「作画で表現する感情が見事」リズと青い鳥 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
作画で表現する感情が見事
友情、依存、恋愛の境界線が曖昧な、10代の少女同士の心の動きを描いた佳作。
表現的なチャレンジがあちこちに見受けられます。セリフに頼らず間や表情、しぐさなど、演技で感情を表現する手法は、「映画」って感じに。
心情をセリフで全部しゃべっちゃう「テレビドラマ」や、昨今の「深夜アニメ」しか見てない人にはわかりにくいかもしれません。
主人公が気持ちを乗せて演奏したシーンの曲の迫力は、映画館のスクリーンとその音響ならでは。
まだまだアニメーションには可能性があるし、本作は一つのエポックメイキングな作品になるかもしれないとワクワクしました。
こういう作品が、アニメファンだけでなく、世間にも受け入れられるといいなぁ。
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