「人間の格好をしたドラえもんのポスターが気になる。」映画ドラえもん のび太の宝島 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
人間の格好をしたドラえもんのポスターが気になる。
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オウム型ロボット“クイズ”の存在が面白い。どことなくギリシア神話映画の『タイタンの戦い』に出てくるフクロウ型ロボットをも思い出すのですが、これに海賊や宝島を絡ませている気がする。
太平洋上に新たに出現した孤島。これがジョン・シルバーの作り上げた船だった。しかし、これがとてもSF志向。「ノアの箱舟」計画を実現するため時空を超えて宝物を集め、地球のエネルギーを吸い取って地球外へと逃げるという内容。時計を見ると2250年と2295年とあったことから、ジョンが見た荒廃した地球は2295年のものであり、船で暮らす人々は2250年の未来人であったと思われる。ドラえもんは22世紀に誕生したわけだが、彼が見たこともないハイテク道具を使っていたくらいだ。
ストーリーとしては、しずかそっくりのセーラとフロックの母親が5年前に他界し、彼女が作った船をさらに進化させて箱舟にしようと悪魔に魂を売ったかのように変貌した父親ジョン。家族の愛が感じられ、この辺りは子供も楽しめるのだろうけど、異常気象やエネルギー問題とは対象年齢がかけ離れているような気もする。
そしてドラえもんは自分の時代の道具ではかなわないとみて、力でゴリ押ししてエネルギー吸収を止めようとする。こんなガチンコドラちゃんは珍しい。いや、ちょっと怖いくらいだ。鼻からカルボナーラだ!
テーマ曲は星野源。そして全体的に音楽がとても良かった。途中、ラフマニノフのピアノ協奏曲にそっくりだったことも含めて・・・
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