「気合いを入れて見るべし」立ち去った女 SHさんの映画レビュー(感想・評価)
気合いを入れて見るべし
長くて派手さは全くない。それは不要な要素をそぎ落とした結果だと捉えることができる。
キャラ設定、シナリオ、光と影、それだけでこの長編を最後まで興味を削がれることなく見続けることができる作品は、非常に希だと思う。
出だしのシンプルな白黒映像と長回しを見た限りでは、正直、これは最後までは無理だなと感じたけれど、最後まで意識は作品に向いていた。おかげで見ているこちらの体が蝕まれたような感じで、見終わった後、体調を崩してしまった。それを作品のせいにするのはお門違いだとは思うけれど、そう思ってしまうぐらいのパワーを感じる作品だった。
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