「shot caller=殺害を指示する者≒ギャングのボス」ブラッド・スローン eさんの映画レビュー(感想・評価)
shot caller=殺害を指示する者≒ギャングのボス
初っ端のセオリーを覆すドア越しの被弾シーンから最後まで2時間気を抜けないハードボイルドな刑務所ギャングモノ。勢力図の説明はほぼないに等しいのでホームページのイントロダクションで予習してから見ることをお勧めする。予告はみない方が面白いと思う。
邦題は主演の出世作ドラマをもじったものだったとは。確かに血みどろの王座ではあるからまだましか。
刺青で言及されるABはAryan Brotherhoodの略、シャムロックはアイルランドの国花、三つ葉の植物のこと(二の腕の内側に入れているシーンがチラっと)。マネーが入れているのは肘の蜘蛛の巣、背中のwhiteprideが組織のソレ。
マネーの不可解な行動の目的が分かった時ゾクゾクした。
サンタフェに実在するオールド・メイン刑務所で撮影したりエキストラがモノホンだったりするのでジョン・バーンサルが小物にみえる迫力が凄い。
筋トレシーンも凄いが一番必要なのは頭脳だと実感させられるストーリー。音楽含め粗がないのに上映館が少なくてもったいない。
ボトルズを演じていたのがバーン・ノーティスの主役とは気づかず。
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