「特別興行に感謝!川崎チネチッタさん有り難う!」リズと青い鳥 やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
特別興行に感謝!川崎チネチッタさん有り難う!
我がホームグラウンド、川崎チネチッタさんで特別上映してたので単身赴任先で訳あって1人ステイな私はぶっちゃけ暇つぶしに鑑賞しました。毎月1日は映画の日で割引のはずですけど、全国ここでしか上映しない特別興行・・・ってことできっちり2000円のお支払いです。ただ本日だけの1回興行らしく旧作にも関わらず、7割がた客席が埋まる大盛況なのはちょっと驚きです。
で、初見というか「響け!ユーフォニアム」自体全く観ていない言ってしまえば「本来ここにいちゃいけない人」なんですけど遅ればせながら、また僭越ながら感想を申し上げます。
「凄く高い完成度の作品で正直、魂が震えた。ストーリーを反芻して涙ぐんじゃうくらいの傑作」ですよね!もう誰が何言おうと断言しますよ!
「響け!ユーフォニアム」の登場人物が女子ばっかで、有名どころの声優さん勢揃い(詳しくないからなんとなくのイメージです)でなんか声優オタク向けっぽく、ストーリーが百合な流ればかりだったら嫌だなあ・・・なんて敬遠してた過去の自分を叱りつけてやりたい!(笑)
「リズと青い鳥」という劇中劇がまた、とんでもない完成度で、いっそ別作品で完全版を上映してもらいたいくらいなのですよ。
また、ジャンルは百合要素もあるかもしれませんが、この作品で表現されてることはもっともっと振れ幅が大きくて、そんな矮小化されたカテゴライズで収まり切る訳もありませんでした。各キャラクターの人と人との魂レベルの力場がそこに形成され、互いに複雑に影響しあっているのが感覚的に理解できました。いやはや、これは本編を早いとこ有料でもなんでも鑑賞しないと失礼にあたります(笑)。
「魂が震えた」と、最初に感想を延べましたが、クライマックスの演奏で、青い鳥が力強く飛びたつ様子を観てでございます。正に圧巻です!
映画終了後、作品の価値を良く分かってらっしゃるチネチッタ鑑賞者の皆さんの、どこからともなく拍手が起こりました。
私も深く同意し、惜しみない拍手を差し上げたのは言うまでもありません。
では。