ミッション:インポッシブル フォールアウトのレビュー・感想・評価
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安定のスタントなし尊敬
トムクルーズのスタントマンを使わないという、いくつになっても変わらないスタイルに感激!
ミッションインポッシブルにでてくる人物は味方なのか敵なのかころころ立場が変わって複雑だ。
2時間40分でアクション映画は飽きてしまう😅
でもシリーズを全部見てきたファンとしては待望の新作でexciting!
こんなにカッコよかったっけ!!
他のアクション映画とはレベルが違います
アクションのみならず、ストーリーにも幅を持たせ・・・・・
不覚にも目頭が熱く
ミッション・インポッシブルシリーズは、ゴースト・プロトコルで一つのピークに達したと思っている。
第一作で魅せた宙づりアクションがこのシリーズのオリジンとして確立している以上それを超えることは難しいが、それに近いくらい記憶に残るものとして、あのクレムリン潜入やブルジュ・ハリファのアクションが挙げられると思う。
フォールアウトを見た後でも、独創的なアクションや小道具の多様さは、ゴースト・プロトコルが一番だと今でも思う。
だがシリーズは新たな展開をみせ、ハントの内面的葛藤にフォーカスし、今回は不覚にも泣けてしまった。
ハントは決して完全無欠とはいえず、寄る年波なのか肉弾戦でもやりこめられること多く、ヨレヨレのボロボロになることも。しかし考えるよりも先に、誰の命も諦めないという強い思いが前面に出て、胸熱。
そして前作から登場するイルサ。
彼女はバイクで追うハントに「ひけないだろ」と言わんばかりに仁王立ちになってみたり、突然「一緒に逃げよう」と言ってみたり、彼の優しさをわかった上で翻弄する。
それは女ならではのイヤらしさからくるものではなく、同職種ならではの、足を洗うに洗えない事情からの切迫した心の声だった。
二人は惹かれあうが簡単には肉体関係にはならない。決してハントに寄りかかるだけではない自立した姿勢が、ジュリアを彷彿とさせる。ハントも人の子、女性の好みが手に取るようだ。
終始ヘビーな選択を迫られる今作。今までは猪突猛進に一つのターゲットに向かっていけばよかった。しかし今回は大きな目的のために、わざわざ捕まえたレーンやイルサの命を取引材料にしなければならず、尚且つCIAの疑惑も晴らし、ジョン・ラークを炙り出さなくてはならない。その三つを成し遂げるためにどう行動するのか、目が離せなかった。
その辺の敵も観客をも欺く展開は、さすがユージュアル・サスペクツを執筆した脚本家。お馴染みの変装技を「ハロウィン」と揶揄する余裕もみせる。
そして、全てのキャラが収斂する終盤。
互いに連絡が取り合えないまま、己のやるべきことをする仲間たち。
ハントへの復讐の対象なのにジュリアは「あなたがいるから安心して人生を送れる」と言う。
もう、自然と涙目。
話は変わるが、キーパーソンのソロモン・レーンは、前作からアクションらしいアクションシーンも与えられず、今回も手錠をはめられている場面が大半をしめたわけだが、全然惨めに見えないところが凄い。
そのレーンが見事なロープワークを終盤みせる。MI6現役の時は、拷問が得意だったのだろうか。何となくレーンらしいなと思い、語られていない設定に興味が湧いた。
とにもかくにもCGを多用しないギリギリのアクションを知恵熱が出るほど堪能させてもらった。心の中で何度「行け!頑張れ!」と叫んだかしれない。
仲間思いのハントの優しさや弱さを、「一番の強み」と言い切った長官の死は痛い。次はエルサという大事な人を側に置きながら、思う存分戦って欲しいのだが、どうなることだろう。
とにかく、このシリーズはもうしばらくは間違いない。そう確信した。
いつまでもかっこいいトム様
実は傑作映画の枠にはめて作った作品
今作は事前に脚本を用意せずに現場で役者と監督が話す中で作っていったらしい。
葛藤する主人公の心理描写・重苦しい音楽・それまでとは異なる画質・裏切りによる仲間の死・敵役は主役の鏡のような存在。
これらは本作と「ダークナイト」「007 スカイフォール」にある共通点。開始10分で「あ、ダークナイトみたいだ」と思ったがすぐに気にならなくなり、作品にのめり込んであっという間に終わった。
これらの要素を上手く分からないように散りばめて、ミッションインポッシブル風にアレンジしてファンを楽しませる。いい仕事したと思います。
でも、今作がミッションインポッシブルかというと疑問かな。パリのシーンが長すぎるし後半のヒマラヤはアクションは凄いが絵が地味。ゴーストプロトコルの方が好きかな。
トムはどこまでやるの
とにかく、最初から最後までハラハラ、ドキドキの連続で、あっという間の2時間半でした。撮影中のケガもどこ吹く風…。いったいどこまで、トムは突き進むのだろう。
最初の頃のMIに比べると、スパイ映画というより、アクション映画の要素が、強くなりました。でも、お決まりのマスクによるすり替えや本に挟んだテープレコーダーなど、昔ながらのスパイツールもちゃんと使っているのは、やっぱりMIシリーズであることを印象づけます。
そして、映画化されてからの、ヘリコプターやバイクアクションも健在。スタント無しで、トムが自分で危険なスタントにも取り組むそうですが、パリの街中のカーアクションやヘリコプターの墜落映像は、どこまで実写で、どこからがCGなのかもわからないくらいほど、迫力がありました。
また、ジュリアとイルサの新旧恋人の入れ替えもスムーズに進み、イーサンの新たな心の拠り所ができたのも良かった。
ただ、本作は、前作から内容を引き継ぐ中で、新たなウォーカーの存在もあり、最初はなかなか敵味方の設定がよくわからなかった。
そんな事を差し引いても⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️に十分値するエンターテイメント作品として、仕上がっていたと思います。
現代のヒーローは何のために戦うのか?
文句なしの満点。
チケット代1800円と上映時間2時間に対して、これほど、お釣りの来る映画はそうそう、ない。
「スター・ウォーズ(シリーズ)」と対比したい。
デス・スターという巨大システムに、設計上の欠陥があって、この場所に爆弾を命中させると破壊できるとか、このスイッチを切ると止まるとか、そういう設定で、銀河を賭けたマクロな戦いを、主人公たち生身の人間のミクロな戦いにすり替える。
「オリジナル・トリロジー」の頃は、それでも、「弱点見つけたり!」のカタルシスがあったが、何度も繰り返されると、設定の「作為」が見え隠れして興醒めしてきた(もしくは、これだけ似たような失敗を繰り返す帝国の技術者はアホではないかと思ってしまう)。
今作も、大きく言えば「スター・ウォーズ」と同じ構造を持つ。
イーサン・ハントのミッションは世界を賭けたものになっていく。
しかし、「スター・ウォーズ」の主人公たちはフォースの使い手であり、神話的な(宿命的な)ヒーローだ。
一方、イーサン・ハントは、あくまで組織の一員であり、そして生身の人間だ。決してスーパーマンではない。
オープニングから彼の精神的な脆さ=人間らしさが描かれるし、イーサンは生身の人間として、カラダを張った活躍で難を乗り越えていく(ゆえに、トム・クルーズのカラダを張ったアクション満載となっている)。
一方、敵はどうか。
「スター・ウォーズ」の敵は(組織としては)絶対的な悪である。
かつてのヒーロー物はそれでよかった。
ウルトラマンが怪獣と、仮面ライダーがショッカーと、つまり正義の味方が悪と戦うことに、さほど理由はいらなかった。
しかし、現代の価値観は多様化し、正義は相対化した(今作でも、国家の在り方やグローバリズムの課題が背景として描かれている)。
では、現代のヒーローは何のために戦うのか?…と言うか、物語として、「現代のヒーローは何のために戦うことにすれば」、観客は納得できるのか。
この作品は、この点の説得力が非常に高い。
イーサンは愛する人や仲間のために戦う。
そして敵は、そういうイーサンを逆手にとって攻めてきた。
ラストシーンの舞台のカシミールに、敵は前妻まで集めたと知ってビックリ。
ああ、物語はここに収斂されていくのね!と判ったときの驚き。見事なストーリーテリングに唸ってしまった。
そして物語と並行して、サブタイトル「フォールアウト(核爆発後に降る放射性物質のこと)」から転用されるイメージが通奏低音のように描かれる(スカイダイビング、ビルからの落下、ヘリコプターのアクション、そして核爆発)。
タテ軸にはイーサンの戦いが、ヨコ軸にはフォールアウトが編み込まれ、物語の最後には、すべてのパズルのピースがはまる快感。
途中には格闘技、カーチェイス、銃撃戦、そして空中戦と、これでもかとアクションを楽しませる。
もう、お腹いっぱいである。
サプライズを何度も見せてくれる楽しい脚本は、もはや映画史のマスターピースとも言える「ユージュアル・サスペクツ」の、あの大どんでん返しを書いたクリストファー・マッカリー(監督も兼任)。
思わせぶりな謎かけでなく、伏線を伏線っぽくなく示し、回収の段で「あー、そういうことだったの!」と膝を叩きたくなる仕掛けは絶品。
過去作のキャラクターが同窓会のように登場するのも、楽しいです。
メルシー
息をつく暇がないとは言わないまでも、面白いシーンが最後まで持続して、久々に面白かった。
でも、敵味方が二転三転して、今、誰から攻撃されてるの?って感じで、正直、よくわからなかった(笑)
最近の某00シリーズのスパイアクション映画に共通するんだけど、なんか強力なボスキャラみたいなのがいて、それを相手に世界の平和を知らないところで、守っているというストーリーラインは、自然と過激なアクション、膨大な火薬量で、ドキドキさせるんだけど、世界で暗躍しているスパイ(諜報員)って、そんな感じじゃないだろう?(笑)
ミッション・インポッシブルの醍醐味は、初作のペンタゴンの屋根裏から、「メルシー」の一言とともに、ナイフが落ちる…(あぁ~絶対絶命)。
でも、机の上に刺さってた!って感じの、ドキドキ感に尽きると思う。
そういう意味では、別の作品として面白かったのかも?
当時、フロッピーだったのが、今でも普通にWi-Fiとかあるから、なんでもありなんだろうけど、「赤青ガム」が懐かしい…。
ドキドキ感が すごい。
とにかく トムの真摯に映画に 向き合う気持ちに 感謝です。
もちろん スタントなしのギリギリのアクションは 圧巻です。
最近は CGなど 色んな事が 進んで 実際 身体をはっての演技も 少ない中 やっぱり 本当に命をかけての 自分の身体を使っての 極限のスタントは 違います。
ジャッキーも そうだけど 死ぬまで どんなにケガをしても やり続けて いくんだろうな トムは。
ずっと ずっと応援してます。
内容的には 色々詰め込み過ぎかなとか 他にも感じた事は 多々ありますが トムのスタントに星5つです。
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