友罪のレビュー・感想・評価
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面白くない
Amazonプライムビデオの
おすすめの所にいつも出てくるので
見てみました
モヤモヤが残る映画ですね
見る人によって解釈が変わりそうです
「勝手にすれば」
この言葉が心に残りました
映画としては面白く感じませんでしたが
犯罪や、それを償う事について考える
ことができました
罪は償ったからといって、きっと永遠に許されるものではない
瀬々監督の楽園を観てからの、友罪だったので、重いこの陰湿な空気が似ているなと感じた。
登場人物のほとんどが、それぞれ何かしらの罪の意識をもっていたり、実際に殺人、事故、自殺、DV…などは許されない過ちを犯している。
その中でも1番身近でありそうなのが、佐藤浩一演じる父親の息子が犯した、自動車の死亡事故だ。罪を犯した者は幸せになっていけないのか。一生1人で結婚もせず、ただ生きるだけの生活をしなくてはならないのか。
でも、その疑問は全ての罪を犯した者に共通するであろう。
瑛太の猟奇的な演技はいつも感心する。目に生気を感じないのだ。でもその瞳の奥に何か鋭さを感じる。何をしでかすかわからない恐さを感じるのだ。
また、奥野瑛太のやさぐれ感はやはりたまらない。頭にすぐ血が上って、あの下品で低俗的な態度、彼ならではですよね。
無宗教であるが故の感情
個人評価3.7
ハリウッドなどには無いが、邦画ではよくあるジャンルの題材だと感じる。殺人を犯した罪の掘り下げ。キリスト教では罪を犯した者は、赦しを乞うのは被害者ではなく神に赦しをもらう。無宗教の日本人は神ではなく、被害者に赦しを乞う為、つぐないの感情が生まれる。
つぐないは誰の為にあるモノなのか。被害者か、それとも自分自身に課したルールからの呪縛か。
この手の作風は非常に邦画的であり、日本人的だと感じる。
友罪
いろいろな死に直面する人、関わる人、
被害者、加害者、この家族、友人、知人
なぜこの様な事が起こってしまうのか?
なくなった人のお悔み
生きている人の辛さ
それぞれの思いを描いた
とても良い作品だと思いました。
罪と。人と。
自分の手で「人」を殺したひと、
自分のせいで「人」を自殺という死に
おいやってしまったひと、
事故で「人」殺めてしまったひと、
自分の家族が、事故で「人」を殺めてしまったひと、
罪を犯した子どもに寄り添うひと、
犯罪の被害にあうひと、
犯罪を犯した「人」と、夫婦になろうとするひと。
人と罪の関わり合い。
色んな立場でのそれぞれの想いが描かれる。
なんとなく、意図せず、やってしまったことが、
人を傷つけたり、人を殺してしまうのだと、
そう思った。
それは、興味であったり、暇つぶしであったり、
不注意であったり、
心ない一言であったりするのかもしれない。
いじめやSNSの誹謗中傷が頭に浮かんだ。
何の気なしに言ったことが、きっかけとなる。
誰しも人を傷つけてしまったことはあると思う。
誰かを嫌って悪口言ったり、殴ったり、喧嘩したり。
それが大きくなった場合は、
誹謗中傷、暴行、殺人となる。
殺すつもりはなくても、
誰にでも加害者になる可能性はある。
罪は、一生付き纏う。
忘れられない。
逃れることはできない。
自分の子どもが、車の事故によって人を殺めてしまった、その親の話。
被害者側からは何年経とうが許される事はなく、
子供に代わってずっと頭を下げ続ける。
頭を下げることすら否定され、
でも、それでも謝り続ける。
自分の子どもが殺めてしまった人たちは
どうやっても帰ってこない。
だから、申し訳ないと謝罪し続ける。
謝り続けるしかないと思っている。
できることは謝るしかない、と。
そして、誰よりも自分が
罪を犯した自分の子どもの事を許すことができない。
結婚・出産も祝福することができない。
お前たち、俺たちは幸せになってはいけないと、
否定する。
反対に、被害者の人たちの気持ちもよく分かる。
いくら謝られたって、いくら土下座されたって、
死んだひとは戻ってこない。
そんなことされたって、意味ない。
謝られれば謝られるほど、惨めになる。
謝罪の姿すら見たくない。もうこないで欲しい。
犯した罪は謝罪し続けなければならないし、
やったことは、絶対に許されないこと。
でも、罪を犯したひとは絶対に笑ったらいけないのか。幸せになったらいけないのか。
生きていてはいけないのか。
友だちがいたらいけないのか。
赦しては、赦されてはいけないのか。
この映画に、そう問われた気がした。
重い。
救いはない。
答えは出ない。
考えさせられる映画だった。
さいごの瑛太の笑い泣き。
凄かった。
狂気の瑛太
瑛太がいつ爆発するか、ドキドキハラハラしながら観ていました。
内容はとても重く、経験の無い者が軽く語ることはできないと思います。
夏帆の幸せ薄い感じは、レッド同様、同性からするとなぜかちょっとイラッとするものがありました。
原作を読んだ身からすると
現在を読んだ身からすると、原作との内容の差に驚きます。説明過多な点をはじめ、オリジナルサイドストーリーも多く、主軸がブレてしまっています。ただし、原作とは別物としてみた場合は、わかりやすく面白いのかも知れません。なにより瑛太さんの演技力は素晴らしいです。
主演二人が好きなので見てみた。
少年Aの事件を題材にしたものは映画も本も漫画もたくさんある。
原作者の薬丸岳作品は
溺れるナイフがあまり評価出来ず、あれ以来読んでないのでこれもそうだとは知らずに視聴。
ウンザリと重い気持ちになる。
晴天続きの真夏の日々なのに
室内でこんな映画見てたら
具合 悪くなる。
余程悩み事もない人向き。
やり直す事は、、、
はじめに、不謹慎でしたらごめんなさい。
人生をやり直すチャンスはみな平等にあります。
普通の人ならちょっとした失敗や過ちはありますよね。
一方通行を見間違えて直進しちゃたり、待ち合わせの場所を間違えて遅刻しちゃたり、仕事で大きな失敗をして迷惑をかけてしまったり、、、(私の過ちです)
でも、わざとではないし、人間なんだから誰にでも間違いや小さな過ちは誰にでも絶対ある。
魔が刺して万引きとか、酔って何かを壊したとか、
犯罪に変わりはないけれど、反省して更生の余地があればまだ立ち直るチャンスはあるはず。
でもこれは違う。。。
メイン二人を中心に別の切り口で様々な人生での過ちを過去をふりかえりながらその人達の苦悩や苦痛が現在進行形で進みます。
被害者に共感はできても、加害者には共感できない。
胸の内に抱えてる苦しみを頑張って理解しようとしたけど、やっぱり無理だった。
表情や演技で理解する事も苦しい。
でもでも、人を殺めておいて社会に何食わぬ顔で生きている事も不思議で最後まで苦しい気持ちでした。
瑛太さんの演技が本当に凄かった。
もったいない
瀬々監督はメジャー作品は気負っちゃうのかな?
瑛太の気味悪いサイコパス確定の芝居が光ります。それゆえに瑛太と生田斗真のストーリーのみでいいのに。いろんなバージョンのエピソードがごった煮になってしまっている。怒りのように同時に違うエピソードが交錯する作品てなかなか成立しないですから。「心を許した友はあの少年Aだった」とポスターやチラシに煽り文として載せるだったらなおさらでしたね。佐藤浩市使う以上と忖度してタクシー運転手のくだりを増やしちゃって。百歩譲ってヘブンズストーリーみたいな長尺ならエピソードてんこ盛りでOKですけどね。
瑛太が印象的
納得させられる部分はあったけれど、別世界の劇映画としか思えなかった。
これをきっかけに自分の中で何かが起こる気配はほとんど感じなかった。
最後まで興味を失うことなく観賞できたけれど、普通の劇映画だったなぁという印象的。
罰とはいつまで
瑛太演じる鈴木だけの話しかと思いきや、登場人物それぞれにストーリーがありました。
映画全編を通して感じたことは罪を犯した人間の罰はいつになったら許されるのか、一生許されないのか、誰が許すのか。
それぞれが罪を背負って罰を感じてます。
罪を犯してしまったから死んだ方がいいと考えていたり、心の底ではやっぱり生きたいと願っていたり。
安楽の他を見つけてもそこにはいられず。望む場所にはいられず、望むような事は起こらない事が罰なんでしょうか。
生田斗真演じる益田が、鈴木に「自分のことしか考えてない」と叱責してる場面がありますが、益田も自分の事しか考えていない。
それは学のお母さんに対する態度から明白です。
でも、やっぱりどんな人でも自分以外の事も考えれるし、思いやれる。
そこに一縷の救いがあるのでしょうか。
瑛太さんと生田斗真さんの演技が凄すぎる映画でした。
海外に誇れる日本映画と俳優さんたちだと思います。
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