劇場公開日 2020年10月16日

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博士と狂人のレビュー・感想・評価

全102件中、1~20件目を表示

2.5どこかちぐはぐ。 まあ実話だからねえ。

2022年4月26日
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鑑賞方法:VOD

なんかスッキリしなかった。 まあ実話は都合よく綺麗に進まないよね。 狂人のあの部分からしばらく早送りした。だからちゃんとは観れていません。 すいません。。 でも多分ちゃんと観ても評価変わらないと思う。。

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momokichi

4.0圧巻のショーン・ペン、贖罪と狂人

2020年10月23日
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鑑賞方法:映画館

 事実は小説より奇なり、そんなありきたりな言葉がこれほどしっくりくる物語はそうない。特異な人物像に説得力を持たせたショーン・ペンの演技に見入ってしまった。  ベースとなる事実だけでもインパクトがある。オックスフォード英語辞典(OED)の編纂にあたり用例を公募していたこと。貧困で進学出来なかった身からOEDの編集主幹就任にまで至ったマレー博士や、精神病院の中から大量の的確な用例カードを送り続けたマイナーの学究の徒としての執念。彼らをはじめとした関係者の尽力をもってしても立案から完成まで約70年を要したOEDの情報量など。  そして、辞典編纂の過程と並行して描かれるマイナーの心のドラマはまるで荒海のようだった。南北戦争従軍がきっかけで心を病み、アイルランド人に狙われる妄想から無関係な男性を殺してしまう。入院後のマレー博士との邂逅、未亡人とのやり取りを経ながら、常に狂気と贖罪意識を抱えて揺れ続ける。後半、この二つが重なって強烈に発露し、物語が大きく転回するのだが、マイナーの精神の振れ幅に置いてきぼりを食らわず、心の動きを感じ取りながら観ることが出来た。脚本のよさとショーン・ペンの力量だろう。  贖罪から解放されることの難しさを考えさせられた。そして「博士」と「狂人」とは?  辞典編纂への貢献を考えると、マレー博士から見ればマイナーこそ博士の称号を与えたい存在だっただろう。また、狂人という言葉は精神を病んだマイナーだけを指すのか?別の観点で狂人の呼称に値する人間が他にもいたように思えてならない。  この作品のフライヤーに「博士」と「狂人」を表すアンビグラム(逆さから見ると違う文字に読めるグラフィック)が描かれているのを見て、余計その思いが強くなった。

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ニコ

4.0言葉をもっと大切にしなければ、と諭される思い

2020年10月29日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

知的

コンピュータもデータベースもない19世紀、膨大な用例を集めるのは途方もないマンパワーを要する難事業であったことは容易に想像がつく。メル・ギブソンが演じたマレー博士は単に語学の天才だっただけでなく、広くボランティアを募って用例収集に協力してもらうという、IT時代の分散コンピューティングを先取りしたような独創的な発想の持ち主でもあった。 殺人を犯した“狂人”マイナーを演じたショーン・ペンは、前半は演技過剰に感じたが、マイナーに夫を殺されたイライザ(ナタリー・ドーマーが憎しみから愛情へ揺らぐ心情を好演)と関わるあたりから持ち味を活かせた印象。彼女が子供たちをマイナーと面会させた時の、長女が取った行動には胸を締めつけられた。マイナーによる「言葉の翼があれば世界の果てまで行ける」は名言で、言葉の力と可能性を端的に示している。精神病院の警備員に扮するエディ・マーサンも人間味を感じさせる名脇役だった。

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高森 郁哉

2.0辞書作りを意識しすぎてしまいました...

2024年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

辞書作りってどうやって完成するんだろう・・全部の言葉の意味を入れるわけでしょ? 大変な作業なんだろうなぁ。それだけの理由でこの映画を観ることにしましたので何の予備知識もありません。 前半は、囚人ショーン・ペン(狂人)と辞書作りに励むメル・ギブソン(博士)がどう繋がっていくのか気にしてただけで特筆することは無し。。。  50分前。生活のため止む無くショーン・ペンに会うナタリー・ドーマー。この辺りから何となく繋がっていく流れではあったけど、基本的に博士と狂人を交互に映す演出のため、これはラストになるまで2大スターは会わないのかな、そんなこと考えていた。 会うようになってからは、何やら単語を言い合ってて楽しそう。目標があると苦痛も楽しみに変わる瞬間に見えた。 「A.B」だけで1冊の分厚い辞書の出来上がり!一体「Z」まで進んだら何冊になるんだ!? (最後の説明部でわかるけど) 何が気に食わんのか「お偉いさん」達の企み、そしてショーン・ペンの苦悩ぶりなど見所はあるんですが、個人的にはどうやって辞書が完成するのかばかりに気にしてしまい、他の話は退屈になってしまいました。 全体的にはヒューマン系の良き話とは思います。

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はむちん2

4.5ショーン・ペンが演じたマイナーの魅力

2023年12月3日
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鑑賞方法:VOD
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つとみ

4.0信念をもって

2023年8月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

今まで聞いたことがない言語名がたくさんマレー博士の口から出た時、 お二人が、謎かけのように言葉を掛け合わせていた時、 だけでこの作品を観て良かったと感じました。 言葉については真剣勝負のようなお二人の鬼気迫る想いが伝わって来てそれがマレー夫人の気持ちも納得させたのかと。 未亡人との事は、フィクションだけれど、知らなかった文字を使い気持ちを表せる迄になった過程を通してこの作品のテーマである辞典作りの意義を表すためだと受け取りました。 フレディ、マンシー、チャーチル内務大臣など味方にも恵まれていて良かった。 (一度決めたら)迷いと恐れを捨て信念を持ってやり遂げる。 この上なき勤勉な人生を 私も座右の銘とすべく頑張りたいです。

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りか

3.0重厚?暗い?

2023年7月2日
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好きな人は重厚と言い、嫌いな人は暗いという映画です。 軍医が唐突に辞典作成に参加するところは、もう少し説明してほしい。 全般的に、陰鬱で暗くドラマチック不足なので、「映画から学びたい」的な人以外には少し退屈です。 ただ、ペン選手の絶倫演技は圧倒的です。ギブゾンの旦那を完全に喰いました。 まあ、どの映画でも喰いまくってますけど。

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越後屋

4.0言葉を綴る終わりなき旅!

2023年4月19日
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鑑賞方法:VOD

イギリスで英語大辞典を作るまでの2人の男性が織り成す、70年の歳月をかけたストーリーでした。 辞典を作ると言う目的が無ければ、出逢い 関わることの無かったマレー博士と元軍医だったマイナー。 苦痛の表情に歪む人間の写真の数々! 夫を亡くした女性の深い悲しみ。 トラウマがありながら時間をかけて赦し マイナーに歩み寄っていく姿。 人間としての理性を失わずにいた場面は セラピーで心が癒やされていく気持ちになりました。 2人の男性の旅は今も続いている、 尊大な作品でした。 補足、ナタリー・ドーマーを初めて見ましたが男性を支える瑞々しい演技でした。

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美紅

3.5OED編纂の実話

2023年2月10日
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ありとあらゆる英単語の辞書を作るという壮大な構想を実現するために、70年という歳月をかける必要があるというのもすでにすごい話だけど、それ以上にそこに参加した人々の驚くべき話しがこの映画である。 辞書編纂のボランティアとして語釈を送り続けていた人物が実は犯罪者であり精神病患者という、まさに事実は小説よりも奇なり、である。 実話としてすでに面白いので、映画として面白いかはまた別だけど、描かれ方やショーンペンとメルギブソンの名演が光るので、おもしろく見れた。 ただ、エンタメとしての面白さはちょっと薄めで、ラストは尻すぼみ感があったかな。

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夢見る電気羊

3.5友情と愛

2023年1月9日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

知的

辞書の編纂という途方もない作業とそれを完成させるためのお話かと思ったら、全くちがいました。 辞書の編纂に関わるところから、友情が育まれその友情と博士と妻、狂人と未亡人の愛が主題だなと感じました。 実話ということもあり、重みもあり音楽もストーリーに合っていたのが印象的です。 終盤の展開がかなり端折られており、もっと何がどうして大臣まで出てきたのかの説明が欲しかった。

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たけお

3.5アメリカに帰ってからは?

2022年12月30日
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怖い

知的

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みきねこ

3.0英国舟を編む

2022年8月25日
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鑑賞方法:DVD/BD

70年もかけての辞書づくり、気が遠くなるような物語というか、実話でした。正規の専門家チームが長い間取り組んでいてもできなかったことを学士号をもたない独学の言語学者マレー(メル・ギブソン)が率いて成し遂げるまでの意外な真実。マレー博士が自分の学んだ言語を列挙するシーンに圧倒されました。台詞を覚えるだけでも大変そう!(汗;)。マレー博士とマイナー博士(ショーン・ペン)の友情を主軸に描かれますが、正直、どっちも博士でどっちも狂人みたいでした(笑)。殺人者と被害者との関係も丁寧に描かれますが、あそこまでいけるものなのか個人的には共感しづらかったです。

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赤ヒゲ

3.5テーマ曲が良い

2022年7月28日
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dozza

3.5世界最高の辞書(オックスフォード英語大辞典)OEDの誕生秘話。

2022年7月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

感動したと言うより、(知識)が多少増える映画でした。 そういう知的好奇心の旺盛なかた向きの映画でした。 まず、OED(オックスフォード英語大辞典)が編纂された目的ですが、 ヴィクトリア王朝時代(1837年〜1901年)の英国はなんと世界の4分の1を支配していたのです。 だから植民地を統治するための指針として「共通の言語」が必要だった訳です。 キャスティングも実力派の渋い俳優揃いです。 違うキャストと別のアプローチならもう少し面白くなったのではとも考えます。 もともとが辞書作り(オックスフォード英語大辞典)を膨大な年月をかけて編纂する・・ はじめから地味なのですが、そこに殺人犯で心を病んだ男マイナー(ショーン・ペン)が、 ボランティアとして協力したことから起こる、横やりと軋轢が最大の見せ場になります。 マイナーの心の闇も19世紀にこんなに複雑な心の男がいたのかと興味深かった。 オックスフォード英語大辞典(OED)は41万語を収録する世界最高峰の辞書です。 大学も出ずに独学で20カ国語を操る男・ジェームズ・マレーをメル・ギブソン。 辞書作りに膨大な資料を送って来る男マイナーが殺人犯でしかも狂人とは? 原作はノンフィクションのベストセラー。 「博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話」 (サイモン・ウィンチェスター著) メル・ギブソンはマレー博士の落ち着いた嘘のない重厚な人物像を熱演。 対してショーン・ペンは自分の犯した罪の重さに押し潰され、そしてまた 被害者の妻を愛することで、自らを傷付けてしまう(ここは、ショッキングです) やはり狂人役がこんなに似合う人は他にいないかも知れません。 オックスフォードの美しい景色や書籍が山積みの部屋。 そして何よりマレー博士亡き後も続けられて70年掛かって完成された(1928年) 「オックスフォード英語大辞典」こそが主役の映画でした。 しかしOEDのどこがそんなに重要で凄いのか? あまり伝わってこなかった。 ネットの情報は360度に渡って多方向に検索できますね。 その情報を正しく選ぶことこそが難しい。 そう言える現代社会です。 「オックスフォード英語大辞典(OED)」より引用と書けば、 その語彙の情報の正確さにお墨付きが与えられる・・・ そんな価値があるのかも知れません。 ・・・辞書は言葉の海を渡る舟・・・ 目的はこの映画の《OED》も「舟を編む」の辞書《大渡海》と同じ。 しかし「舟を編む」程の、若く魅力的な人物が生き生き動くような感動には 至らなかったと言うのが本音です。 (私には難しすぎた?!) 過去鑑賞

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琥珀糖

3.0オックスフォード英語辞典編纂の裏にあった実話。 重厚感があり、今ま...

2022年6月24日
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オックスフォード英語辞典編纂の裏にあった実話。 重厚感があり、今までのイメージとは違うメル・ギブソンとショーン・ペン。2人熱演、良かったです。 マレーとマイナー、どちらもある意味狂人。だからこそ何か合うものがあったんだろう。

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よっしー

1.5なんかおもしろくなかった、

2022年4月19日
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鑑賞方法:VOD

レビューの評価は高めだけど、自分には話がちょっと複雑なような、わかんないような、おもしろみがそうなくて、、、見るのがちょっとつらくはなってきた。 ただ辞書を作っていくというよりは、ストーリーはわかるけど、わけわかんないシーンも多くて、話や登場人物がもうちょっとシンプルというかわかりやすかったら楽しめたかな、と。 純粋に、シンプルに辞書作りの話だったらまだわかりやすくよかったのに。

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けい

1.0オックスフォード英語辞典誕生秘話

2022年4月17日
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odeonza

4.0「言葉」の重みを見せつけられる2時間

2022年3月28日
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といぼ:レビューが長い人

4.0辞書の編纂は狂人出なければできない

2022年3月26日
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UNEmi

3.0生き物としての言葉

2022年3月14日
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単純

興奮

青春映画の傑作から不良の象徴に今やオスカー俳優として演技派になったショーン・ペンと娯楽作でアクションスターとしてのイメージが強いメル・ギブソンは監督としてオスカーを手に入れた、そんな二人の初共演作。 互いに80年代から活動しながらも役者としてジャンル違いの相容れない関係性のようで、この二人の共演は個人的に衝撃的な出来事でありながら00年代位?から意外性のある共演は多々あるココ最近!? にしても地味なテーマと映画としてのLookが一昔前のオスカー狙い的な要素にも思われ、実際の感想も小難しいイメージから物語の展開はテンポ良く分かりやすく進む反面、単純さは否めなくショーン・ペンに話の主軸が傾き過ぎで主人公としてメル・ギブソンの存在が徐々に霞んでしまい、作品全体がテーマから逸れてしまっている気もしてならない?? メル・ギブソンとショーン・ペンの監督としての手腕があるからこそ、本作の監督は残念ながら不甲斐無い。

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万年 東一