YARN 人生を彩る糸のレビュー・感想・評価
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KEEP CALM. EAT MY C●CK. ?
KEEP CALM EAT MY C●CKって
アメリカでは喜んでもらえるだろうが、社会主義国でなくとも、アートって言えるのか。
アイスランドの女性が言っていた『実用芸術は下に見られる』と言うのは理解できる。しかし、『女性の仕事として下に見る』と言うわけでもないような気がするが。昔から『技工と芸術を分ける』と言った風潮は残念ながら存在する。だから、『指物職人』とかは技工として見られて、芸術から阻害されている。若しくは、阻害されていた。
また、日本ではTATTOOを芸術として見る亊に抵抗があると思う。僕も過去の遺物として見る事は出来るが、残念ながら反社会を考えると自らそれに身を彩るつもりはないし、それを美しいとは思えない。
やはり、モダニズム芸術を理解するには時間が必要だと思う。そう言いながら、歴史の浅いフリー・ジャズは好きである。主体的に自分に酔っているのだろう。つまり、偏見なのだろう。さて、
僕の偏見では手芸の芸術性は染色にあると思うが。僕には僕の偏見で彼女達の良さは分からない。数学的な美しさは存在するが、それに哲学やイデオロギーが、どこまで伴うかは分からない。
落書きアートを芸術と見れるか?とか
TATTOOをアートと見られるか?と同じ。僕に取っては。
糸の役目、担うもの
ニットアーティストたちのドキュメンタリー。羊の群れがかわいい。ふさふさしている。
編み物は芸術として認められづらいという現状を話してくれる。女が家で生活のためにこなしてきた手芸はアート作品ではない、という社会に直面していて、少しずつトライを重ねている様子を捉えた映像作品でした。
編み物には人間と同じように寿命があって、その役目を終える時が来る、という紀子さんの言葉が好きでした。
(エンディング後に、館内にいた年配の女性が「あ〜とてもよかったぁ」とお連れの方と話していた。感想を素直に話していて、よいお客様だった。見習いたい。)
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