劇場公開日 2018年9月1日

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「【真に"一人の人"を愛することの魔法のような不思議な力を描いた作品】」寝ても覚めても NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【真に"一人の人"を愛することの魔法のような不思議な力を描いた作品】

2019年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

 同じ顔をした誠実に朝子(唐田えりか)を愛する亮平(東出昌大)と自由人、麦(東出昌大・・)との不思議な恋愛関係に浸る。

 原作小説では、亮平と麦を”そっくり”と思っているのは、朝子だけかも知れないとも読み取れるのだが、映像化されるとその思いは砕け散る。

 そして、その分、朝子の愛を貫く行動の残酷さと、愛する事は外見だけではないという事も、小説以上に伝わってくる。

 <特に印象に残った俳優さん>
 ・獏の他人の感情を忖度しない(出来ない)浮遊感漂う佇まいを飄飄と演じる東出昌大のスキルの高さ
 ・友人、島を演じる伊藤沙莉さん("ひよっこ"の勝気なお米屋さんの娘さんを演じた方)
 ・仲本工事さん!

 鑑賞後、不思議な余韻が残る作品。

 <今作の独特な雰囲気は、今作が商業作品デビューになる濱口竜介監督ならではのものなのだろうか。次回作が楽しみである>

<2018年9月1日 劇場にて鑑賞>

NOBU
ワンコさんのコメント
2021年8月27日

小説では、そっくりじゃない可能性が読んで取れんるですね。余計、なるほどと思いました。やっぱり、人は自分本位なんですよ😁

ワンコ