劇場公開日 2017年10月21日

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「優等生の月曜日は一体何処へ消えたのか?」セブン・シスターズ 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5優等生の月曜日は一体何処へ消えたのか?

2020年7月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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興奮

いやー、面白かったです。
隠れた名作といった感じですね。
あらすじは、
強化版一人っ子政策が実行されている未来。
もし、2人以上生まれてしまった場合は、国の分配局というところへ送られて冷凍保存され、人口が減ったら解放という政策。
そこで秘密裏に産まれてしまった7人姉妹はそれぞれ曜日の名前をつけられる。
7人で1人の人生を生きることになった彼女たちの物語。

まず設定が凄いと思います。
法を破ったら容赦しないという分配局や国の姿勢には少し首を傾げましたが、分配局から逃げるというのはかなり緊迫感があって良かったです。
7人姉妹を曜日ごとに1人ずつ紹介していき、2時間とは思えないほど濃厚でスピード感のあるストーリー展開が楽しめるため、結末がとても気になります。
国家の秘密に立ち向かうために内部に潜り込んだり、巨悪に立ち向かったりする姿は、なんとなくスターウォーズのようでした。
そしてこの映画の最大の見どころは、ノオミ・ラパスさんの1人7役。
本当に1人で演じているとは思えないくらい姉妹ごとに性格や表情などが違って、最初は1人7役だと気づかなかったほど。
程よくエログロもあるおかげで、R指定がついていますが、観るのに問題はありません。
一人っ子政策や顔認証のシステムなどは中国批判⁉︎と思ってしまいました。
ダークで終始重い空気の漂う作品ですが、所々クスッと笑えるところや、姉妹の固く強い絆が救いになりました。
あと、個人的には水曜日以上に金曜日が1番カッコ良くて、好きです。
現在、中村倫也さん主演で、セブンシスターズと設定の似た「水曜日が消えた」という映画が公開中です。
こちらは月曜日ではなく、水曜日が消えるそうですw
こちらも気になります。

唐揚げ