「詰め込みすぎ」となりの怪物くん マシューさんの映画レビュー(感想・評価)
詰め込みすぎ
原作未読です。
漫画原作の映画化の良くないところが出た見本のような映画だった。
「君の膵臓をたべたい」「君は月夜に光り耀く」の月川翔監督の作品だから観たが、原作のエピソードをいろいろ詰め込んで並べただけのようで、全体の抑揚もなく薄っぺらく感じた。
「君の膵臓をたべたい」では、絶妙のテンポで何度観ても飽きず、2時間があっという間だったが、本作は詰め込みすぎでただ早いだけで、人物の背景描写も希薄、何回も流れる西野カナの歌も耳障り、アクセントとして登場した浜辺美波さんの委員長も「この役いる?」という感じだった。(眼鏡姿の可愛い浜辺さんを観られたのは良かったが…)
良かったのは、何回も登場するループ橋のシーン。
「君の膵臓をたべたい」で登場した京都の伏見であい橋のように、イメージに合った橋をロケハン探しあてたという感じで、監督の思い入れのようなものを感じた。
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