検察側の罪人のレビュー・感想・評価
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仕事に私事を挟んじゃいけません。
木村拓哉、二宮和也と言うジャニーズ俳優共演での検事小説映画化。小説は未読。
私事が絡む過去冤罪事件と今回の事件にある人物が絡み、そいつを無理矢理犯人に仕立てたい検事とそれを阻止しようとする検事。
2人の演技は中々見所はあったが、いかんせん本筋ストーリーが中途半端で、本筋に絡まない内容もあり話が終わってしまった感が強すぎる。
特に始めの登場人物の紹介(紹介にもなっていない)の様な時間と、議員のくだりは中途半端。
BGMにも違和感。なんかのコメディか?伊丹十三の映画か?と思わせる内容に合わない、かったるいミュージック。
熱演していたのは二宮和也くんぐらいか。。。
話が膨らみそうで大して膨らまなかった。
キムタク演じた検事の私生活も共感湧かないと思うし。
期待していた割には残念映画でした。
ファンの方ならどうぞ。
よく喋る、映画。
この監督の映画は、とにかくよく喋る。
それがとてもテンポがいいから、聞いてて心地よい。
二宮の取り調べのシーンなんて、よく舌を噛まずに台詞言い切りましたっ!!
…って、感じ(笑)
それと、予告にも出てくる“ポンッ”っていうアレな。
私が好きだったのは、このシーンだけかな。
それでも☆3つなのは、この監督独特のテンポのいい編集と、時折臭さが鼻につく台詞遊びが個人的に好きだから。
あっ、あと松重さんね。
正直、内容は???な感じ。
あの議員のくだりとか必要?(親友?最初、同性愛かと?!…笑っ)
お店や住んでる家がなんだかお洒落過ぎない?(日本であって日本でないような…)
葬儀の演出、変な踊りはアレでいいの?(アレは正直よくわかんなかった)
ま、サービスデーで安く観れたから、よしとします。
検事には見えない
やっぱりキムタクはキムタク。小ネタもあって退屈というのではないけれどラストが、それはないよねという感じ。ニノは切れて叫ぶとこ、安定のニノだった。もしもっとうまい2人が演じれば納得できたのかな。松重さんはさすがでした。
吉高>ニノ>キムタク
思っているよりも、重くない映画。
ニノの演技がキムタクを喰ってしまったように感じる。
コントラストというか、キムタクはキムタクだなって感じの静に感じました…
正直、所々の笑いはいらない。
恋愛もなくていい。
前半が良い流れなのに、後半が緻密さがなく、感情的であり前半の深いのに対して浅すぎる。
金庫の指紋を綺麗に拭き取ったのに、折れた凶器がポッケに入れっぱって、そんな馬鹿な笑。店長の自供も急に変わるって。
うーん。やはり後半部分がニノとキムタクをぶつけてるだけ、アクション入れちゃいました。って感じてしまった。
もっと単純に重いストーリーで良かったのにな。
山崎紘菜が好きなので、出てきたのは嬉しかった笑笑
初登場6位くらいかなぁ
木村拓哉さん、主演需要無くなってた。
完全に二宮さんのバーターなんですね。
まるで末期癌を宣告されたようなキムタクの
顔面蒼白の演技が不自然過剰ですよ。
ストーリーに集中できませんでした。
ダッチワイフのような口音の場面で笑ってしまいました。
このようなシリアスなネタ映画ならどんどん解決に向かって鋭くなっていくべきじゃないのか?
こんなにダラダラする検事はいないと思うけど。
二宮さんに俳優として負けたくないキムタクの断末魔を感じました。
評価に左右されず、気になってるのであれば観た方がいい
すごく丁寧に創られてます。観た感想はそれぞれかと、他人の評価よりとにかく自分の目で確かめることをおすすめします。
沖野の取り調べシーン(VS松重さん・VS酒匂さん)はテンポも良く、まるで2人芝居のワンシーンを観ているようでした。
大倉さん、谷田歩さんなど舞台人が流石の演技で見応えがありました。
ラストシーンをなぜあのアクションにしたのか。原田監督に聞いてみたい。
謎あり。演技対決。
沖野は弁護士かジャーナリストの方が吉高さんともあり可能性高い。友人の収賄容疑の死で上の議員はどうなったかも謎の一方で沖野はまだ最上の受け入れがあるけれどこれからも手を汚して検事として裁くことに正義はどうすべきかの非情の叫びだと思い、もう一度初日に。
ガヴェルは裁判員制度に対して検事が訴えと裁判所でないとこで動く象徴だと。松倉が弓岡を殺す必要がなくって通る、私がずっと検事から弁護士になれる突っかかりが描かれるちょうどの作品。最後に、最上がもったもの、沖野はどうするか。ガヴェルをワザと開いて最上と沖田が話すところが大事で、検事室も録画されるのに、まず、なぜ沖田は盗聴して指示を最上から聞くことにしたのかわからず、でもあいつが電源切って自白するのは計算していたのだと思う。そこからの怒涛の沖田の急なスイッチオン。んぱ
観客の正義が試される
ニノの感情を露わにする動の演技
キムタクの滲ますような静の演技
このコントラストが面白い
ニノは、期待に違わずキレキレ
「ブラックペアン」より凄いと評されていたが
斬れ味に、ただ圧倒された
被疑者を追い詰める様はヨシタカではなくても怯む
対するキムタクは、最小限の所作に感情を込める
心情を、うっすら滲ます演技はなかなか
ある訃報を電話で受けて絶句するも
気丈に語る場面は、息苦しさが伝搬
内なる葛藤を押し殺し、なお堪えきれずに影を見せる
抑えた演技を、イマイチとするアンチ評も有りそうだが
俺は、この所作が沁みた
映画は長さを感じさせず、一気に見終えたような充実感が残る
堅さとエンタメのバランスが取れた
最後まで見応え十分の、検察ドラマの傑作だったからだろう
木村拓哉氏演じる最上をキーマンとした幾つかの案件が絡み合った状態で...
木村拓哉氏演じる最上をキーマンとした幾つかの案件が絡み合った状態であることが露見していくにつれ、事件を立証するというよりも、正義感だったり倫理観に訴える所に重点を置いている構成が物語に重厚さを作っていて面白い視点で観ることが出来る作品でした。同じ事件でも被害者と加害者の視点では違う訳だから、正当性だって立場が違えば、いくつものシナリオが捏造出来てしまう。えん罪の恐怖に触れているところも良かったです。
主役である検察官という立場の2人も、様々な事実を受けて、何を選択し、何を自身の正義としていくのかによって、表面上は、同じ立場で同じ方向へ向かっているように見えても、水面下では、全く違う方向へと向かっていることが分かる。静と動の演技を使い分けての演出は2人それぞれの特性が表れていて特にリアルで良かったです。
人間対人間の出来事であるならば色々な思惑が絡んで当然。2人の正義に対して、どちらもよく理解出来る。正しいと思ったことを積み上げた行動が沖野であり、これこそが仕事人としてのあるべき姿だと思うし、最上の過去を鑑みると、自分の正義を正当化したいと思う心情には同情や同意したい気持ちすら感じてしまう。だが、だからと言って独自の正義を正当化して現実に実行していいか?というと、答えはNO。それが権力者なら尚更NOです。
作品のテーマとして、正義とは何か?という問いかけが挙がっていますが、自身は、社会の法や倫理を考慮しながらも、最後は双方当事者の過去や心情も加味して出した結論が正義であって欲しいと思います。個人の見解や都合だけで結論を出して、それが自分の正義だと言ってしまうのは乱暴ではないか…!?と思います。観客それぞれの立場や培ってきた経験や思想によって、正義の定義って違うのでしょうから、主人公2人を観ていて、どちらに感情移入するかで、映画の印象も変わる所が、この作品の興味深いところです。
ミステリー作品には、よく自分の信じる正義を貫いていくうちに、客観視出来なくなって引き返せない闇に落ちるパターンがあったりしますが、この話も同様。悲しいカタストロフィーに考えさせられます。
力を持たない権力は何の価値もないが、権力とは人が与えるものであり、その権力がどういう力を持つのかは、その持つ人や使う環境によって研かれていくものではないだろうか。神剣になるか諸刃になるかは『その持ち主次第』ー、とは劇中の最上のセリフ。その通りだと思いました。
2人の心理的駆け引きから目が離せない!
めちゃくちゃ面白かった!!
サスペンスとか、法廷モノとか好きな人にオススメの作品
ここで描かれるのは、検察の裏側
ベテラン検事 最上(木村拓哉)と、若手検事 沖野(二宮和也)が手を組み、都内で起きた老夫婦殺害事件の捜査を担当する
捜査を進めていく中で、容疑者の中に既に時効となった事件の容疑者の名前が浮かんでくる
その殺人事件を追いながら、
「真の正義」について葛藤する2人の検事の心理描写から目が離せなかった!
その事件の容疑者について、どんな手を使っても有罪にしたい者と、
「法律を遵守する」ことが正義だと信じている者
その2人に起きることは、私たちの日常生活の中でも起きている
たとえば、目の前にいるカリスマ的な上司が理不尽なことを言い出した時
「間違ってるなぁ…」
と思いつつ、面倒なことになるのを避けるために、「見て見ぬ振り」をすることはないだろうか
この映画では、その「日本人なら誰でも経験がある上司と部下の面倒な関係」を、殺人事件を捜査する検事を主人公にして描き出す
その心理的駆け引きは終始ドキドキさせられる
しかも、その上司の「理不尽な主張」には、共感できるところもあるから厄介だ
だったら、共感もできることだし、将来、出世するためにも、ここは上司に忖度しておくべきか
それとも、自分の信じる正義を守り通すべきなのか
それが、一般社会で起きていることならまだしも、
殺人事件の現場で起きたらどうなるか、
ましてや、それが戦時中に起きたとしたら…
その日本人の「上司の言うことは絶対」とか、「忖度」という「悪しき慣習」が、事態を悪化させていく
その体質は、第二次世界大戦の頃から一切変わっていないという現実も叩きつけられる
その背景には、政治家と大企業の癒着や、右傾化する社会を描き
「真の正義」は、どこにあるのかと、考えさせられる
果たして、「言うべきことが言える社会」はやってくるのだろうか
私もニノと一緒に雄叫びを上げたい気分になった
二人のジャニーズ
二人のジャニーズ共演、藤島ジュリーK製作では興味すら出ない。ところが原田眞人監督脚本と知り俄然興味が出る。試写会に呼ばれ観ることになった。二人のジャニーズを監督がどう料理するか楽しみだ。癖のあるキャスト陣は与えられた役を全身全霊で演じスクリーンに化学変化をもたらす。二人のジャニーズはどうだろう。二人に共通する欠点は童顔であること。アイドルでは利点でも役者には不利だ。今も十年前も同じ顔をしている。SMAP解散を乗り越えキムタクは大人の顔つきになった気がする。ニノは相変わらず幼い顔のままだ。結論から言えば原田監督をもってしても二人にケミストリーは訪れなかった。ジャニーズと他キャスト陣は砂糖と塩みたいな関係である。砂糖はお菓子やケーキ等のデザートに力を発揮する調味料だ。塩は和洋中華あらゆる料理に不可欠な万能調味料である。映画のスパイスとして二人が必要だったかと問われればNOである。二人のジャニーズが別の俳優だったら本作は異次元世界へと向かったと思える。映画そのものは楽しめたので星4つです。
何度も思い返して楽しめる映画
二つの正義が対立する物語かと思っていましたが、戦後の日本を考えさせられる映画でもありました。
平和慣れした危機感のなさ、成り立っていない三権分立。
でも、だからと言ってゴリゴリな社会派ではなく、エンタメとして観客をグイグイ引きつけるところに、原田監督の映画人としてのプライドを感じました。
とにかく登場人物全員が魅力的!
一人一人丁寧に描かれているので、観た後も彼らのバックグラウンドや、シーンに無いシーンの勝手な妄想が止まりません。
なかでも、容疑者 松倉の迫力にはブッ飛びました!!
自宅の装飾と軽やかなステップも相まって、もっといろんな反応を観察したくなる人物像に大興奮!
思わず酒向芳さんにチェックインしちゃいました。
装飾と言えば、ブローカー諏訪部の懺悔室も素敵。
イイ男にはイイ女。
運び屋の存在も諏訪部の男っぷりを引き立てます。
二人の関係だけで映画一本分の妄想が(〃ω〃)
同じく容疑者の弓岡。大倉孝二さんは元からファンなので、今回も何とも言えない小者感と憎みきれない人間っぽさが素晴らしく、木村拓哉演じる最上の葛藤と身勝手さを強く印象付けていたと思います。
映画に限らず、悪役(適役)が魅力的でないと面白くない!
そう言う意味では、木村拓哉も魅力的な敵だったと思います。
“ザ☆戦う男映画”のイメージでしたが、信念のもとに戦う女達も素敵でした。
吉高由里子が演じる初々しい検察官はキーとなる役所ですが、後半にかけて更に魅力が加速!
ラストのセリフには痺れました〜。
私もあの声で、あんな風に言われてみたい!
国選弁護人夫婦も、突っ込みどころ満載の濃いキャラで、すごい前髪の奥様は補佐と言うより同志。
いや。裏の参謀にして司令官かも?
この夫婦のスピンオフで一本妄想出来ますww
出番は少ないものの、割烹の女将も自分の流儀でのし上がった感じがするし
遺族の乱入を止める為に、ものすごく毒づいてた女性も、男の職場で一歩も引かないで戦っていたと思います。
映画という限られた時間の中で伝えられる情報はほんの僅かですが、
見た後にテーマについて考えたり、私のようにサイドストーリーを妄想したり…
一粒で何度も反芻して楽しめるところが映画の魅力。
見た時間より思い返す時間の方が長い映画が、名作だと思います。
正義はいかに崩れていくか
現代社会を色濃く反映した脚本が良く、原田眞人監督お得意の対立で日本を斬る。
俳優陣もみな観たことのない一面を見せてくれ、原田眞人監督の演出が光っている。
中でも、酒向芳さんの怪演は凄まじい! こんな俳優がいたとは!
映画.com様、試写会に招待してくださり、ありがとうございました!
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