祈りの幕が下りる時のレビュー・感想・評価
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つい
鑑賞前に、他の方のレビューを眺めていると『砂の器』と書いてる方が数人。
私、映画『砂の器』好きなんで楽しみになりました。
ただ、気になる点も。本作の福澤監督は中居正広さんの連ドラの『砂の器』を手掛けた人ですが、連ドラ版は良かったけどしっくり来ない印象もあったので、期待と不安が半々での鑑賞でした。
結果、期待以上に観て良かったと思いました。
映画『砂の器』で、実はキーパーソンではないかと思うのが、森田健作さんが演じた若い吉村刑事なんです。
真っ直ぐな彼が存在する事によって、対比として若い和賀の闇の部分が色濃く感じられたのではないかと。
連ドラ版は、渡辺謙さん演じる今西刑事が情熱的になった事で、対決としては面白かったけど、対比の存在が薄れてしまった気がしたんです。
結果、話の深みが少しだけ薄れたのかなと。
そして、この映画の場合、捜査する阿部さん演じる加賀と、される側の松嶋さん演じる浅居が、対比でも対決でもなく、対の存在になっているように感じました。
この二人を通して、親子の愛情を表現する。
それを、加賀と浅居の絶妙なバランスで、より濃く見せる事に成功したんじゃないかと。
殺人を正当化したくはありません。それでも、親子愛には心打たれる作品だと思います。
罪とは…何だろうと思いました
始めから、終わりまで気を抜かず観ることができてあっという間に終わってしまいました。それぞれ色々な物を背負って生きていていじわるをしたり嫌がらせをしたり小さな罪を犯すことがあります。
登場する人々は、小さな罪を犯したり傷つけられるうちに罪が段々大きくなり思いもしない方向へ行ってしまい、せつなく感じました。
本当に悪いのは誰?人ではなくて運命?
何が正しくて何が正しくないのか…
テレビの新参者も映画も面白かったのに、これが最後なのでしょうねぇ。
見応えがありました。
そして、普段はそれほど楽しめないエンドロールがテレビから観ていた方は楽しめるようになっていました。
一体 犯人は誰なんだ
初日 舞台挨拶を観に行きました。
2時間 飽きず ハラハラ しながら 観ることが
できました。
阿部寛さん 松下奈々子さん 溝端淳平さん 歌手のJUJUさん
役者が揃っています。
最高でした。
泣けました
ドラマも、ある意味人情もので泣けましたが、豪華キャストと時間軸の壮大さに引き込まれて、泣きました。
日本橋近辺がもつ物語と、加賀がもつ物語がとてもよく絡み合っていて、面白かったです。
次に越すなら、人形町です。
もう、加賀はいないけど…
新参者の中でも一番良かった。お母さんの好きだった人を誰が演じるのか...
新参者の中でも一番良かった。お母さんの好きだった人を誰が演じるのか後ろ姿しかわからなかったので、この人ならと全てが納得いった。とにかく泣けて、泣けて、全て愛だなぁと思った。
16年も日本橋署に居続けた理由に、納得。
毎回、主役を食うほどの役者がでてくるこのシリーズだが、松嶋菜々子と小日向文世もよかった。松島の、顔の筋肉をひくつかせて感情をむき出しにする表情の秀逸なること、圧倒された。小日向の、人が良すぎて付け込まれる弱さと、娘の為なら覚悟を決める父親としての強さは、見事。トンネルのシーンでは涙を抑えきれなかった。ストーリーは、まさに「砂の器」。そんなヒューマンサスペンスの要素と、切れ者ながらときたまボケる加賀の人柄が見事にマッチしている。エンドロールで、これまでの出演者がちょこちょこでてくる演出のおかげで、いろんなエピソードが思い浮かんできて、ああ、これでこのシリーズも終わりなのだなと感慨が深まることしきりであった。
久々に感動しました
東野圭吾は何作か読んだつもりでしたが、この作品は抜けていました。ドラマも前作映画も全く知りません。公式ホームページでにわか学習後に鑑賞。ある有名な名作を彷彿とさせるのは皆さんの仰る通りです。俳優陣の演技も見事で見応えあり。現在を切り取っただけの予告映像も良いと思いました。
描かれた罪は悲しいですが、日本橋の明るさが救いでした。ぜひ大画面で見たい映画です。
なぜ殺す
どんなにつらい過去だろうと、その過去を隠すために殺人が正当化されてはいけない。
あの父娘に同情はできても共感はできないし、共感してはいけないと考える。
それは、名作とされる「砂の器」と同じだ。
だから点数をあえて低くした。
上記の点を考えなければ、単純に面白い物語だとは思うが。
このシリーズが好きなだけに、残念。
映画の力。
東野圭吾にとっても加賀恭一郎シリーズの集大成だったが、映画シリーズもその感が強い。
東野圭吾の小説はそれぞれ複雑なプロットなのだが、本作はそこも集大成的である。
加賀(阿部寛)の母親が事件に絡んでいて、そのことが情緒過多といってもいいくらいのミステリーになっている。
アリバイ崩しや密室などの趣向はないが、人がたどってきた道程がそのままミステリーになっている。相当の表現力を要する。
原作を読んだときに、東野版「砂の器」と評したものがあるといったが、映画はもっと「砂の器」寄りである。
冒頭の事件経過をテロップで紹介するあたりはそのままである。
道行きをしなければならなかった理由が、本作は少し弱い気もするが、福澤克雄はてらいもなく道行きをみせていく。映画の力である。
小日向文世と桜田ひよりのパートは、涙なしに見ることはできなかった。
「砂の器」のクラシックの演奏と捜査会議のカットバックに匹敵するシークエンスがあればいうことはないのだが、それは高望みというものであろう。
ドラマ「新参者」からずっと観てきてよかった。
今年45歳になる松嶋菜々子が「やっぱ超綺麗だな」。
Movixあまがさきで映画「祈りの幕が下りる時」を見た。
原作は読んでいない。
前作、映画「麒麟の翼 劇場版・新参者」も見ていない。
阿部寛、伊藤蘭、山崎努の親子関係、
松嶋菜々子、小日向文世、キムラ緑子の親子関係、
中島ひろ子、田中麗奈などの人間関係が複雑に絡み合う。
原作は東野圭吾。さすがにシロウトにはこんな本は書けない。
映画を見終わったときには東野圭吾の本を自分で読んだような気になる。
濃密な人間ドラマと何本もの伏線が最後にはつながる。
泣けるシーンもある。
涙腺の弱い人はタオル持参で。
見応えがあった。
今年45歳になる松嶋菜々子が「やっぱ超綺麗だな」。
上映時間は119分。
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
有終の美
とても見応えがあって、面白かった。
原作は未読だけれど、これまでのドラマと映画は一通り見ている上での感想として、出色の出来だったと思う。
ドラマが輻輳的で深く、なかなか真相の見えない事件。冒頭、事件説明をテロップに任せるのは、テンポよく進めるためのいい試みだったと思う。
阿部寛が松嶋菜々子の真実に迫ろうという、向かい合った場面は、松嶋菜々子の表情の変化が素晴らしかった。
なぜ加賀さんが日本橋に拘るのかも分かって、最後を飾るに相応しい映画だったと思う。
終わるのは悲しいなぁ
阿部寛といえば、私の中では 上田次郎とこの加賀恭一郎。
原作や前作見ていなくても、ぜひ見るべき。
ストーリーは完璧だったが、驚くような展開はない。たんたんと、事件が解決していくイメージで、見ていて気持ちがいい。
ただ、展開を文字で出すのはどうかなぁと。
違和感が凄かった。
描写の奥行き感がすごく印象に残るシーンが多く、それらのシーンがそれぞれの演技を際立たせて映像に引き込まれる。
東京は水の都という昔のイメージを思い出させる川のシーンや、小日向さんと子役のトンネルのシーンなどとても印象的。
配役も完璧だった。
阿部寛はもうハマり役。近頃ますますかっこよくなってきたなぁ。
キムラさんの演技は凄かったし、春風亭昇太も良い。落語家なのに笑
個人的に、飯豊まりえの演技に驚いた。こういう闇を抱えた役にぴったりだし、声が良いと改めて感じた。
桜田ひよりも要チェック。
福澤監督のキャスティングが固定されてきたなぁ笑
音尾さん出てきた瞬間に笑ってしまった…
NACSメンバー見てしまうと映画見れなくなるなぁ笑
松嶋菜々子が凄い!!!
当該作品は、先週公開され初登場1位でした。
阿部寛主演、東野圭吾原作による「新参者」シリーズの完結編です。
監督は「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」「3年B組金八先生」など
数多くのヒットドラマを手がけた福澤克雄です。
前宣伝が凄かったので、ついつい見てしまいましたが、
文句なしの5点満点です!お薦めです!!
感想は次の2点です。
まず、 ストーリーが、さすが東野圭吾!素晴らしい!!
ストーリー展開が早く、事の真相を予想するのですが、追いつかない!
どんどん引き込まれていきます!息を飲む展開です。
私は、多くの場面で号泣してしまいました。
次にキャストですが、当然 阿部寛主演ですが、
松嶋菜々子の演技が凄い!
今回は、彼女が裏の主役です。
あんなに演技がうまかったかなぁ?!
追伸として、
最後に歌われるJUJUの曲も良いです!!!
Michi
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