OVER DRIVEのレビュー・感想・評価
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【”すぐ、直してやるから、といつも兄は幼き僕に言った・・。”今作は、良く撮ったなという壮絶なラリーシーンの数々(含む、クラッシュシーン)と、メカニック魂の凄さを描いた邦画ラリー映画の逸品である。】
■世界ラリー選手権の登竜門として若いドライバーたちが争う国内のセイコーカップラリーシリーズ。
スピカレーシングファクトリーの天才ドライバーの檜山直純(新田真剣佑)は、メカニックの兄・篤洋(東出昌大)の助言も聞かず、無茶な走りを続け、2人は衝突を繰り返していた。
だが、二人はお互いに想っていた幼馴染の今は亡きひなに対する、或る切ない思いを抱えていたのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作が優れているのは、ラリーシーンの激しさ(数々のクラッシュシーンは、特撮か?。)と共に、多くのカーレーシング映画では余りキチンと描かれない、チームを支えるメカニック陣の奮闘が描かれている点である。
・東出昌大演じるメカニック陣を引っ張る篤洋が、7年掛けてサスペンションを開発したと語るシーンや、直純が駆るマシンが走行中にコースアウトして、湖に落ちるシーン。
ー 普通は、電気系統がヤラレル為、修理は不可能である。これは、どの車も同じである。だが、篤洋達メカニック陣は車の全部品を外し、ボデーだけにする。
そして、ワイヤーハーネスを手作業で再び繋ぎ合わせ(信じられない!)、板金補修を行い、奇跡的に生きていたコレマタ篤洋が開発したターボチャージャーを搭載したエンジンを装着するのである。 僅か、一晩で・・。-
・そして、全員が見守る中、篤洋は何度もエンジンを掛け続け、漸くターボチャージャーエンジンが唸りを上げるシーンは、可なり盛り上がる。
ー このシーンは、国内自動車メーカーの○○○の技術陣がサポートしたのかな・・。-
・そして、見事に一位でフィニッシュした直純のラリーカー。
ー 二人の確執は、ひなが篤洋に恋していた事を知りつつ、直純が”或る嘘”をついた事。そして、ひながボストンへ留学した際に銃乱射事件で亡くなっていた事を直純が深く悔いていた事に端を発するのであるが、二人は強い絆でセイコーカップラリーシリーズを制した事で幼き時にように自転車で坂道を下るのである。-
<今作は、気になっていた映画で、しっかりフライヤーも取ってあった作品である。理由は嫌らしいので書かないが・・。
今作は、車好きで、メカニックにも興味のある方には、満足出来るのではないかなと思った邦画レーシング映画の逸品である。>
やたらと暑苦しい
少年漫画の実写化のような、暑苦しさ。
好きな人は好きそう。
幼馴染の女の子を引きずる回想シーンが、さすがにちょっと退屈。
序盤、首都高をぶっとばすのは見てて気持ちよかったです。
まっけんゆーファンなら、たぶん観た方がいいです。
主人公の筋肉と車のカッコ良さと、だがしかし。
メカニック東出昌大とドライバー新田真剣佑の兄弟が、「ある」理由から同じラリーチームに所属して頑張る、というお話です。
新田サンはアクション俳優の千葉真一の息子で、鍛え上げられ皮下脂肪のない見事な身体を、サービスシーンさながらに(ほとんど無意味なレベルで)見せてくれちゃいますので、ストーリーと無関係に、そういう裸体がお好きな人たちにはたまらないのかも知れません。
ただ、ね。
この二人のセリフまわしが、必死でセリフを覚えてなんとか間違えないで頑張ってます的な匂いが強過ぎて、観ている側としては「ダイコン役者臭」に衝撃を受けること請け合いです。
ストーリーも、はいはい皆さんこれが伏線ですよ試験に出ますから覚えておいてね的な、正直言って「つまらない」レベル(酷いレベル、とまでは言いたくないが……)のシナリオであり、日本の映画界の最大の弱点(シナリオにお金も時間も掛けてないでしょ)がモロ見えなのでした。
おい、それをセリフだけで処理するか、というシーンが山のようにあって、辛過ぎ……。
東出サンは一人の人間の人生を潰してしまったことをセリフの中で告白しておきながら、そのことへの反省も、重大さへの認識も持っていないのは、こりゃ重症だな、と。
(シナリオライターも映画の監督も気がついていないのかも知れませんが、例の部品の開発成功は、他人の人生を潰して踏み台にしたお蔭、というストーリー展開なんですよ。罪悪感のカケラも感じてないみたいですけど……)
もっとも、主人公はこの二人のどちらでもなく、実は「ラリー車」なんですよね。
ラリーカーの走りが、これでもかというぐらいカッコ良く撮られています。
スタント運転手が本物のラリーのチャンピオンなので、上手い運転のカッコ良さを知らない人たちに見せつけるという意味では大成功している映画なんだろうと思いました。
これを観て、ラリーの世界を目指す人や、特にラリーのメカニックを目指す人も増えるだろ的な下心がとてもよく見えます。
とりわけ最初から最後までトヨタ社長の豊田章男サンの喜んでいる顔が脳裏に浮かぶ映画だな、と思っていたら、エンドロールには、やはり豊田サンのお名前が。
広告効果は充分の映画なのでポンとお金をお払いになったのでしょうが、忙しいことは百も承知ながら、どうせなら映画の中にも主要な役回りで出ていただきたかったものだと思いました。
新田サンの隣に座る「ナビゲーター」役なんかで出てもらったら、この映画のヒット状況は10倍は違っただろうに、と、残念でならないです。
走りがCGばっかり・・・
2019年のWRCラリージャパンに合わせて作られたと思われる映画(結局RJは2020年になったけど)。首都高や五箇山でラリー!という映画でしか描けないだろう事に挑戦しているが、走行シーンがCGばっかり・・・。カーレース映画は実車を走らせてナンボでしょ!ロケ実現が難しいのもわかるけど・・・。新田真剣佑がやたらと脱がされているのが一番の見せ場です。
自動車ラリーの魅力が
兄(東出昌大)がメカニック、弟(新田真剣佑)がドライバーとしてラリーレースに参加している。
そこへマネジメント担当としてラリーに興味のない女(森川葵)がやってくる。
この兄弟の深い闇を目の当たりにすることに。
ラリーの魅力がイマイチ伝わってこない。
ラリーシーンのみ観る映画
フォード対フェラーリに気持ちが盛り上がってつい観たが、出来は月とスッポン。ラリーシーンの迫力のみ楽しむ映画。(かつ女子は真剣佑のボディ鑑賞か)確かにラリーは見に行きたくなる。例によって東出昌大は滑舌悪いし、森川葵の存在意義ほとんどなし。「カケグルイ」であれだけはっちゃけただけに勿体ない。
最高のコンビ!
何かと話題になってる東出さんですがまっけんとの兄弟役はとても当てはまってて素敵でした👏いやー、イケメンがすると何もかもかっこよく見えますね😂(笑)映画館で響く車の音がとても居心地良かったです🚗 ³₃疾走感があってそれも映画館で楽しめたのは幸せです😙!とにかく熱くて2人の役がぴったり当てはまってたと思います!車好きじゃなくてもラリー選手権が見たくなる映画です🦾❗️WANIMAの主題歌も当てはまっててスカッとします❗️❗️❗️❗️
史上最高のレース映画
まず、カーレースをこれほどリアルに描写したものは類を見ない。
ストーリーも感動すること請け合い。
キャストの名演技は凄い。
何もかも凄い。
最初から最後まではらはらどきどき、中だるみ無し。
恐るべし、日本映画の底力。
すぐ直してやるから!
俳優の演技だとか、ストーリーだとか、どうでもよくなるコーナリングの魅力。S・マックイーンなんかもレース映画によく出ていたが、今作のレーサーはマックイーンならぬマッケンユー。もちろん千葉真一の息子。体格も男から見ても惚れ惚れする肉体派なのです。対する兄貴は真面目でストイックな役の東出昌大。ヒナという謎の女性も兄貴に惚れてたらしいが、やっぱりやんちゃな弟よりはしっかり者の兄を選ぶというところが大人なんだな・・・。
昔と違ってCGやらドローンによって撮影技術も変化しつつある。マックイーン映画がかっこいいからといって、ほぼレース場だけでの戦いは少々飽きてくるものだが、この作品の凄いところは通常行わないであろう公道などでの圧巻のロケだろう。特に世界遺産五箇山でのロケなんてのは道義的にも賛否両論あろうけど、素晴らしい映像だった。
公道でのレースを見ていると、おバカな若者がスピード出しすぎで事故ってたりして大迷惑なのですが、交通をシャットアウトしてまでして開催するラリー競技の金の掛かり方も凄いのだろうと感じる。一般車に近いのでF1よりも親しみが持てるし、日頃の整備工場にも感謝の念が溢れてきます。
ストーリー的にもありきたりだし、演技力もそれほどじゃないのですが、「未完成のパーツを投入して鍛え上げるのがラリー」という言葉に魅力を感じた。いやはや、俺が乗ってる19年目になるセリカも鍛え上げてほしいわぁ・・・
WOWOWにて視聴。 どうしてこの手の映画って変わらないんだろう(...
WOWOWにて視聴。
どうしてこの手の映画って変わらないんだろう(笑)
葛藤あり恋愛あり対立もあり窮地に立たされそして必ず逆転(笑)
もうベタすぎて(笑)
題材がF1だったりMotoGPだったりモータースポーツを取り上げて作られる映画ですがもっと何とかならんものか。
変わったところといえば主役がメカニックよりってだけ。
ラリーは余りメジャーじゃなくてそこを取り上げたのは嬉しいところ。
トヨタのヤリス(ヴィッツ)を出してくるのは太っ腹ですね。
ただそれだけの映画でした。
王道を走る!熱き兄弟
また何かのコミックの映画化と思ったら、オリジナル。
公道を猛スピードで駆け抜ける自動車競技ラリーを題材に、邦画では珍しい本格的なレーシング・エンターテイメント。
こういう世界に全く以て疎い初心者の自分がまず思ったアホみたいな事。
サーキット・レースは知ってるけど、こういうラリー競技って、日本でも行われてるんだ…。
ラリーってどうも海外の競技のイメージだったから…。
ちゃんと団体や選手権もあり、調べたら年間通して各地で行われている。我が福島でも!
無知ってホント恥ずかしい…。
それも自分的には意外な驚きだったが、よく撮影出来たのも驚き。
日本各地でロケを敢行、山道や街中を突っ走る。
実在のラリー・チームの全面協力で、レース・シーンは迫力満点。邦画もなかなかやる!
監督の羽住英一郎は元々モータースポーツの大ファンで、それを題材にした映画を撮るのが夢だったようで、臨場感と熱意たっぷりに活写。
こういう作品の場合、話は王道でいい。
専門用語は多少飛び交うが極力抑え、知られざるラリーの世界を描くより監督はドストレートなエンターテイメントを目指したという。
ラリーの世界で生きる兄弟。
真面目なメカニックの兄と、自信家のドライバーの弟。
レースに対する考え方、過去のある確執、対立と衝突を繰り返しながら目指す優勝と、兄弟の絆…。
王道も王道。THE王道!
東出昌大、新田真剣佑が兄弟役で熱演。
こういう作品はドライバーが主役になる事が多いが、メカニックを主役の一人にした事で、ドライバーにも負けないメカニック・チームのドラマも描かれる。東出の役回りも悪くない。
何よりも自分とスピード一番で、メカニックの意見など聞きやしない画に描いたようなオレ様ドライバーの弟。真剣佑が男らしい魅力を発揮、鍛えた裸体サービスも披露。
女性ファンには堪らない!
王道ではあるが、その分、難点、ツッコミ所、ご都合主義も多々。
まず、ストーリー。レース・シーンの迫力やキャストの魅力の方が目立ち、話的には薄っぺらい。王道過ぎたか…?
漫画原作ではないのに、漫画チックでもある。
兄弟の過去のある確執…。深いドラマ性を期待したら、結局色恋沙汰。
新たに弟のマネジメント担当となったヒロイン。ラリーの知識は無く、本来のゴルフ担当に戻りたい。次第にラリーの世界に魅了されていく素人目線の導入口ではあるが、序盤は劇中同様お邪魔虫。森川葵は可愛いが。
品行方正のライバル・ドライバーとの闘いは大きな見所だが、もうちょっと深く巧みに対立ドラマを見たかった。
展開もちと早い。所々、ラリーのPVを見ているよう。
アクセル全開の熱い興奮は充分だが、一作品としてやストーリー性のカタルシスはスピンしてしまったようだ。
最期は呆気無さ過ぎて、失速。
優勝!…とまではいかなかったが、エンタメとして上々。
良くも悪くも、80年代の映画を彷彿させるような、ちょっとキザっぽいが、この熱さ、カッコよさには男なら憧れる。
映像は綺麗
肉体美やジェスチャー含め、いかに真剣佑をカッコ良く見せるかを重要にしているように思える作りになっているので、ファンが見るには丁度良い映画。
画は色合いがとても綺麗で素人目ではラリーシーンも迫力があったが、ストーリーには深みがない。
ライバルとの最後のラリーはあっけなさ過ぎた。
トップガンのようなカッコ良さ
80年代のアイドル映画のようなテイストのストーリー。でも迫力あるラリーの映像と、東出&真剣兄弟がとにかく熱くてカッコイイ!特にラリー中の整備シーンはリアルな雰囲気が伝わってきて良かった。
ヒロインの森川葵ちゃんも絶妙なさじ加減で華を添えてます。
モータースポーツは好き
映画の中である全日本選手権が
本当に開催されたらいいのになぁー!
水没した車を一晩で復活させて
…ほんで逆転優勝って!
…まぁ いいけどね!
数少ないモータースポーツ映画やし!
モータースポーツ映画増えて欲しいね。
スゲー良かった
いつもドライブテクや車の外観のかっこよさに目が行きがちだったけど、いつもとは違う整備士目線が多く新鮮な気がしました。
運転シーンも様々なアングルでの撮影で迫力があり興奮しました。
また、運転手と整備士の兄弟の心境や関係の変化が良かった。
終わり方にも満足。
不満な点はラストのゴールシーン。あまりにもあっさりでちょっと拍子抜け。兄貴達が限界を超えた、次は俺だ。みたいな感じのが見たかったかな。
近年稀にみるいい邦画です
総合評価4.0に達してなくてびっくりしましたが、レビュー見たら、悪意を持って低い評価をした人がいて残念でした。
私も普段殆ど洋画しか観ないですが、飛行機の中で偶然の鑑賞でした。
事前に声明しますが、全くのイケメン、ジャニーズに興味ないが、この映画良いキャスティングされたと思いました。主役の二人は確かに美形ですが、それに負けない演技力がありました!
音楽もカッコよく、なんと言っても、画面美が凄かったです。スポーツシーンは勿論、人物の心理を描く1つひとつのシーンもみんな美しかったです。ストーリーは少し漫画っぽいですが、全体マッチしてて違和感なかったです。
スピード感、爽快感全開!後半は感動の渦巻き。
とにかく鑑賞をお薦めしますよ〜
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