「本質的に、ファン・メイド・ムービーと同じ?」ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー ティンクさんの映画レビュー(感想・評価)
本質的に、ファン・メイド・ムービーと同じ?
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もはや名匠と言われるようになってしまったロン・ハワード監督(個人的には、これこそはという傑作も作家性もないと思う)の手腕で手堅く、ホント手堅くまとまっているので、普通に楽しめる映画になっています。
ただ、なんかこう、何故か心から素直には楽しめなかった。その理由は・・・どうしてもハン・ソロに見えない主演俳優のせいなのか、ディズニーになってから露骨なリベラル臭のせいなのか、考えてみたのですが違いました。
そもそも前日譚の映画が前作に匹敵して成功すること自体皆無(成功例はゴッドファーザーパート2くらい?)ですが、この作品で描かれるチューイとの出会いにしろ、ファルコン入手の経緯にしろ、ケッセルランにしろ、もともとジョージルーカスの頭の中にあった話のはず。なので、他の誰かがどれだけ素晴らしく描いても、後付け感というか、世界にあまたあるファンが作った映像作品と本質的に変わらないと感じてしまうんですよね。
モヤモヤしたのは、超豪華な(しかも公式の)ファンメイドムービーを見ているような感覚のせいでした。
まぁ、スピンオフという以上、クローンウォーズとか反乱者たちをテレビで見るくらいの気楽さで観たほうがいいのかも知れません。
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