劇場公開日 2018年8月24日

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「ひとつひとつの動機が浅いので腹落ちしない」検察側の罪人 kmさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ひとつひとつの動機が浅いので腹落ちしない

2018年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

木村拓哉と二宮の演技は非常に見応えがあった。
ストーリーにおいてもダラダラしていないので、鑑賞時間が短く感じた。

一方、木村、二宮の行動において動機が浅いのでなんとも納得しづらい気持ちを持って映画館を去ることになった。

まず、木村の復讐劇。
目の前にいる家族も大切にできない(出世のための結婚と言ってはいたが離婚もできるはず)男が、数十年前の事件に対する怒りを持ち続け、キャリアを捨てるような行動を取るのか?特に被害者女性との関係性がそこまで深いとも思えないし、思えるシーン、思い入れの深いシーンも見えない。

次に二宮の退職からの告発。
納得できないことがあれば即会社を辞める?しかも心から尊敬していた先輩なのに。その事実もつかめていない段階で。

最後に二宮と吉高の関係。
確かに、いい人たちのチームに初めて入ったとの言及はあったものの、急遽あのような展開になるのであろうか?

ここまでのキャストを使うのであれば、もう少し納得できる内容にして欲しかった。内容に関しては、HEROのほうがダントツ面白い気がする。

木村と二宮の絡みに対しての期待が80%以上なら面白いかもしれない。

km