「描写の繊細さ!」リズと青い鳥 Ryoさんの映画レビュー(感想・評価)
描写の繊細さ!
以前のユーフォニアムシリーズのアニメも映画も原作も知らずに映画を観ました。余りに印象深かったので一週間後にもう一度鑑賞し、やはり素晴らしい作品だと思いました。最後に原作小説『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』を読みました。
ここの他の方のレビューを見ますと、この映画の良さを同じように感じ取った方がたくさんいらっしゃるようで、意外ではありますが、嬉しい。
「意外」と言ったのは . . . この映画のように、話が余り展開せず丁寧な心理描写に集中した映画は、往々にして「退屈だった」「眠くなった」という感想が多くなりがちなもの。丁寧な描写を褒め称える声が、こんなにレビュー欄に並ぶのは珍しいと思ったからです。
アニメには、実写映画とは違った難しさも有るでしょうが、実写版には出来ない自由度もたくさんあり、まだまだ表現の開発の余地が大いにあると改めて思わせてくれました。
以下の感想は、他の方々が上手に言って下さっていることが大部分です。
*描写の精密さに惹き込まれて退屈する暇がない。
*実写映画並みの細かい表情・仕草の描写 . . . いや、アニメならではの部分も大いにある。例えば、目だけであれだけ語らせるのは、実写だと難しいかも。
*演出の斬新さ(僕にとっては)。例えば、足の動き。後ろに回された腕と手のアップ。
*音楽と映像のリズム感の一致。吹奏楽の場面のことではなくて、普段の場面で、音楽のリズムと映像のリズムが心地よく合ってる。これはアニメならではか。音楽自体もいいですねぇ。
*音楽がないところの音が活きてる。足音とか。
*物や風景など人物以外へのフォーカスのあてかた。鳥が飛ぶ場面が長回しだったり . . . 人物以外の描写も、人物のこころの表現に寄与している。
*画面の美しさがすごい。
*原作でも男子生徒は出てこない方が良いと思いましたが、映画ではほぼ完全に女子校になっていて、さらに繊細になっています。みごと。
*例の、関係性の変化を象徴する演奏での音楽の表現が素晴らしい。
Ryo さんお久しぶりです、
やっとこさ「リズと青い鳥」のレビューを書いてみました。作品が偉大で太刀打ち出来ませんでしたよ。
映画. comではおっしゃる通り“個人通信”は出来ませんねー、いろいろのトラブルを防ぐためかも知れませんが。
そしてレビューへのコメントも投稿先を間違えると通知が来ないのでうっかりすると読まず仕舞いになってしまう困ったシステムですし(笑)
パイプオルガンですか?ピアノと違って移動や個人所有が難しいのです。小型の足鍵盤無しの機種でも500万とかしますしね、だから自分が楽器の場所まで出向いて貸してもらわなければならないという制約がありまして、とんと練習からは離れております。白鍵がローズウッドや黒檀。黒鍵が白です。だから指が綺麗に見えます。
Ryo さんはトロンボーンとか♪フィンランディアの出だしやボレロのボーンは大好物です。
「ピアノ・マニア」はTSUTAYAでお取り寄せレンタルも加算無しで出来ますから、オススメです!
ではまた。
Ryoさんお早うございます
「花とアリス」に[共感]ありがとうございました。
音楽お好きなんですねー、僕は中高と吹奏楽部でチューバとホルン。(全員で音を出すごとに感動で泣きそうになるので下手くそでしたが)。
その後は孤独なパイプオルガンにのめり込みました。
Ryo さんの”音楽のような文体”のファンです。フォローさせて下さい♪