劇場公開日 2018年2月10日

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「予想外の純愛映画で泣けます!」今夜、ロマンス劇場で おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0予想外の純愛映画で泣けます!

2018年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

予告からラブコメかと思って見に行ったのですが、予想外の純愛映画でした。しかも、とても美しい純愛として描かれていて、思いがけず、よい映画に出会えました。

主演の綾瀬はるかさんがすばらしく、高慢なお姫様の顔に隠された本当の思いがしだいに透けてくるあたりは、かわいらしくもあり切なくもありで、とても魅力的でした。坂口健太郎くんも純朴で一途な青年役をみごとに演じていて、心から応援したくなりました。

また、劇中の「見つけてくれてありがとう」という言葉がとても印象的で、互いにかけがえのない相手と出会えたんだと感じました。たった一人を愛し、たった一人に愛されたいという切ない思いがひしひしと伝わってきました。ちなみに、北村一輝さん扮する俊藤龍之介の言葉も、地味に心に残りました。

ストーリー的にもよく練られていて、冒頭で紹介された冷たい態度の孫、高慢と見える姫の態度、雨や虹の演出、映画館に飾られた夫婦の写真、電話ボックスでのシーン等のさまざまな伏線が、終盤にかけて次々に回収されていくさまは実にみごとでした。おかげで、作り手の思惑どおりしっかり泣かせてもらいました。多くの人に見てほしい、切なくも心あたたまる作品でした。

おじゃる
みかずきさんのコメント
2022年3月15日

はじめまして。おじゃるさん。
みかずきです。

私のレビューへの多くの共感ありがとうございます。
おじゃるさんのレビュー一覧を拝読しましたが、
私が鑑賞した作品で共感できるレビューには共感させて頂きました。

こちらのサイトには、先月登録したばかりです。
宜しくお願いします。

本作、原作なしのオリジナル脚本作品だったことが奏功して、
映画らしい映画、映画愛溢れる作品になっていました。

有名&人気原作の映画化が今の映画の主流ですが、
そういう原作に頼らないオリジナル脚本作にもっとチャレンジして欲しいと感じさせる作品でした。

映画に本屋大賞みたいな賞があったら本作が受賞していたと思います。

では、また、共感作で交流させて下さい。

-以上-

みかずき