検察側の罪人のレビュー・感想・評価
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演技はいいが話の内容が・・・
ある事件の担当になった最上と沖野。 その事件の容疑者として浮かんだのが松倉は最上が追っていた昔の事件の常用参考人だった。 なんとかして、最上を法で罰したい最上は、あらゆる方法で松倉を犯人にしようとする。 そのやり方に、真っ向から反論する沖野という内容だった。 木村拓哉さんと二宮和也さんの演技がすごかったですね。 怒りや憎しみや恐れが物凄く出ていました。 そして、どちらも自分の信念を貫いている姿がすごいと思いました。 しかし、検事って怖い職業なのかと思いました。 最後は、ちょっと残念でした。
なんだこれ
『映画のプロが驚いた』 『骨太な本格人間ドラマ』 『本物のサスペンス』 『激突する2つの正義、どちらに加担する?』 『二人の新境地』 本当にプロが驚いたのですか? 骨太な本格人間ドラマではないし、サスペンスにもなってないし、登場する全ての人物描写がぺらっぺら。 ぺらっぺらな上に、意味不明な必要ない描写が多く、ラブホのSM部屋、八嶋さん扮する弁護士事務所にもSM台のようなもの。しかも吉高由里子達がその台で戯れて笑う。 エキストラの女性検事やファミレスの女性店員、キムタクの奥さんと娘、八嶋さんの奥さん、告別式での女性の謎の舞、、、 監督は女性に対して偏見があるのでしょうか? 山崎努さん、八嶋さん、松重豊さんなど素晴らしい俳優さん達も、本当に勿体ない。 キムタクもニノも検事として正義を求めてるような描写も全くないので、加担するも何も、ただただ、キムタクとニノが演技してる、としか見えないので感情移入は出来ません。 キムタクもいつものキムタクだし、ニノは髪型も含めいつものニノ。 新境地?? クリント・イーストウッド映画に出て、ニノの中で何かが変わったのでしょうか。その後は演技がわざとらしく感じます。 それでも山田太郎ものがたりやブラックペアンは面白かったし、この映画は話題性もあり、予告が良かったので観てみたが、終始、なんだこれ、、、と思いながら観てました。 とにかく残念です。 クライマーズハイの監督だと後で知りました。この映画はとても素晴らしかった。 同じ監督とは思えません。。。 本当に本当に残念です。
むむむ
冷たい言い方になってしまうが、この映画のどこに価値があるのだろう? 主人公は自殺した友人から政治家?の巨悪を糾弾する資料を託されるほどの正義感の強い検事と思われる。思われると推測で書いたのは、上記以外にそれを示す描写はないから。その説明不足な状態で、「公をよくしたい」という正義感と私憤の間で揺れ動く主人公なんだ。その気持ちを追体験しろ、と言われても無理です。 結果的に「あのキムタクが、ただの悪人の役を演じる?」という話題だけの映画になってしまった。二宮さんも吉高さんも周囲は頑張っていたのに、主人公への感情移入が全く出来ない中では、何も届かなかった。 おそらく、原作の醍醐味を2時間に詰め込むことが無理だったのだろう。もちろん、キムタクが悪いわけではないし、脚本や監督が悪いわけでもない。 映画には、こういう不幸なことが時として起きてしまうという話なのだろう。 あと、私見ですが、画面、不必要に暗い。ATGか。 雫井さんの原作がつまらないわけはないと思うので、あらためて原作を読んでみよう。 9/17追記 上では勢いで書いたので、少し冷静に考えてみる。 クライムムービーだろうか? 主人公が破綻しないクライム? キムタクの中での葛藤? 果たして彼は葛藤したのだろうか。正義の判事として巨悪を裁く意志。友人を殺した相手と信じた男を厳罰にしなければ済まさない。たとえ冤罪を引き起こしてしまうリスクがあったとしても俺はやる、というもうひとつの意志。それなのに、俺には、彼の迷いが全く感じられなかった。彼の中で、この二つの正反対の強い意志に矛盾を感じたり、葛藤したようにはどうしても思えなかった。正義と冤罪を当たり前のこととして、矛盾も感じず平然と行う(異常な性格の)主人公木村さんと付き合って、(普通な性格の)二宮さんが驚く、という映画? それって、変わってる人の映画? 以上、少し冷静に考えてみようと思ったが、やっぱり俺には、どういう映画なのかわからないや。
残念
全てのエピソードが薄っぺら(雑)で、かつつながりが希薄過ぎて全然頭に入ってこなかった。もやもやとした気分のまま終わってしまった。レンタルで見れば十分な作品。 それと、キムタクは何の役をやってもキムタク、限界。ニノの好演が光ったのが唯一の救い。
原田監督に失念。
予告編に惹かれてみた。まず、大きくあげられるのが音響である。どのシーンを見ても合わない音楽が多すぎる。また、キムタクと二宮の演技力の差が大きいのが痛感できる。キムタクのキムタクっぽい並みの演技を見ているせいで二宮の演技が逆にボケている。話題作りで原作を壊すということは決してしてはならない。ただ、前後半の作風の切り替えはうまかった。松重豊、音尾琢真などのバイプレイヤーズは作品を盛り上げていた。
肝心な部分がふわっとしてる
都内で発生した刺殺事件。エリート検事の最上は新人の沖野を担当検事に指名するが、事件に時効となった事件の容疑者が関わっていると知り…。 俳優陣の演技は良く、画的な部分も凝って作られている感じたものの、物語にふわっとした部分が多く終わり方にも満足出来ませんでした。
制作側の罪人
キムタムでもない、ニノでもない、吉高でもない、その作品の罪人は… 監督はなんせあの「ガンヘッド」を撮った人だ。まだ若かった私が初めて、産まれて始めて、観て後悔をした作品なんです。だから正直なぜ、こんな巨匠扱いされているのか、分からないんです。皆さん何か好きな作品あります?「関ヶ原」?「日本でいちばん長い日」?「クライマーズハイ」?「あさま山荘」?「金融腐食列島」?どうですか?どれもこれもでしょう…ほとんど役所広司に助けてもらっている感じですよね。だから、私には未だに「ガンヘッド」の監督なんです。その彼がまたやってくれました…とにかく原作にないものが全て無駄。最上の禅・コレクション、沙穂の積極性・別の顔、丹野の正義・妻との関係、千鳥の存在、諏訪部&運び屋の活躍、白川の意味のなさ、松倉のモンスター性、沖野と沙穂のラブホテル、意味のわからないダンス集団、戦争のくだり、高齢者ドライバーの事故、そして何より忖度しまくったラスト、あれではそれぞれの正義が全く通じず、沖野の絶叫が意味をなさない…挙げればキリがない…それ程ジャニーズに忖度MAXしないといけないのであれば、別の人で撮って欲しい。やはり所詮「ガンヘッド」の監督ですわ…
映画では、ムリがあったかも
原作は、読んでないのですが、ストーリー的には、2時間じゃ足りないような気がします。テレビでドラマにしたほうがよいのかもしれない。 主人公の最上の家庭環境や過去の回想などをもっと掘り下げてもよいのかなと、映画だと決定的に足りない。 ラストも、あっさりしすぎて、どうしてそんな風になっちゃうの?という感が、とても大きかったです。
二宮さんが素晴らしい演技
映画のタイトルからどんな内容の作品か想像出来ますがそれ以上に引き込まれました。 特に二宮さんの迫真の演技。今後が楽しみ。キムタクさんより良かったです(笑) 後半はあり得ない流れになるけど最後まで飽きることは無かったです。 この作品は川崎のチネチッタで観た方がかなり良かったなと後から後悔( ´∀`
監督の手腕!
原田監督のファンです。 さすがの出来栄えで最後まで集中して観ることができました。 意外と低評価ですが、ある程度の量、映画を観てる方なら、撮影、編集、演出等がとてもかっこいい作品だと思います。 キムタクは終始カッコ良く、アンチも多いのが納得の存在感でした。 あと、松重さんがいい役どころで得してます。 多分、あと何回か観ます。 監督のクライマーズハイは三回観ましたから。 この水準を保ち続けるのは相当の労力だと思いますが、次回作も楽しみにしています。 キムタクの代表作になると思います。
予想以上の佳作
予想を上回る佳作だった。 特に主役3人の演技。ぐっと抑えたキムタクみを感じさせないキムタクの芝居もさることながら、ニノが良いね。緩急もツボを押さえたものだった。 ただ、日本の現状を訴えかけるような政治家絡みのエピソードは必要だったかな?アレが本当は言いたいことで、こういう形でしか表現出来ないのだとしたら、相当なものだけど。
程々に。
ココ最近見ていた映画の中では、安定した物語の面白さがありました。 感想としては、原作に近い映画作品。 原作は読んでないのであまり勝手なことはいえませんが、物語の進み方、演出の仕方、終わり方が原作っぽいなと。本を読んで想像しているとまではいきませんが、荒々しさというか、なんかそういう映画らしさを感じませんでした。 そこが逆によかったのかも知れません。
正義と真実のオセロ
原作未読のせいか、意味不明のところが多々ありました。 正義と真実を一つの盤上にのせることで生まれる矛盾を追うストーリーとして鑑賞。 正義と不正、善と悪、真実と嘘が盤上ならば安心して観ることができるのを、正義が白、真実が黒でスタートしたはずが徐々に正義が黒に真実が白になっていくのでモヤモヤと不安感にとらわれる。 木村拓哉さんは聖者から愚者に変容してゆく難しい役だったと思う。 追われる親友、冤罪に敏感な事務官、真実を追う後輩、裏社会などのサイドストーリーは、おそらくもっと本流に深く関わっているはずだけど、浅くしか描かれていないので意味不明になってしまっていたと思う。盛り込まなくても良かったところもありそう。尺がたりなかったのでしょうね。 愚者を演じた木村拓哉さんの次回作を観てみたいと思わせた。
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