「好きな女優さんになりました」女は二度決断する mimiraraさんの映画レビュー(感想・評価)
好きな女優さんになりました
先のみえるストーリー展開だけど、ダイアン・クルーガーの演技は見事でした。悲しみから復讐に至るまでの心情の変化を、わざとらしくなく リアルに演じていました。はじめは雨ばかりの天気も、曇りばかりの灰色の世界も、最後の最後に晴れ渡る青空も 彼女を映す鏡のようでした。止まっていた生理がきた場面は、廃人のような彼女にようやく生きる精気を出せたのは、死ぬ覚悟ができたから?こういう繊細な描写は、アメリカ映画にはないと思います。
確かに社会的な背景があって考えさせられますが、感傷することはありませんでした。ダイアン・クルーガーの演技と心情を現す映像は一見かと。
コメントする