「風刺がきいている」ダウンサイズ Takashiさんの映画レビュー(感想・評価)
風刺がきいている
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ノルウェーの科学者によって人間の身体を縮小する方法が発見され、身長180センチなら13センチにまで小さくなることが可能になった。人口増加による環境、食料問題を解決する「人類縮小200年計画」が立ち上がり、一度小さくなれば二度と戻ることはできないが、それでも各国で小さくなること(ダウンサイズ)を選ぶ人々が徐々に増えていく。アメリカのネブラスカ州オマハでストレスフルな生活を送る、どこにでもいる平凡な男ポール・サフラネックは、少しの蓄えでも裕福で幸せな生活が遅れるという縮小された世界に希望を抱き、ダウンサイズを決意。しかし、土壇場で妻のオードリーが逃げ出してしまう。ポールは縮小された人間たちの世界で、ひとり寂しい生活を送ることになり、自暴自棄になる。ポールはヴェトナム人の足が不自由な革命家の娘と出会って徐々に変わっていく。そこに人類存続のため地下の世界に住む計画に誘われ、一度は同調するポールであったが、最終的には今の世界を選んで生活していく事となる。マット・デーモンにピッタリの役回りで納得の作品。
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