「「間合い」をうまく活かして二人の関係を繊細に表現」リズと青い鳥 てつはらさんの映画レビュー(感想・評価)
「間合い」をうまく活かして二人の関係を繊細に表現
作品全体としては「触れたら壊れてしまいそう」という印象をずっと感じました。
一緒だと思っていたものが違ったときに、それをどう受け止めて進んでいくかの表現の仕方がとてもうまくできていると感じ、童話「リズと青い鳥」の内容とマッチングさせながら、繊細ながらも強弱をしっかりつけて物語が作られていました。
「譜面には書ききれない間合いがある」という言葉が、二人の関係にしっくりくる言葉だったと感じました。
この映画はそんな「間合い」の取り方がとてもうまく表現できていて、変化していく心の様子などを感じ取ることができました。
素敵な作品です。
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