劇場公開日 2017年10月21日

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「人口爆発による深刻な食糧危機で、一人っ子政策が断行されている世界。...」セブン・シスターズ 省二さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0人口爆発による深刻な食糧危機で、一人っ子政策が断行されている世界。...

2022年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

人口爆発による深刻な食糧危機で、一人っ子政策が断行されている世界。
7つ子として生まれた姉妹が一人の人格を演じて生き延びてきた。
実際に主演の女優が一人7役を演じているが、本当にその場に7人いるかのような雰囲気があった。
2人目以降の子どもは冷凍睡眠で食料問題のない時代まで眠り続けるという名目だったが、実際は焼き殺していたというホラーな展開。
7姉妹の存在も当局にばれ、一人、また一人と殺されていく様子は緊迫感たっぷりだ。
最終的に一人っ子政策の法律が廃止されたが、それでハッピーエンドではない。
食料危機をどうやって乗り越えるのか、解決を先延ばしにしたに過ぎない。
重いテーマで考えさせられる作品だ。

省二