検察側の罪人のレビュー・感想・評価
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とにかく音楽が・・・
ストーリーも今一つだがとにかく音楽が酷い。
オープニングから昭和時代の物語かと思うぐらい古臭い。
バーでのしんみりした場面ではポップな楽曲だったり、
どのシーンにも音楽が合っていない。
こんなに音楽が邪魔だと思った映画は初めてだ。
キャストが熱演してるだけに残念です。
演技が良かった
ジャニーズ映画ということで、あまり期待はしていたかったものの、私はとっても好きな映画でした!
酷評が多くてびっくり…
ニノもキムタクも良かったけど、松重豊さん、凄いですね。
重くて難しい内容で見づらいかな〜と思いきや、見入ってしまいました。もう一度見たい!
豪華共演。それぞれの正義の果てに待つ、印象的なラスト。
【賛否両論チェック】
賛:キムタクとニノが魅せる、2人の検事が持つ各々の正義の交錯と葛藤が見どころ。
否:内容的には結構難しく、終わり方もやや呆気ない印象を受ける。
木村拓哉さんと二宮和也さんという、なんとも豪華なキャストが話題の本作。片や、自身の旧友が殺害された事件の最有力容疑者が捜査線上に浮かび、次第に己の正義に囚われていく最上。そして片や、そんな最上に師事しながらも、次第にその正義に違和感を抱き、やがて袂を別っていく沖野。キムタクとニノが好演する2人の持つ、それぞれの正義の邂逅とその行く末に、思わずうならされます。
ただ、サスペンスとしては少し物足りないというか、展開がかなりの予定調和感が否めません。終わり方もかなりあっさりとしていて、呆気ない印象を受けてしまいます。ただその分、ラストの余韻はたっぷりで、観る側に考えさせる内容でもあります。
難しいストーリーでもありますが、興味を惹かれた方は是非ご覧になってみて下さい。
さまざま問題点もあるが、キャスト皆さんの演技+ストーリーは秀逸!
例えば検察が舞台なのにほとんど刑事の取り調べであったり、安倍政権批判的な描写が見られるがその描写がステレオタイプのイメージ的で深みがなかったり、様々問題ある映画だとは思われましたが、それを差し引いてもキャストの皆さんの演技が素晴らしく、またストーリー自体も面白かったです。
十分大人の鑑賞に堪える映画でした。
例えば警視庁のエリート刑事の話にして、今の政権批判的な描写もするならもっと具体的リアリティのある描写をするかいっそ無くしてしまった方がもっと面白くなったのではと思われました。
政権批判の点は原田監督、案外薄いな、この描写じゃとても相手の深層をえぐれないよ、とは僭越ですが思われました。
ただ木村さん二宮さん吉高さんをはじめ、出てくる全てのキャストの方のテンションの高さリアリティの鋭さは、さすが原田監督の映画の質の高さと思われました。
映像の美しさも美術の素晴らしさも良かったです。
そろそろ日本アカデミー最優秀賞も取ってもいい頃ではと思われますが、今年も万引き家族があるので難しいでしょうか‥
その為にも次に政権批判を織り込むのであれば、安倍政権支持者もうなる深い描写を願っています。
今回は正直、安倍政権に批判的な人達が内輪の自己満足的に喜ぶステレオタイプ的な浅い描写に留まっていたと思われます。
それによってその部分だけが残念ながら党派的な狭い思い込みに堕ち込んでいたと思われます。
そのどこか稚拙さ漂う描写によって、大人の映画の箇所箇所で作品の質の高さの足を引っ張っていたと思われました。
そういう意味でステレオタイプ的な正義が最後まで成されない方が今回の映画には相応しいと思われたので、ラストに逮捕されるとかされないとか、個人的にはさしてどうでもよかったです。
色々問題点も書きましたが、総じてストーリー含めて難しさもなく面白く楽しめました。
監督スタッフキャストの皆さん、重厚な作品をありがとうございました。
結論的には素晴らしく面白い映画でした。
疑問が多すぎる
2人の価値観の違い。
・罪人への復讐。そのためなら何でもする。
・規律を重んじることこそ正義。
道を踏み外す上司に意見することを躊躇する部下、自分の正義をごり押ししてくる上司、いまだ存在する裏社会、戦後の日本の緩さ、など現代社会に物言う映画。
観おわった感想は「え、終わり?」
これは原作で勉強してから観るべきだったかもしれない。理解が追いつかない。
3部構成になっていて、最初のほうは緻密な感じで良かった。どうなる?どうなる?って先が気になった。でも、後半になるにつれて荒さが目立つ印象。
観る側に教える気が全くないのがまさに原田監督。
それから会話が多いのも原田監督の特徴。ほとんどずっと喋りっぱなし。情報量多すぎて置いてかれてしまった笑
戦争の背景とか、もっと自分が歴史を勉強してたら理解度が違ったかも。予備知識いれてもう一度観たい。
白い服のダンサー、葬儀の時の黒服のダンサーとか意図が理解不能な演出が多かった。前半で「伏線か?」と感じた情報も見終わってみると、要らなかったな〜、と。
恋愛もドキッとはしたけど話の筋には不要だった。
ニノの本気の演技凄かった!!怒り、叫び、怖いシーンが多かったけれど迫力が素晴らしかった。
とにかく自分の中で謎が残りすぎ。こんなに分からなかった映画は久々だ。ネタバレというより、もはや解説を読みたい。このモヤモヤをすっきりさせたい。
そのまんま
削ぎとるべきものを、なぜか小粒に盛ってしまった感じだろうか。
どうせなら、木村拓哉が徹底的にダークになると、もっと魅力的だったように思える。セリフ抑えめで、ギラりとした目で訴える感じだと、最初の爽やかな感じとのギャップが出て来るし、そろそろ年齢的にも迫力出てくると思うんだけどなあ。
二宮くんは、さすが安定していて、吉高由里子との掛け合いも小気味良く、俳優力の偏差値の高さが感じられた。演技もパターンは決まって来ているけど、嫌みな感じはしないし、飽きさせない何かがある。
松重豊さんも、アクセントになってよかった。
ストーリーと題材は面白く、役者も魅力的、テンポも良くて見せ場は随所に。しかしながら、ちょっと構成が弱いのか、タイトルそのまんまの重いテーマの割には、軽い映画に感じられてしまった。個々のネタは面白いのに、どれもサラッと流してしまって、全体的に盛り上がりに欠けた感は否めない。ただ、キャスティングは良かったので、★3つにした。
でも、あまり人におススメはしないかな。
チョー、待てよ。
相変わらず、木村拓哉さん、型にはまり過ぎるほどかっこいい。でもワイシャツ脱いじゃうと、スーツでビシッとしているときほどはそうでもない。 周辺の思わせぶりな話が詰め込まれすぎて、少し消化不良な感じ。2時間は少々長い、やはり映画は90分からせいぜい100分で簡潔に。まあ、”朝までハシゴ酒” では味わえない、映画じゃないとというような場所をキムタクさんを絡めて見られるのは見る側にとっては悪いことではないでしょうが。
でも、やはり一番決まっていて得をしていたのは松重豊さんでしょう。
いいねえ。
三度目の殺人 の方が私の感覚にはしっくりきました。
事前の宣伝に煽られ過ぎて、さぞ物凄いキムタクとニノの正義対決が観ら...
事前の宣伝に煽られ過ぎて、さぞ物凄いキムタクとニノの正義対決が観られるに違いないと、自分の中で期待値が高まりすぎた感あり。
最大の売りと思われた対立する正義の描き方は浅く、よくある正義が対立する構図の範囲内であって、宣伝されているほどの斬新な衝撃は感じられなかった。
他の方のレビューにもあるとおり、友人政治家の汚職や、ニノと吉高由里子のロマンス、インパール作戦のくだりを省いてでも、なぜキムタクが自身の正義にあれだけ固執する必然性があったかを濃密に描いてくれた方がまだ納得度が高まったのではないかと思う。
そこに納得が足りないまま、結局は松倉容疑者と同じ殺人犯になったキムタクに、のうのうとカッコつけられて終わっても、なんだかなぁ~、と…。
そのため、ストーリーや構成には、観てよかった感よりも、残念感ばかりしかなかった。
予告であれほどワクワクした「検事でいる意味がない!」があれほどシラケる場面になっていたとは…。
あと、音楽もところどころ「?」と違和感を感じる曲調で、そのままエンディング突入なのがさらに残念感アップ。
ただ、松倉役の酒向氏の怪演と、松重氏の演じる諏訪部のキャラ立ちぶりには目を見張るものがあって観る価値を感じられた。
その1点は評価して☆1
原作を上回る出来
原作を読んでもあまり期待できる映画と思われなかったが、映画ではさらに脚色が付け加えられ原作を上回る出来となっており流石原田眞人監督は違うと感じさせられた。特に吉高由里子がよく効いており、原作にない彼女の矛盾だらけの存在が物語を深くしていた。結局司法で裁けない悪はやっぱり仕置人に頼らざるを得ないのか、正義が何なのか分からなくなる作品ではあった。これまで見てきたキムタク映画で一番良かったような気がした、観客が見た後分からないと言っていたが、観客にはある程度映画・文学リテラシーが必要かも。
宣伝が微妙すぎ
宣伝確かにうまい!でも中身どうなんだろう?
弁護士VS検察だと思っていたら弁護士は蚊帳の外で
社会派?体制批判?三権分立への冒涜?
最後に何か無いかと思って見ても無くただ虚しさと
戦争問題が浅く〜
これは間違いなく駄作?
別にキムタクやニノである必然性が読めない!
まあ原作読んでないのでー今度読んで見てですね
法廷モノというより刑事モノ
原田眞人監督といえば、「クライマーズハイ」
の堤真一や堺雅人、尾野真千子のキレッキレの演出を、思い出すのですが、今回のキムタク、二宮くん、吉高ちゃんも今年の夏の炎暑並みのテンションの高さですw
しかしながら。。
原作は未読なんですが、ストーリーはキムタク扮する最上検事の、過去の事件に関わる容疑者との関係性だけならまだしも、さらに自分の生い立ちや親友との問題まで絡んできて、とてもとても説明の尺が足りなかったという印象。
そんなこんなで結末までなんか中途半端になってしまったのは残念です。
諏訪部役の松重豊さんはドラマHERO以来のキムタクとの共演なのかな?いやぁ今回もいいです。そういえば八嶋さんも。。まぁ検察ものだし(笑)
松倉役の酒匂さんの怪演っぷりも最高!二宮君との対決だけでもこの映画見る価値あるかも。
連続ドラマにしてもう少しじっくり見てみたい作品でも、あります。
誰が為の正義
世間的にはキムタクとニノの初共演で話題だが、自分的には原田監督が描く司法の世界として気になっていた。
賛否両論。どうしても某事務所が頭を過ってしまうが、そんな色眼鏡さえ外せば原田監督らしい骨太な社会派サスペンス・ドラマ。
観る前は正直どんなもんだろうと抵抗あったが、思ってた以上に見応えあった。
若手検事の沖野はかつての教官だったエリート検事・最上の下に配属される。
そんな矢先、老夫婦が刺殺される事件が発生。
容疑者の一人に“松倉”という男が上がり、最上は異常に固執する…。
…のだが、事件発生までちょい待ち。
最初はちと退屈だった。
最上の期待に応えようとする沖野の奮闘記。最上の“ポチ”であるブローカーの聴取をするが、落とせず。(ニノと松重豊の演技バトルは見事)
最上の友人である国会議員の収賄事件。
最上に今も尚重くのし掛かる23年前の事件。
なかなか本題に入らなかったが、最上に関するエピソードは後々重石にもなってくる。
いよいよ事件発生してからは、グンと面白味が増した。
最有力容疑者の松倉。
他にも別の事件の関与の疑いもあり、見るからに怪しい。
松倉自身は完全否定。一応、アリバイもある。
かなり曰く付きの人物らしく、最上を初め警察も松倉を犯人と決めかかる。
が、本当に松倉が犯人なのか…?
そんな時、もう一人、有力容疑者が浮上する。しかも、こっちがクロの可能性が高い。
それでも松倉犯人を主張する最上。
沖野は最上にのし掛かる23年前の事件の詳細を知る。
23年前、殺された少女は最上の思い出人であり、その時容疑者として上がったのが松倉。しかし証拠不充分で逮捕されず、時効となっていた。
最上は事件の究明より、復讐を果たそうとしている…?
“正義”を巡り、最上と沖野はやがて対立する…。
キャスト陣は皆、熱演。
実際でも劇中でも先輩後輩であるキムタクとニノの白熱演技バトルは、何だかんだ言って最大の見所。
『HERO』での正義感溢れる検察官とは真逆、自身の“正義”の為にある罪を犯してしまう最上に、久々にキムタクの役者としての実力を見た。
若く、ストレートな正義感を通す沖野。松倉に罵声を浴びせる圧巻の取り調べ、最上と正義を巡って対立する苦悩、葛藤…ニノも巧演。
個人的に二人の演技対決、キムタクの方に一票投じたい。役柄的にも旨味があった。
沖野の担当事務官に、吉高由里子。単なるお飾りではなく、ある秘密を持った役柄なのだが、沖野との唐突のロマンスは蛇足であった。
松重豊、平岳大、大倉孝二、八嶋智人、山﨑努ら演技派/実力派が揃った中、誰よりも存在感と異彩を放っていたのは、誰が何と言おうと松倉役の酒向芳。
“モンスター”と称され、不気味で挑発的で、「パッ!」と立てる口音まで憎々しい。
今回の事件、容疑者でないかもしれない。が、間違いなくこの男は罪人。
そこが、“正義”を揺さぶる落とし穴。
強烈印象に残る役柄、怪演。
全く知らない役者だったが、酒向芳という役者を知れただけでも本作を見た価値があった。
原田監督の演出は、さすがに手堅い。
昨年の『関ヶ原』よりずっとエンタメ性があった。
が、『金融腐食列島 -呪縛-』『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』などにはちと及ばず。
良く言えばエンタメ寄り、悪く言えばちょっとキザっぽい演出が気になった。
エピソードは詰め込み過ぎ。
最上の正義。
沖野の正義。
二人の対立。
現在の事件。
23年前の事件。
最上の友人の国会議員の収賄事件。
司法の世界を暴露しようとするあるメス入れ。
日本に於ける司法の在り方とは…?
一応それぞれ繋がり、重みにもなっているが、一度に消化出来ないほどお腹いっぱい。
ラストは賛否両論分かれる。こればっかりはどうしようもない。
えっ? これで終わり!?…な感じ。
白黒はっきりせず、すっきりとした終わり方でもなく、何だか中途半端。
勧善懲悪、最後は必ず正義が勝つ!…という話が好きな方は不満を感じるだろう。
でも個人的には、確かに唐突な終わり方ではあったが、嫌いじゃない。
そもそも本作は、正義の答えを示しているのではないのだ。
正義の暴走。最上が犯してしまう罪は、戦慄。
最上は非常に固く強い正義を持っているが、正義というのは、人それぞれ立場や見方によってどうとでも変わる。
最上の祖父が従軍した戦争もそうだ。戦争は、正義だったのか…?
今また、間違いを犯そうとしている。
己の正義の名の下に。
一体、誰が為の正義なのか…?
沖野の最後の叫び。
見る者に、法に司る者たちに、正義の考えや在り方を問い掛ける。
何をどう信じるか
社会悪と正義、何をどう信じるか。個人は何のために生きているのか。社会批評の切り口ではよくある問いだけど、二人の演技に引き込まれながら、よくあるテーマに集中できた。作品が描くように、三権分立が崩壊している社会では、個人主義に偏らざるを得ない。組織の都合で真実が歪められる社会は、他人のことよりも自分のことが何よりも優先される社会になりそう。この作品は現社会において、そのような傾向が見られる現状に警鐘を鳴らしているように思った。真実を追い求めて、真実こそが答えで、それこそが正義と信じたい。
キムタクさん・ニノさんファン用映画
何の捻りもない単純なストーリーで、60分ドラマでも可能な内容を本筋と関係ないエピソードを附まくって長編映画にした感じの作品でした。お二人のファンのための映画で、一般の方はそんなに面白くないと感じると思います。
ちゃんと意志がある作品
ジャニーズを2人主役にして、この脚本でつくる、という意志がとても素晴らしいと思うし、役者さんがきちんと応えて演じているので見応えがあります。セリフが詰まってるから2回くらい見たい。これでお客さんが入れば、原田監督のもっと濃いのが見られるのかな、という期待を込めて。
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