「帰ってきたヒトラー」女は二度決断する 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)
帰ってきたヒトラー
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近年、移民に寛容な政策を取ってきたドイツで作られた映画ということで、この問題は根が深い。
ただ第二部までは良かったのだが、第三部に至って、またそういう方向に話を持っていくのかと、正直がっかりさせられた。「スリー・ビルボード」でも感じたことだが、(映画の見せ方として)非常に安易な気がする。報復の連鎖を肯定しているようにも見える。個人的には、法廷シーンの最後の方で主人公側の弁護士が放つ啖呵がピークだった。
この邦題は原題とは全然違うし、ピントはずれだ。映画界は“二度”何かするのが好きなのか、二度生まれたり、二度死んだり、二度微笑んだりしているが、元は二度ベルを鳴らしたのから始まっているんだろう。
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