女は二度決断するのレビュー・感想・評価

女は二度決断する

劇場公開日 2018年4月14日
94件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

秀逸な邦題

ネオナチに家族を殺された白人女性の物語。司法でさばけない変わりに彼女がくだす決断が賛否を呼ぶ作品だろうし、監督もそれを狙っているのだろう。しかし、ただの復讐ものかというとそうではない。

シンプルな復讐劇なら、「二度」の決断は必要ない。推定無罪の原則の限界を感じる主人公がただネオナチを殺せばよかった。反対に葛藤の末、赦す展開だったらどうだろうか。行儀の良い話にはなるだろう。しかし現実は赦しに満ちていない。この映画は、二度の決断があるから非凡なものになった。一度目と二度目の決断の間の「逡巡」には、単純な怒りだけでも、寛容な赦しとも言えない大変に複雑な感情が宿っている。

一度目の決断を翻す瞬間のカットは、脚本段階にはなく、撮影中の偶然を利用したそうだ。その後台詞のない主人公の逡巡が続く。この逡巡の後の二度目の決断は一度目とは変化している。

その変化になにを見るか。新聞記事や論説のように割り切れない感情がこの映画には溢れている。その感情を無視しては、世界の問題の何も解決できないだろう。

ローチ
ローチさん / 2018年4月28日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  知的
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 1 件)
  • 共感した! (共感した人 4 件)

ドイツの名匠とダイアン・クルーガーが生み出した究極のヒロイン像に圧倒される

今やドイツを代表する映画監督にまで昇りつめた存在、ファティ・アキン。トルコ系の彼の作品は、いつも単一の国家や人種にとどまらず、その境界線を果敢に突き崩すパンクな精神を覗かせる。かつてと同様、「愛する者の死」といったテーマに真っ向から挑み、それをこれまでのようなミニマリズムではなく、大きな川の流れのように骨太に描き出したのが本作だ。題材は数十年も前にドイツ国内で多発したという爆破テロ事件。異なるものを暴力的な手段で排斥しようとする風潮は現代世界と似ている。まさかこれほどつながってくるとはアキン監督自身が驚いたのではないか。そこに生まれた残骸と亡骸の間を、涙も枯れたヒロインがいく。彼女には絶望から這い上がり、法廷に挑み、悪を見極め、さらにその先にある決着へと自らを向かわせる孤独な戦いがある。その魂はパンキッシュで、ハードボイルド。この役を逞しく生き抜いたダイアン・クルーガーに心底圧倒された。

ぐうたら
ぐうたらさん / 2018年4月26日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 怖い 興奮
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 0 件)

タイトルなし

当初はネオナチをたった一人で壊滅させてしまうダイアン・クルーガー無双のリベンジものかと思っていましたが、家族をテロで殺害された女性の虚無感と喪失感が胸に突き刺さる悲しい話でした。

@Pigmon
@Pigmonさん / 2019年1月26日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

この怒りや苦しみはどこへ…女の決断

ストーリーはあまり把握せず観てる人が多かったので、気になって観ました。
B級なのかと期待していなかったのですが、とてもB級とは言ってはいけない…かなり内容が濃く深いものでした。
製作者様、失礼致しました。

葛藤や抑えられない感情や苦しみ、それに耐える思い…彼女の決断や怒りはとても伝わってきて私も同じような気持ちになりました。
二度目の決断は一度目と違い、いろいろな思いを抱えた彼女の心になったら、その決断が納得と言うか、解ると感じました。

始まりから終わりまで良作な考えさせられる映画でした。
まだまだ問題が多く心の痛いテーマですね。

☆ユウ☆
☆ユウ☆さん / 2019年1月20日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

悲しみと憎悪、法と社会の矛盾と不条理を断ち切る決断 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

2017年度のカンヌ国際映画祭女優賞受賞作品。
ハリウッド~ヨーロッパで幅広く活躍するも、どうもここ最近めぼしい作品が無かったダイアン・クルーガーにとって、母国ドイツの作品で母国語で、栄えある賞と代表作として挙げるのも納得の熱演。
作品的にも見応えあり、今回見たカンヌ関連の3作品の中では一番良かった。

ドイツで実際に起きた爆弾テロ事件がベース。
テロによって夫と息子を殺されたカティヤ。
その行く末が、3章に分けて描かれる。

まず、事件直後。
喪失と悲しみをじっくり描写。
同情されて当然なのに、夫の両親から責められる。
夫は麻薬所持の前科あり。誰かしら敵が居て、何かしらの事件に関与の疑いが。
さらに、自宅から麻薬が見つかり、カティヤも日常的に服用していたのではと追及される。
そんな時、犯人逮捕の報せが…。

犯人は、ネオナチ夫婦。
裁判が始まる。
非道なテロによって愛する家族を奪われたのだから、こちらに有利な裁判の筈。が、
医師による遺体の損傷の生々しい説明、あちらの憎たらしい弁護士の狡猾戦術でカティヤ自身を貶め、信憑性が疑われるなど、苦境は続く。
カティヤの目撃証言、被告人の父によるこちら側に有利な証言、旧知の弁護士の奮闘などで、裁判は拮抗。
元々裁判物は好物なので、2章目は引き込まれた。
下された判決は…。
法や社会の矛盾・不条理をも訴える。

そして、3章目。
ズバリ言ってしまおう。判決は、まさかの無罪。
愛する家族を奪った憎き犯人たちは、罪に問われる事無く、また世に放たれた。
この抑えきれない悲しみと憎悪…。
これらは何処に、何にぶつければいいのか…?
こちらが妥協して、永遠に息の詰まる我慢をしなければならないのか…?
カティヤが取った行動は、誰しも予想は出来る。
法で裁けないのなら…。
カティヤは二度、苦渋の究極の決断に迫られる。
まず、一度目の決断。
これは、正しい決断だ。
復讐したい気持ちは充分分かる。でも、もしそれを犯してしまったら…。カティヤはもう一つ、別の苦しみを背負う事になる。
最後の2度目の決断は、見る者に考えを委ねさせられる。
あれ以外に決断の余地は無かったのか…?
また同じような凶行を犯すかもしれない犯人たちへのカティヤ自身の裁き、悲しみと憎悪、それら負の連鎖を断ち切る為とは言え…。

これはほんの一つの一例に過ぎない。
非道なテロ行為、法と社会の矛盾や不条理が続く限り、また…。
悲しみと憎悪の淵に立たされた時、アナタなら、どう決断するか…?

近大
近大さん / 2019年1月10日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

復讐はどこまで許されるのか ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

ストーリーは、
ドイツ、ハンブルグの街
トルコの少数民族クルドからドイツに移民してきたヌリは、ドラッグデイラーの罪で、4年間刑務所に居た。刑期を終えた後、ドイツ人カシャと結婚し、小さなオフィスを借りて税務士の手伝いと、通訳をしていた。美しい妻と6歳の息子が自慢だ。郊外に家を持ち幸せな家庭を築いていた。
ある夕方、妻のカシャは昔からの女友達と会うために、息子のロッコを夫の事務所に預けて出かける。事務所を出たときに、若い女が真新しい自転車を道に置いて立ち去るのを見て、声をかけた。自転車に鍵かけないの?若い女は笑って、すぐ戻るから大丈夫と言って姿を消した。カシャは、女友達と会い、しばらくして帰途に就くと、事故で道が遮断されている。見ると夫の事務所が、何者かによって爆破され死傷者が出ているという。夫とは連絡がつかない。死者の身元が不明だと聞いて、カシャは、警察に遺体を見せてほしいと言うが、遺体は損傷が激しく、人の形をしていない、と言う。警察は身元確認のためにカシャの夫と息子の歯ブラシをDNA検査のために持っていき、やがて2つの遺体は、カシャの夫と息子のものだったことが判明する。

警察は爆弾犯人が、東欧からきたギャングによるものか、夫のヌリにドラッグの犯罪歴があることから、ドラッグをめぐるマフィアの争いだと決めつける。担当刑事はカシャ自身がマリファナを常用していることを知って、ドラッグがらみの事件として処理しようとする。彼は、夫が頻繁にドラッグデイラーと連絡を取り合っていた証拠をカシャに見せる。しかしカシャは、事務所を出たとき、若いドイツ人の女が置き去りにした新品の自転車の荷台に爆弾が仕掛けられていたに違いないという確証があった。カシャは極右ナチ信奉者によるテロではないかと疑う。これはナチのヘイトクライムではないか。

最愛の夫と息子を奪われ、遺体をトルコに持っていきたいと主張する夫の両親を遠ざけたあと、カシャは一人きりになり、風呂場で両手首にカミソリを当てる。しかし意識が途切れる前に、弁護士からメッセージが携帯に送られてきて、カシャが予想した通りに、爆弾犯人は極右ナチの仕業で、すでに犯人が逮捕されたという。カシャは自殺するのを中止して裁判で犯人たちと正面から向き合うことにした。
裁判所でカシャは、夫の事務所前に自転車を置き去りにした女と、その夫アンドレというナチ信奉者が、爆弾を仕掛けたことを知る。長い公判中、夫と息子が爆破によってどんな死に方をしたかを知らされて傷つく。一方、爆弾犯人容疑者たちが、当日ギリシャに居たという証人が現れる。テロリスト側のアンドレの弁護士は、カシャがドラッグユーザーであることから、爆弾の入った自転車を見たというカシャの証言に信ぴょう性がない、と主張する。爆弾に使われたクギや肥料と全く同じものが、容疑者のガレージから発見されても、他にカシャの言うような自転車を見た人が現れない。遂に出た判決は、無罪。アンドレ ミラー夫婦は釈放される。

カシャは居たたまれない。夫と息子の死につぐないは無い。カシャは、ミラー夫婦がギリシャで宿泊していたというホテルに行く。そこは極右ナチ団体の根拠地だった。やはり公判での証言は嘘だたのだ。カシャは爆弾を作る。それを胸に抱いて、ミラー夫婦がいる車に入り込み、、、。
というお話。

監督ファテイ アキン44歳は、トルコ系ドイツ人。移民の街、ハンブルグで生まれ育った、硬派の社会派監督だ。社会的弱者に光を当てる作品を作って来た。若いころ DJで、生計を立てていたそうで映画の中の音楽の挿入の仕方や、バックグランドミュージックの使い方が秀逸だ。映画のはじめで、ヌリの出所と、それをウェデイングドレスで出迎えるカシャの場面が感動的だ。出獄を待ち望み、結婚を待ちきれない二人の喜びが、「マイガール」の歌とともに広がって、隅々まで幸福感で満ち溢れる。大音響のマイガールの歌が心地よい。音の使い方が、すごく上手だな、と思う。
で、つぎの瞬間に、眼鏡をかけた首の白い、ひょうきんで、もう100%愛らしい6歳のロッコの顔が大写しになる。街の騒音、人々の喧騒。音感の良い、音楽センス抜群の監督による映像が小気味良い。良いメロデイーを映画に取って付ける、ということではなく、映画作りには、良いリズム感が必須だということがよく解る。

この作品でダイアナ クルーガーは、ゴールデングローブ主演女優賞を獲得した。自身がドイツ人で、この映画の舞台となったハンブルグから遠くない街で生まれて育ったという。時間に正確で厳しい、責任感が強く、几帳面に仕事をきっちり仕上げる、など、日本人に似たドイツ人気質が、この映画にも表れていて、「自分のルーツに立ち返ることができた。」と言っている。ドイツ語という自分の言葉でドイツ女を演じることは、ハリウッドで活躍する彼女にとっても,大切な映画になったことだろう。撮影が始まる前の半年間、テロや殺人にあった被害者家族、30家族に次々と会って話をじっくり聞くことによって、夫と息子を失う役柄を考えた、という。意志の強い頑固な顎の張った四角い顔、大きな手、強靭なパワーを持った細身の体のダイアン クレイガーは適役だった。

もう一人印象的な役者は、爆弾犯アンドレ ミラーの父親役を演じたウイルリッヒ トウクル。ガレージで爆弾を作ったらしい息子を警察に通報して逮捕のきっかけを作った。実直で常識を兼ね備えた知識人の父親が、息子がナチに心酔していることに悩み、自分を責め、息子が極刑の受けることを覚悟で警察に突き出す。そんな哀しい父親をよく演じていた。怖れと恥とで歪んだ父親の顔。公判の休憩時間に、カシャが父親に近ついてタバコの火をもらう。互いに見つめ合うが言葉が続かない。カシャの犯人への憎しみと怒りを、苦しむ父親にむけることができない。このシーンが、カシャの最後の決断に大きく左右する。
息子は血も涙もないテロリストだが、息子を警察に突き出した父親は勇気のある立派な人間だ。カシャがナチ信奉者のテロに対して、テロで返答すれば、自分がナチ信奉者と同じレベルの卑劣な人間になってしまう。しかし、彼らのテロを赦して、そのまま生きていくことはできない。この父親のような人間になるのはどうしたら良いのか。憎しみゆえの復讐はどこまで許されるのか。人が人であるために、どこまで人は赦されて良いのか。

極右ナチ信奉者夫婦に無罪判決が言い渡された後、カシャは自分の脇腹に彫ってある武士のタツトウに加えて、武士が鮮血にまみれている姿に彫ってもらう。義憤と胸の痛みをタットウを彫る痛みで中和するかのようだ。余談だけど、この武士は三船敏郎にとても似ている。ファテイ アキン監督が黒澤明監督を尊敬していることが、よくわかる。

カシャは爆弾を一度は、憎いミラー夫婦の車の下に仕掛けるが、気を取り直してとりやめて、数日後に、爆弾を身にまとって犯人とともに自爆する。自分という犠牲なしに人を殺すことができないといったカシャのギリギリの人としての判断だった。
カシャは夫と息子の死に会って、生理が止まっていた。それが、ギリシャに犯人を追ってきてミラー夫婦を抹殺することに決めて行動に移そうとしているときに、生理が始まる。生理は命の再生であり、希望の兆しだ。夫と息子を奪われて、長い時間が経過した。カシャの底のない絶望に、わずかな回復の兆しが時間と共に表れて来ていたのだ。カシャが、その気にさえなれば、再び生き直すことができる。カシャには自分の命を再生する力が生まれて来ていたのだ。
しかしカシャはそれを拒絶する。亡くなった夫と息子に忠誠を誓うかのように後を追う。夫と息子への愛に純粋で誠実でありたいために。またミラー夫婦の父親の判断に恥じない自分でありたいために、ただの復讐ではなく、正義の名のもとにカシャは決断を下す。

法廷で死亡者ロッコの解剖所見が読み上げられた。爆破で6歳の子の胸に5寸クギが無数に突き刺さり、爆破熱によって皮膚は溶け、高熱を吸った肺は焼けて呼吸が止まり、眼球は溶けて無くなり、手足はちぎれて数メートル先に飛び、、、担当者は淡々と読み上げる。
カシャは、母親として自分の分身だった息子が最後に体験したことを、同じように自分も追体験せずにはいられなかったのだ。それが親というものだ。カシャの決断を誰が非難したり、否定できるだろうか。哀しい映画だ。

DOGLOVER AKIKO
DOGLOVER AKIKOさん / 2019年1月9日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  泣ける 悲しい
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

邦題の牽引力

実際のテロから着想を得た話ということで、重々しい内容でした。旦那と息子をテロで殺された母親の心情が、痛々しいほどに伝わってきます。

中盤の裁判所でのやりとりには、思わず「チョコレート・ドーナツ」を想起させられました。心象や情といったものが通用しない、物的証拠のみで判断する裁判というものが、いかに非情であるかを再認識させられました。正義とはいったいなんなのでしょう。

人間というものは、とかく恐ろしいものですね。

邦題が若干、やらかしている感じもしましたが、いいタイトルだと思います。みごとに、観てみたいな、と思わされましたから。

ユージーン
ユージーンさん / 2019年1月2日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  怖い 知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

ピエロ

pierro du feu

pigeyes
pigeyesさん / 2018年12月17日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 1.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

第三者の存在とか

疑わしきは罰せずとか、端から見れば耐え難い話ではあるが、あれが裁判の現実なのだろう。
物証を積み重ねても、確たる証拠なしでは安易な逮捕が出来ない。
今回の容疑者もその結果、無罪となってしまう。
彼女がクスリに手を出している事とか、色々含めてもやりきれない作品であった。
外国人の排斥によるテロは卑劣極まりなく、絶対に許されないが経済的な圧力で世の中がネジ曲がっている証とも言える。

容疑者ミラー夫妻は限りなく怪しい人物に描かれており、あの態度には腹もたつ。
ラストは賛否両論あるとは思うが、暴力の連鎖では争いは無くならない。
威嚇として使うか?位にしてほしかったが、やはり家族の居ない世界で遺族が生き甲斐を見出だすのは難しい。

うにたん♪
うにたん♪さん / 2018年12月15日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

3部構成

この一年くらいの間で大なり小なり「移民」を取り上げた映画がヨーロッパから立て続けにきた印象。決断に至る過程をじっくり考えるべき作品だった。

なお
なおさん / 2018年12月8日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

二度目の決断がとても悲しかった

前提としてドイツ人の汚さには目に余るものを感じています。
ユダヤ人虐殺をナチスだけのせいにして。
裁判もイスラムに対する偏見が判決に影響しているのです。

二度目の決断は犯人の女が海を見る目とクルーガーが海を見る目がシンクロしたので、その予感がしました。

もし、復讐して、生き延びれば、ネオナチと同じ存在になる。
ネオナチ夫婦の父が人格者であるだけに、そんな自分が許せない。
しかし、許して、生きていくことも出来ない。
二度目の決断はとても哀しみに満ちています。
これが、実話なら、やりきれない思いです。

家族を皆殺しにされて復讐を誓う人は自分の心まで殺されているのかもしれません。

テロはイスラムばかりが目立ちますが、アメリカのKkkなどどの国もあるのです。

このような負の連鎖がなくなるよう祈るばかりです。

アサシン
アサシンさん / 2018年11月24日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 1 件)

最後まで観てしまった

カメラワークが人の距離をうまく利用している。
丹念にひとの感情を織っている。

池に石を投げ入れるのはだれなのだろうか。
移民国家のひとつの現実。

そんぼ
そんぼさん / 2018年11月23日 / PCから投稿
  • 評価: -
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

なんて切ない決断… ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

ネオナチに旦那と子供を爆弾で一気に殺された報復をするかしないか…
法廷では裁けないとわかってからは、むしろ自分のすべき事がクリアになったのね。
上告で闘って容疑者二人を終身刑にしたところで、相手は生き続けるのに、主人公は最愛の家族を失った喪失感を持ちながら生き続けなきゃならないなら、私も同じ決断をするかもしれない。
人間の心の葛藤がタイトながらズーンとくる作品。
でも、旦那も息子も殺された後あんなに淡々としてるもんなのかしら…ドイツ人の気質?

soleilヾ(´ε`○)
soleilヾ(´ε`○)さん / 2018年11月23日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

まさかの結末 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

最後はまさかの自爆攻撃!

Takashi
Takashiさん / 2018年11月11日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

ラストまでの丁寧さ

主人公の内面の逡巡をとても丁寧に描いていて、鑑賞しながら「自分だったら」と考え、感情移入をしてしまう。ギリシャでの葛藤と結実に、人間の心の、単純ではない動きを感じる。ダイアン・クルーガーが見事。

WALLE
WALLEさん / 2018年10月18日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

邦題に引っ張られないで!

ついつい題名につられて、
1度目の決断がこれ? じゃ2度目は…などと考えながら見てしまったことに激しく後悔。

英題はin the fade 独題は aus dem nights
グーグル先生翻訳によれば、”フェードで “と “どこからともなく” だって 全然関係ないから、のびのび鑑賞アレ。

丁寧に描いたサスペンスドラマと思いきや、終わってみれば心の痛いところを細い糸でアチコチ引っ張られた感じで、アタタタという後遺症が残りました。

名作でございました。

ジャム太
ジャム太さん / 2018年10月8日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

愛する家族を失った女の哀しい復讐劇

人種差別主義者によって夫と息子の命を奪われた女。

そう、愛する者を失っては生きて行けない。切ない結末だが妙に納得した。

ダイアン・クルーガーがカンヌで女優賞を獲った。幸せの絶頂から終焉まで感情の振幅を見事に表現した。世界を股にかけるクールビューティが母国ドイツの作品で獲ったのが嬉しい。

まっくん a.k.a. エロくそチキン
まっくん a.k.a. エロくそチキンさん / 2018年10月3日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 3 件)

ドイツ作品

一度目の決断から二度目の決断までの間が、
とても良かったです。

hiro
hiroさん / 2018年7月25日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

真の悲劇は国民VS移民ではなく、国民VS国民

サッカーW杯で韓国にすら敗れてドイツ代表はグループ最下位にまで堕ちてロシアを後にした。
代表選手の顔ぶれを見ても、ゴメスはスペイン系、ケディラはチュニジア系、ボアテングはガーナ系、エジルとギュンドアンはトルコ系と、元々のゲルマン系の白人ではない移民系が増えている。
本作は主人公カティヤの夫がトルコ系移民だったため混血の息子とともにネオナチのゲルマン系ドイツ人に爆殺されたのだが、そこまで深刻ではないにしても同じような事態がW杯ドイツ代表のトルコ系2人をめぐって起きた。
エジルとギュンドアンがトルコ大統領のエルドアンを表敬訪問した際に「我が大統領に多大なる敬意を」と書かれたユニフォームを手渡したことがドイツ国内で問題視され、代表から外すべきだと物議をかもした。
また彼ら移民系は試合前のドイツ国歌を唄わないことでも非難されている。
W杯で闘う前からすでにチーム内に不協和音を抱えていたと推測できる。
まさに映画は社会の縮図である。

なお余談だが、現在J1ヴィッセル神戸在籍のポドルスキもポーランド系移民であり、ほぼドイツ国歌を唄わなかったようだ。

たとえ高い技術や豊かな国際経験があっても国家代表が1つのチームとして機能しなければ試合には勝てないことを今回のドイツ代表が明らかにした。
同じゲルマン系民族の国家でもクロアチアのW杯代表がスーパースターはいなくとも1つの組織として団結して闘ったために決勝まで進んだこととは対照的である。

本作の監督ファティ・アキンはトルコ系ドイツ人で、自身の出自を作品に託している。
ただ、主演のダイアン・クルーガーがインタビューで明らかにしているが、ゲルマン系の白人ドイツ女性がトルコ系男性と結婚することは現在でもタブー視されているらしい。
ドイツは近年あまりにも難民を受け入れ過ぎて治安が悪化したため移民への見方が厳しくなり始め、移民制限を掲げるドイツのための選択肢(AfD)が議席数を大幅に増やしている。

そもそもドイツにトルコ系が増えたのは高度経済成長時代に人手が足りなくなった際、安易に労働移民としてトルコ人を受け入れたことに端を発する。
同じ頃日本も高度経済成長を迎え、今以上に人手不足であったが、日本は安い労働力としての移民に頼るのではなく、設備投資による生産性向上を推進することで高い経済成長率を維持した。

結局トルコ系労働移民がドイツに居着いてしまい、さらに家族も呼び寄せて世代を重ねるごとに人数を増やしている。しかもトルコ系はイスラム教徒であるためプロテスタントのキリスト教国であるドイツの国柄にはなじんでいない。

本作でも夫の両親はトルコ在住で、カティヤや彼女の母親との関係は決して良好ではなさそうに描いている。

また本作ではトルコ系移民の街で爆破テロが起きた設定だが、日本でも現在埼玉県の西川口が漢語の看板が乱立したチャイナタウン化し、日本人が寄り付かなくなっている。
あまり知られていないがドイツでは移民を受け入れたことで元々のドイツ人の給料も上がりにくくなっている。
監督のアキンもトルコ系ということで差別されてきたという。
移民受け入れで貧しくなった元々の国民とその国の言葉も満足に話せず差別され社会的な地位の低い移民の対立は避け難く、まずは互いに相争うようになる。移民は外部勢力にそそのかされる場合もあるが、自暴自棄になれば双方がテロを起こし、社会が不安定化していく。

現在日本でも自暴自棄になった人間が無差別殺人を起こしているが、移民が増えれば矛先は移民に向かうようになるかもしれない。

まさにアメリカ・イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ、北欧各国など、欧米諸国でテロが増えているのも同じ理由である。
そしてもっとも悲劇なのは、経済的心情的理由から移民に肩入れする国民と移民に反対する国民が対立し、国家が分断されることである。
本作でも最大の対立はカティヤとネオナチの夫婦という、元々のドイツ国民であるゲルマン系の対立である。

イギリスのEU離脱、トランプ大統領の誕生、ヨーロッパの右傾化、すべては移民問題に対する元々の国民の揺り戻しである。

日本でも現在労働移民を増やす方向に舵を切り始めているが、このまま進めばおそらく相当な周回遅れで欧米各国の問題が日本で起きるだろう。

本作を観ていて改めて感じたのは、移民受け入れは元々の国民と移民、双方を不幸にするということである。
日本の未来がそうならないことを切に願う想いで本作を観ていた。

まずは我々日本国民が正しい知識を持って移民を拒否する意思を持つことが必要である。
人手不足でも生産性を向上させることで、少人数でも経済発展は可能である。労働力を安く使いたい資本家の嘘に騙されてはいけない!

筆者は愛する祖国が荒廃する姿を見たくはない!

労働移民に明るい未来が見えない度:10

曽羅密
曽羅密さん / 2018年7月17日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
  • コメントする
  • 共感した! (共感した人 1 件)

ダイアン素敵でした

ダイアン登壇の先行プレミアで鑑賞。
ストーリーは三部構成になっています。
理不尽なテロにより、愛する家族を奪われた上に、裁判も納得のいくものではなく...これ以上ない悲しみをどこにぶつければ良いのか。
カティヤに感情移入してしまうので、テロ犯が本当に憎らしくって。それくらいダイアンの演技は情熱的です。
観終わった後、決して清々しい気持ちにはなりません。悲惨なテロ事件を社会に伝えるメッセージ性のある作品で、凄く心にズシンときました。

途中で小島監督も登壇。2人はノーマンのゲーム関係で知り合ったって!!ダイアンからノーマンの話が出て嬉しかったわ。
ダイアン美人なのに面白くてキュートな方でした!

サラ
サラさん / 2018年7月5日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
  • コメントする (コメント数 0 件)
  • 共感した! (共感した人 0 件)

94件中、1~20件目を表示

映画レビューを書く
このページの先頭へ

最近チェックした履歴

映画の検索履歴

他の映画を探す

映画館の検索履歴

他の映画館を探す

特別企画

Jobnavi
採用情報