ZOOM ズームのレビュー・感想・評価
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観終わると思わず空を見上げる
運命というものがあるかどうか。自分の人生は物語の筋書きのように誰かが作っていて、自分はそれに従わされているだけ。そういう妄想をしたことがある人はいると思うが、この映画はそれをユニークな方法に形にした作品だ。現実の世界、小説で書かかれた世界、そしてその小説内に登場するマンガアーティストが描いた世界、その3つの世界が入れ子構造になっている。現実レイヤーの世界は、実はマンガアーティストが描いている世界なのだ。それぞれのレイヤー世界の住人がそのことに気づき始めて行動を起こし始めると、上のレイヤーにも影響が出始める。現実と虚構の存在感が等価になりつつある現代の感覚を見事に映像化していると言える。アニメーション映像を用いたのも上手い。デジタル時代、実写とアニメーションにヒエラルキー的な差異はないのだ。観終わると、思わず自分の人生もだれかに書かれているのかと空を見上げて確認したくなる。
現実に存在しているのは!?
ブランドン、J・プリーストリーが良い感じのオッさんに成長して。
複雑で難しい内容では無いが整理しとかないと!?
豊胸女が理想の男を絵に描いて、理想の男が漫画の世界で映画を撮っていて、映画の主人公が小説を書いていて、小説の主人公が理想の男を描いた豊胸女。
誰も現実に存在していないってコトで良いのでしょうか?って感じの疑問が!?
豊胸女と漫画の映画監督とモデルの女小説家が主人公で三つの話があって基本的に下ネタがメインで映像に話のテンポと飽きはしない。
もう少し全体的にスタイリッシュでパンチが効いた演出があっても良かった。
下ネタコメディ
ラブドール制作を生業にする漫画を書くのが趣味の女性が主人公の小説、小説家を目指すモデルの女性が主人公の映画、身体でプロデューサーに取り入る映画監督の男性の漫画、互いに作用する別々の3つの話が同時に進行していくコメディ。
映画監督の話はパラパラマンガの様なアニメーションで他2つは実写。
3つ中2つは下ネタ頼りのドタバタ劇で笑わせるばかり。それがダメとは言わないが、やはり設定の妙だけがみどころという感じ。
始まって早々にどういう設定かはわかった状態になるから、設定がそれ程利いていなかったり、ストーリー展開での面白味が少なかったりは残念。
中味はないし下品だけど、笑いはあるしテンポは良いからそこそこは楽しめた。
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