「まさに王道。怪物が教えてくれた、かけがえのない愛と友情。」となりの怪物くん 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに王道。怪物が教えてくれた、かけがえのない愛と友情。
【賛否両論チェック】
賛:青春映画の王道を地で行くストーリーがステキ。孤独を抱えた主人公達が、少しずつ深い絆で結ばれていく姿や、恋愛映画としての魅力も満載。
否:展開はかなり予定調和感があり、目新しさはない。設定も結構強引か。
それぞれ心に何かを抱え、独りぼっちだった主人公達。そんな彼ら彼女達が、良くも悪くも型にはまらない「怪物」との交流を通して、少しずつお互いの絆を深めていく様は、まさに青春映画の王道です。
また、そんな怪物ことハル自身にも、天才肌であるが故の孤独や葛藤があるのも見逃せません。とはいうものの、菅田将暉さんが魅せるハルの無邪気な表情の数々には、きっと胸キュンしてしまう女性陣も多いはずです(笑)。
そして何といっても、恋愛映画としての要素も満載です。ハルとシズクの不器用すぎる恋模様は言うに及ばず、あさ子や千づる、ヤマケンやササヤンと、各々の切ない恋路も描かれ、思わず共感してしまうこと請け合いです。
ラストはやや尻すぼまり感も否めませんが、デートムービーとしても最適な1本ですので、是非ご覧になってみて下さい。
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