劇場公開日 2017年10月21日

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「オゾン監督作品の中でベストかも」婚約者の友人 ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0オゾン監督作品の中でベストかも

2017年10月22日
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知的

ほとんどモノクロで、時々入るカラーのシーンも美しく、フランソワ・オゾン監督らしい。
しかし美しさだけでなく、突然の訪問者が本当は何者なのかという謎解きの第1部、彼を探してパリを巡る第2部、彼の私生活を知って失恋する第3部、という3部構成の中に、一次大戦で戦ったドイツ人フランス人が、自分がどこにいるかによって立場が180度変わる体験、その中で「我々の息子は敵の兵士に殺されたが、敵の息子は我々の息子に殺されている」というようなセリフもあり、内容もとても深い。
ずっと婚約者の両親に守られていた主人公が自立するラストも良いと思う。

ミーノ