。
だから『ライオンは寝ている』の選曲は笑えた。そのくらいか。
しかし、もしそうなら、大俳優をディスっている訳だが良いのか?
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