あの日、侍がいたグラウンドのレビュー・感想・評価
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映画自体はよかったが・・・
二次ラウンド3試合を東京ドームで観戦しました。
観終わって思ったのは、「これでは世界一にはなれない。」ということ。
歴代の宮本慎也選手みたいな嫌われ役を買って出る選手がいない。
大会前にメダリストから激励のメッセージが書かれた日の丸が届きましたが、メダリストがこの映画を観たらどう思うのか?
きっと、「甘ちゃんだね。本気で世界一を目指していたの?」と。
置かれた環境が違うので仕方ないのかもしれませんが、野球日本代表の選手たちは、各球団のトップ選手。既に結果を残し、オリンピアンから見れば羨ましいくらいの成功者たち。
オリンピアンが4年間かけて目指してきたものとは違いすぎる。
編集のせいかもしれませんが、緊張感がなさすぎ。「世界一になる」という思いが伝わってこなかったです。
“仲良し集団”だけでは、世界一にはなれない。
予選ラウンドも相手に救われただけ。
岡田がピンチを併殺で逃れたシーンは、相手ベンチのミス。相手投手があの状態なら、絶対に「待て」のサインでしょう!
内川の勝ち越し犠飛も、終盤で勝ち越される場面。ファールなんだから捕っちゃダメでしょう!
とは言っても、一番悔しいのは選手たち本人。
自身の年俸に比べたら些細な報酬で、ケガのリスクが高い時季に身体を作り、日本代表で戦ってくれたことには、素直に「ありがとう」と言いたいです。
まぁ、小久保監督という事を考えたら、よくやったと言える成績ですね。
映画としては、プロ同士でも「お金を払ってでも見たい。」と思えるものがあるんだ。とか、選手の裏の部分も見られてよかったです。
ただ、もっとレギュラー出場じゃない人たちにスポットを当てて欲しかったです。
PS.鈴木誠也は、どう思っていたのだろうか?
この選手は、“仲良し集団”で終わることを許さない、チームを引っ張っていける選手だと思っています。
野球は心が動く!
WBC日本代表のドキュメント。
普段聞けないベンチ裏での選手の言葉は実に人間らしい。
緊張感と高揚感。
こんなに素晴らしい大会、素晴らしい日本代表だったんだ。
結果を知っていても前のめりになってします。
スポーツとは心を動かす事ができる文化。
薄汚れた現実を忘れさせてくれるのがスポーツ。
だから観る価値があるのですね。
野球中継では見えない選手の顔
野球中継からでは見ることのできない選手の顔を見ることができたので大変楽しめた。負けてしまうことは知っているけれども、このまま優勝してしまうのではないかと思うほどの熱を感じた。
批判が多かった小久保監督であるが、招集状を作って渡すようにするなど心遣いをしている所が見ることができ、色々考えて代表監督を努めていたのだなと感心した。
青木選手がメジャーリーグの投手の球について解説している所も興味深かった。「球が遅く見えるけど差し込まれる」と、言うのだ。そのため、始動を早くする必要があるという。これがフォーシームとツーシームの違いなのだろうか? と見ていて思った。これが今後の日本野球の打撃の課題であろう。
登場する選手に偏りがあるのは仕方が無いことだと思う。
菊池、松田、筒香。あたりのファンであれば十分楽しめるはずだ。もちろん選手のファンでなく野球が好きな人でも十分楽しめることができる。
見に行く価値あり
選手たちは本当にかっこよかったです!
ただ一つ残念なのは、ほとんど菊池や筒香のシーンばかりで他の選手があまり取り上げられていなかったことです
牧田や山田、坂本、秋山の扱いが空気なのは残念でした
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