「良い話なのは間違いない」今夜、ロマンス劇場で Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
良い話なのは間違いない
クリックして本文を読む
綾瀬はるかがうまいの。想いと裏腹の台詞を吐き続けるんだけど、表情で「あ、言ってることと反対のこと思ってるんだな」って解るの。下手な女優さんがやると大変なことになるね。
綾瀬はるかと坂口健太郎がお互いに恋焦がれてひと目会いたいと思ってたことが解って、でも触れると綾瀬はるかは消えちゃうし、本田翼は坂口健太郎が好きだし社長令嬢だし結婚したら将来約束されるし、さあどうする。
それで触れられなくても共に生きることを選ぶんだよね。「ええ話やのう」と思ったんだけどさ、冷静に考えたら「お転婆姫は俺の嫁」って言ってるヲタクと一緒なんじゃねえのと思ったらノリきれなかったの。
綾瀬はるかと本田翼が二人で会ってるシーンでは「あいつのことを守ってやってくれ」っていうメッセージが出るのね。本当は綾瀬はるかが「私があなたを守る」って言いたいんだろうなーって。
ずーっと物語って「俺がお前を守る」って男性が女性に言う話が多かったけど、このごろちょっと変わってきたなあと思うの。
ちょっと泣いたけど大号泣までいかなかったんだけどね、自分は男性だから、男女逆の話だったら大号泣したと思うよ。
「俺が守りたいが守れない。守れる奴に任せて身を引く」って覚悟を決めたら相手が「あなたじゃなきゃ駄目なの!」って言ってくれるって話だとおもうと感情移入の度合いが高まるかな。
コメントする