すばらしき映画音楽たちのレビュー・感想・評価
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名曲は目が覚めるw
無声映画時代に映画館には館1つに1人はピアニストがいた? 凄い仕組みのオルガンで、即興音楽を流してた? 変な楽器も色々出てきます。 音楽導入の流れ、映画効果、音楽ジャンルの歴史や意味合い等、時代の名作に合わせて関係者が語るドキュメンタリー映画。 やがて曲は映画のモチーフとして語られる様になり、観客は曲で直ぐさまどの映画かピンとくる。 どの種類がどの様に作られて、どの様に映画に組み込まれるか。 ジャズ・モダン映画からオーケストラの解放、現代ではパソコンで曲を打ちこむ時代に。 キングコング、未知との遭遇、ジョーズ、インディ・ジョーズ、スターウォーズ、E.T.、ジュラシック・パーク、パイレーツ・オブ・カリビアン、バットマン、スーパーマン、マッドマックス〜怒りのデスロード〜etc色々な音楽、効果音の説明が。 観ているとジョン・ウィリアムズとハンス・ジマーはすげえや✨ 音楽家以外の意見もあるのだが、やや退屈。 私にはFOXロゴのファンファーレのくだりなど興味があるのに説明短いものがあった為、そちらにもっと説明が欲しかった💦
映画音楽の魅力
60人を超える映画音楽家や監督、プロデューサー、心理学者へのインタビューに作品群を散りばめたハリウッドの映画音楽入門編、マット・シュレイダー監督は元CBSの記者、映画音楽好きが高じてドキュメンタリーを撮ってしまいました。ニュース帝国CBSの憲法ではニュース素材にBGMは感情を操作すると禁じられていたので欲求不満になったのでしょうか。
冒頭から谷間に響くピアノの音色、マイク・ベルトラミはトミーリージョーンズの映画の為に何やら壮大な野外共鳴装置まで作ってしまったようです、あっけにとられていると有名な「ロッキー」のテーマが流れ親近感がぐっと増します。無声映画時代は劇場のオルガンで盛り上げていたとかオーケストラを初めて映画音楽に取り入れ革命を起こしたのが1933年のSF「キングコング」、「ジョーズ」のテーマとベートベンのモチーフの近似性、ジョンバリーの「007」のテーマは映画音楽にビッグバンドを持ち込んだ意欲作、マカロニ・ウェスタンの旗手エンリオ・モリコーネ、そして映画音楽の神様ジョン・ウィリアムスの黄金時代へと続き現代のジャンルや楽器、演奏に囚われない多様性の出現で締めとなる。それでもマット・シュレイダー監督はやっぱり映画音楽の王道はオーケストラ演奏と言いたいのでしょう、多彩なスタジオで初見のスコア(原題)を見事に演じるプロミュージュシャンへのリスぺクトが滲み出ていました。
ただ成功例ばかりなのでちょっと物足りない、お涙頂戴のわざとらしい切ない曲づけや豊かな自然音を聴かせるべきシーンの疎外、あえて無音にするのも才能の内、シーンを活かすも殺すも音楽次第といった両刃の剣の面もあります。
然しながらそもそも失敗例では素材使用が許可されないでしょうし大半が凡庸なので本作で取り上げられた成功作が際立って聴こえるということかも知れませんね。
映画音楽、素晴らしい!
何の期待もなく見始めたが、最後まで目が離せない程の集中力で見た。音楽が映画に欠かせないのは自明と思っていたが、作曲家がこんなにも怖れと不安とプレッシャーに押しつぶされそうになりながら仕事をしているとは! 生まれ変わったら、映画音楽のオーケストラで演奏する人(吹奏楽器がいいかな)になりたいと脳天気に思った。 映画音楽のオーケストラが最後の砦になっているという意味の発言に、クラシック音楽が置かれている現状がいかにシビアなのか理解できた。 映画が大好きだった武満徹さんのことを思い出した。
映画好き必見!
たまたまamazonのトップページにアップされていたので、観てしまいました。 制作者サイドから見た映画音楽がどのようなものなのかが、良く分かり、映画の音楽が少しでも気になる方には必見の映画だと思います。 彼らはいわゆる『アーティスト』に対して私が抱いているイメージとは少し違っていて、どこか理性的にコントロールされながら、豊かな感性や技術で、緻密に映像に感動を吹き込んでいくプロセスは、圧巻です。 大好きなジョン・やウイリアムスやハンス・ジマーの素顔も見ることができたし、その制作風景を目の当たりに出来たことは、これからまた映画を観る楽しみが増えました。
名作映画に良い音楽はつきもの。その映画音楽の奥深さを教えてくれます...
名作映画に良い音楽はつきもの。その映画音楽の奥深さを教えてくれます。ドキュメンタリーなのであんまり面白くはない。 冒頭のロッキーのテーマとジョン・ウィリアムスに興奮。名作映画のダイジェストとしていいかも。 二本立て一本目。ちょうど良い長さ。
映画がさらに好きになる
映画音楽の中でも、いわゆるテーマ曲を主に扱っています。 歴史、作曲、楽器、奏法や奏者、ミックスまで、いろんな側面を見せてくれます。 膨大な資料をコンパクトにまとめたため、それぞれについては断片化されているのが残念。 さらに登場者の名前と代表作(数タイトル)が、字幕とともに表示されるので、情報量が多くて落ち着きません。 それでも名画名曲が続き、映画的に幸せな気分になりました。 縁がなくて観ないままの名画や、あまり好みでないタイプの作品ですら、なんだか観たくなってきました。 映画好きなら充分楽しめると思います。 音楽好きなら、さらに楽しいです。 いろんな小ネタがありました。
映画音楽って最高だね。
TSUTAYAで借りて観たのだが、こうやって映画音楽は生まれるのか…。と思った。この映画はドキュメンタリーというより長編のメイキング映像を観ている感じだった。私は、メイキング映像を観るのが一番好きなので、この映画みたいなのが増えてくれると嬉しい! やはり、映画製作者にも期限に追われ、葛藤もある。それは、音楽業界でも同様。映画一本にこれだけの人数が関わっているということを改めて感じさせられた。 これは、映画好きな人には必ず一回は観てほしいと思う。 あー、皆のコメント見てたら、またこの映画借りたくなってきたなぁ笑
是非!!!
天才達が更に努力して凄い物を届けてくれてる、ということが良くわかりました。天才達の他の才能に対するリスペクトも素晴らしいです。確かに、映画作品としは色々あるかもしれないけど、映画好きなら見ておくと映画を見るときに更に楽しくなるよね。 こういう映画は学校の授業で見たかったな。
映画作品とは全く別物&映画の根本?
大概の鑑賞した人は皆,評価は高いに決まっているんではないかい⁈と,私的な感想。 1つの名作と呼ばれる作品が,生まれるまでの過程?ベース?根源?(どの言葉が当て嵌まるのかは分からないが…)を映像で教えてくれる? 映画好きには,観る事は『義務』なんて言葉にすれば、言いたい事が分かりやすいような気がする処・・・
絶大‼️
いや~我ながらアホだった 音ないと成り立たないよね~ 音楽のクレジットもチェックしてたがっ! いや~動くハンス・ジマー初めて観た。写真しか知らないよねー。クインシー・ジョーンズは映画だけに限らず。 バイオリン、ミュート。おもちゃのピアノ。オーケストラ。いくら音の専門家逹と言えど「おみそれ」どころじゃないよね。ちょっと涙ぐんだ。 この映画作ったことも basicだしgreat。 みんな観るべきだし内緒にしたい映画。この映画自体面白い。監督に感謝、映画音楽家に絶大なる感謝🎼
映画音楽はやっぱり素敵
とてつもない名曲たちが一堂に会していました。 こんな贅沢あってもいいものかと…。 インタビューはとても綺麗にまとまっていて、裏事情とかリアルなものは見えてこなかったと思いますが、もう色んな名曲を良いとこ取りしてまとめて流してくれるだけで有難いです。 アラン・シルヴェストリが好きなので 彼が出て来なかったのはとても残念ですが、それでも最高の映画だったと思います。これを機にもっと沢山の映画音楽に触れたいと思いました。
ハリウッドの映画音楽を礼賛したもの
映画音楽の歴史的なものを期待していったけれど、そこら辺はさらりとしたもの─というよりほぼ無しで、しかもあくまで現代ハリウッドの映画音楽のみの内容で、クラシック音楽などは盛り込まれていなし、オールドフィールドもヴァンゲリスもモリコーネもロータも、全く出てこない。物凄い肩すかしではあったけれど、逆にアメリカ映画の大きさも感じてしまう結果となった。 予想以上にインタビュー映像が多くて、語っている内容も、素晴らしい!とか映像を盛り上げる!とか至極当たり前のことを大げさに語っているものが多くて、正直眠気を催した。とはいえ、所々で流される音楽や映像は間違いなく素晴らしくて、いいところばかり切り取られて集められているので、映画好きにはたまらないものだった。 制作上の小話や制作過程・風景など、なかなか興味深い映像もたくさんあった。特にエピローグ的なキャメロン監督の小話などは秀逸で、こういう話をもっと盛り込めよー、と突っ込みたくなってしまうのだけれど、これほどまでにうまくできた話も少ないんだろう。だからこそ最後の最後に持ってきているんだろうし、見てよかったと思えるくらいの小話となっているんだろうけれど…
すばらしき芸術世界
映画音楽好きなので行って来ました。 普段は裏方の作曲家たちのドキュメンタリーで、とても楽しかったです。 音楽と脳の働きの解説も良かった。 腕を組んで頷きながら、 「ジョン・ウィリアムズってやっぱり凄えや…」と思ったり、 「ハンス・ジマーすすす凄ぇ!!!」と度肝を抜かれたりで本当に観て良かったです。 もっとたくさんの映画音楽に触れたいなと改めて思いました。
すごいぞコレ!
映画会社関係なく、いろんな映画出でくるので面白いです。
E.Tのラストシーンの音楽、別れを表現してからの希望やミッション達成を表す感じとか、
インセプションのラストシーン、家に帰ってきた安堵感からの大きな疑問符の表現とかすごかった。
なるほど。これは鳥肌が立つわけだ。作曲家も自分で鳥肌が立つ音でないと世に出せない訳だから。
心理学者の考察も面白くて、カールおじさんの映画での目線の話はなるほどと思った。音楽によって我々の目線まで操ってるって相当音楽って重要だよね。ロードオブザリングの同じメロディーの繰り返しで、クライマックスでは当然のように観客の中に馴染んでるっていうのも興味深かった。
作曲家の苦悩も描かれてて、依頼されるのが恐怖だとかポスター見るのも嫌だとか、プレッシャー感じるよなあ、と。実際に劇場に足運んで観客の表情見たりしてんだもんね。トイレこもって観終わった客がその歌口ずさんでたら喜ぶって本当に凄い世界だよ。それでも死後も映画は残るから続けるんだよなあ。
欲を言えばデイミアンチャゼル見たかったっていうのと、ジョンカーニーとか詩も含む音楽の部分も見てみたいです。
映画音楽は永遠に
映画に欠かせない“映画音楽”についてのドキュメンタリー。 自分は映画音楽が大好きで、スタッフをチェックする時監督の次に作曲家は誰かと気になるくらいなので、本作はもう興味津々! 彼ら作曲家や映画製作関係者が語る映画音楽の魅力、映画音楽の歴史、作曲風景、さらには神経学者が映画音楽が人体にどんな反応を与えるかまでをも証言。 とことんディープに映画音楽に迫る。 とにかく出るわ出るわの著名な作曲家たち。 その人数50名近く、映画好きなら興奮してしまうほど。 アレクサンドル・デスプラ、マルコ・ベルトラミ、ジャンキー・XLら売れっ子、新進気鋭。 エンニオ・モリコーネ、ハンス・ジマー、ランディ・ニューマン、ダニー・エルフマン、トーマス・ニューマンらベテラン。 アルフレッド・ニューマン、アレックス・ノース、ジョン・バリー、バーナード・ハーマン、ジェリー・ゴールドスミスらレジェンドたち。 名作の名シーンと共に数々の名曲も。 「キング・コング」「めまい」「サイコ」「007」「猿の惑星」「続・夕陽のガンマン」「ロッキー」、「タイタニック」「ロード・オブ・ザ・リング」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」…。 これらを一本の映画で聞けるのだから、何とも贅沢! 中でもやはり、ジョン・ウィリアムズは特別ピックアップされている。 「JAWS」「スター・ウォーズ」「未知との遭遇」「スーパーマン」「インディ・ジョーンズ」「E.T.」「ジュラシック・パーク」…。 オーケストラによる映画音楽を復活させ、いかに彼が尊敬されているか。 監督や映画関係者、映画音楽評論家は言う。 映画音楽が無ければ、映画はこれほど見る者の心に響かないと。 演出・演技・映像・脚本では表現しきれない部分を音楽でより効果的に高める、映画の代弁者。 しかし、当の作曲家たちは違う。常に、プレッシャーに押し潰される日々だと言う。 まだ作曲中なのに、自分が音楽を手掛ける作品のポスターを見るとゾッとする。 スケジュールも限られてるのに、何のアイデアも浮かばず楽譜が真っ白だと自分の無能さを呪う。 ハンス・ジマー曰く、「ジョン・ウィリアムズに変わってくれと断りたいくらい」。あのハンス・ジマーほどのベテランが! そうやって死ぬほど悩んで産み出される数々の名曲。 だからこそ、我々の心に響く。 ワクワクするような高揚感満点の音楽も、スリルいっぱいの音楽も、ハートフルな優しい音楽も、涙を誘う悲しくも美しい音楽も。 時代ごとに映画音楽は変化していく。 トレント・レズナー&アッティカス・ロスといった映画音楽を専門としない外部の作曲家たちも近年は躍進。楽器も作曲方法も様々。 かつてのオーケストラによる映画音楽だけを誉め称えるのではなく、新たな才能による映画音楽の可能性を謳っているのもいい。 誰だって一曲や二曲、好きな映画音楽はある筈。 と言うより、映画好きに映画音楽嫌いはまず絶対居ない! 見てたら、日本の映画音楽ドキュメンタリーも作ったら面白くなると思った。 日本にも天才的な映画音楽家たちは星の数ほど居る。 伊福部昭、武満徹、早坂文雄、芥川也寸志、佐藤勝…。 現在も活躍中の久石譲、坂本龍一、岩代太郎、佐藤直紀、加古隆、安川午朗、川井憲次、服部隆之、遠藤浩二、大島ミチル、菅野よう子、富貴晴美…。 名前を挙げるだけでもう曲が浮かぶ! カリコレ上映作。 WOWOWにて先行放映。
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