祝福 オラとニコデムの家

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祝福 オラとニコデムの家

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解説

ポーランドのドキュメンタリー作家アンナ・ザメツカ監督が、大人に守られることなく必死に生きる1人の少女の姿を追ったドキュメンタリー。ポーランド、ワルシャワ郊外の街セロック。14歳の少女オラは酒飲みの父親と自閉症の13歳の弟ニコデムの家族3人で暮らしている。母親が家を出て行ってしまったため、家事や弟の面倒のすべてを献身的にこなすオラ。そんな彼女が夢見るのは、弟の初聖体式が成功すれば、ふたたび家族がひとつになれるという、ほんの小さな希望だった。山形国際ドキュメンタリー映画祭2017(17年10月5~12日)のインターナショナル・コンペティション部門で大賞にあたるロバート&フランシス・フラハティ賞を受賞(映画祭上映時タイトル「オラとニコデムの家」)。

2016年製作/75分/ポーランド
原題:Komunia
配給:ムヴィオラ

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(C)HBO Europe s.r.o.,Wajda Studio Sp. zo.o.Otter Films Wazelkie prawa zastrzezone,2016

映画レビュー

4.0誰も断罪しない誠実さが光る

ローチさん
2018年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

自閉症の弟とアル中の父を持つ14歳の少女の葛藤を描いたドキュメンタリー。ここには大きな社会問題は描かれていない、この小さな家族のごくプライベートな姿を追いかけている。

カメラと対象の距離の近さ、物理的にも心理的にも、が大変に印象的だ。普通に考えれば当人たちにとっては都合の悪い、撮られたくないであろう瞬間も赤裸々に映し出されている。

少女にとっては過酷な環境でもある。しかし映画はその原因を探って悪者探しをすることはない。家族には問題があるけれど、カメラという暴力装置の怖さを監督は十分にわかっているのだろう、批判の目を決して何に対しても向けないのだ。是枝裕和監督の映画の姿勢にも似ている。

14歳の少女、オラと弟のニコデムの繊細な感情をカメラは見事にとらえている。派手な題材ではないが、大変に刺激的な「ドラマ」として成り立っていて見応えのある作品だった。

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ローチ
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