「スペース・ウエスタンらしいです。」ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー ゼリグさんの映画レビュー(感想・評価)
スペース・ウエスタンらしいです。
めっちゃネタバレしてます。
正直、同じスピンオフであるローグワンのような面白さを期待すると、肩透かしを食らうかもしれません。
よりスターウォーズ色は薄くなっています。
ジェダイのジェの字もなければ、フォースのフォの字もありません。
いや、ダースモールが久々に登場したので、少しはあるか。
クローンウォーズ観てないと、あいつが生きてる意味がわからないでしょう。
どうやら魔力で生き返ったらしいです。
魔力すげえ。
ちなみに、新たなる希望の10年前という設定(ハン・ソロは20歳ぐらい?)らしく、アナキン子ども時代を全盛期と考えると、だいぶお年を召されている事でしょう。
おじいちゃんだね。知らないけど。
歳とるのか?
スターウォーズ色が少ないといっても、本編はなかなか見所が多いです。
冒頭のカーチェイスから始まり、列車?強盗だったり、鉱山惑星からの脱出であったりと、まるで全編クライマックスのようなアクションが連なっていて、退屈はしません。
それスターウォーズじゃなくていいじゃん、とファンから言われたらそれまでなんですが。
わかるわかる。
けれど、個人的にはハン・ソロとランドの過去がはっきりして楽しかったです。
あれは後々逆恨みされても仕方ないね。
チューバッカとの出会い方も面白かったです。
チューイこえーよ。見る目変わるわ。
けれど、そんなチューイにもしっかりと見せ場とドラマが用意されており、そこを掘り下げて描写してくれたのが個人的には嬉しかったです。
L3とランドとの友情(恋情?謎)も面白かったです。
あの世界ではそういう事もあるんでしょうか。
色々とどうするんだろう。考えないようにしよ。
ちょっとヒロインとイチャイチャしすぎじゃないかハンよ。溜まってるのはわかるけど。
ベッドシーン入るのかと思ってヒヤヒヤしたよ。
ミレニアムファルコンの頭が凹の字になってた意味がわかってスッキリしました。
さようなら脱出ポッド。
ちなみに、主人公がハリソン・フォードに似てないという、どうやっても解決しない問題は意外とすぐ慣れます。
ていうか途中からどうでもよくなります。
僕の場合はですけど。
個人的にローグワンが傑作だと思ってる僕からすると、ローグワンを超す事はなかったですけど、観て損はしないかなという感じでした。
少しニュアンスは違うかもしれませんが、要するにスターウォーズ世界での「裏社会」を描いていると思えばいいかと。
アウトローが活躍する、銀河の西部劇。
ジョン・ウェイン、リー・マーヴィンという西部劇のスターと共演した事があるロン・ハワードが監督したと思うと、感慨深いものがあります。
僕は楽しかったです。
どうでもいいですが、なんか全体的に照明が暗すぎる気がしました。どうしたんだろう。